UNDERTALEと東方が全面戦争するそうです   作:ヘビーなしっぽ

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致命的故障と英雄と壊し屋と運命少女

「なあインク。僕はいつまでサンズ達の移動係やればいいの?」

「終わるまでずっと」

「え…おい。嘘だよな?」

「本気と書いてマジだよ」

「あぁ!クソ!なんでだよ!」

「頑張って。C」

本陣の中枢にポツンとたった小屋。ポータルエリアでは、クロスキャラとインクの言い合いが始まっていた。

「なぁ、アイツらかれこれ15分は言い合ってるぞ…?」

「へへ、よく悪口のボキュブラリーがあそこまで続くよな…尊敬するぜ全く」

「まぁ全く尊敬なんかできないがなw」

「ああ言えてるぜ」

そんなサンズたちの言葉が飛び交うポータルエリアだった。

平和(?)な時間が流れていたポータルエリアにイレギュラーが訪れる。

「?!おいさっさとここからでろ!!」

「え?なんで?」

「いいから出ろ!」

「なんだよ急に?」

「まぁ出てみるか…」

クロスキャラの指示でサンズ達はポータルエリアから出た。

瞬間。

ドガァァァァァン!!!!!!!!!!!!

小屋に巨大な何かが衝突した。

「グルォォォ…ガァァ…」

ウルトラインサニティだった。

「は?」

「え…」

「おいおい…マジかよ」

サンズ達は一人一人が違う反応を取った。

ウルトラ系サンズが吹っ飛んでくるなどというイレギュラー故、しょうがないとも言えなくはない。

サンズ達が呆然とするなか、一人のニンゲンが降り立った。

「よし!せいじょー!」

ぶんぶん!と腕を振りながらそのニンゲンは声を発した。

「グォォォォ……」

弱々しくうめきつつ、ウルトラインサニティが立ち上がった。

「ねえインク。中枢潰されたけど…どうする?」

「…やっばいね…C…」

冷や汗を垂らしつつもインクが声を発する。

「誰かインサニティダストフェルを呼んで!」

「分かった!」

「よし!オリジナル!頼んだよ!」

「分かってるっての!」

そう言うと、オリジナルはインサニティダストフェルサンズを呼びに、インクが大急ぎで作ったポータルへと飛び込んだ。

「ねぇ…君達二人が揃ってくるとか…聞いてないんだけど………マーダーめ…この二人が飛べることすっかり忘れてただろ…」

レミリアから貰った怪我の影響で一旦本陣まで退いていたキラーが怒りを隠すように言った。

「ヘヘ、Maぁいゝダロ。ジャくテnハ知れテンだZE?」

ライテチェアスエラーが言った。

「俺た        ち

 

だっ    て     弱く     はない 

  ぜ?」

フェイタルエラーを強気に告げた。

「こんな奴らじゃ俺らは潰せねぇ。そうだろ?」

ラストブレスがへへへ…とせせら笑いながら言う。

「そうだね。オリジナルが帰るまでの辛抱だよ。帰ってきたらインサニティダストフェルに任せられる」

そう言いながらインクは背中に担いでいた巨大な絵筆を手に取った。

「ソuだナ」

「ああ、      そう。そう     そうそう?      そう〜  〜〜だな」

ニヤリと不敵に笑いつつ、ライテチェアスエラーとフェイタルエラーは糸を手に結びつけた。

「はーぁ…やりますよ…やりゃあいいんだろ…クソが…」

キラーもナイフを取りつつ二人を睨んだ。

 

 

 

 

 

「おい……どこだよ……」

オリジナルはショートカットで戦場を目まぐるしく移動しながら言った。

彼なら二人まとめて相手できる。

「…居ねぇ…」

いなかった。この幻想郷中は全て見たが、インサニティダストフェルはいなかった。

「アイツどこ行ってんだよ…」

オリジナルのインサニティダストフェルの捜索は続く。

 

 

 

 

 

 

 

「おもちゃがいっぱい!お姉様お姉様!何個か持って帰っていい?!」

「ええ、いいわよ」

「やったぁ!」

そんな会話をしている二人。

そう。何を隠そう本陣まで攻めてきたのは復活してきたスカーレット姉妹だ。

ナイトメア(白)に回復させてもらったフランは数分で目を覚まし、更に数分で体力まで全快させることに成功した。

そこで青い骨の檻の上部が空いていることに気づいた二人が本陣まで来ているのだった。

「〜〜〜ッ!マーダーめ……こいつらが飛べる事忘れてただろ…!ちゃんとしやがれ、んの幻覚野郎が…!」

キラーが数え切れぬ量のナイフを操りつつ、マーダーに対して悪態を吐いた。

「ちょっと ッキラー!今はそんな  ッ!ことッ!言って らんないでしょッ!」

攻撃を避けながら、インクはブォンっと大筆を振り、インクを撒き散らして攻撃を相殺しながら大声を上げる。

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

と同時にインクがブラスターを連射する。

「ああ、もうだっるい!」

それを見たキラーは阿吽の呼吸で回避地点にナイフを連発する。

「わっ?!よっ!ほっ!」

フランがナイフとブラスターの連続した攻撃に驚きつつ回避をする。

「ちゃんと攻撃避けなさい」

「分かってるよお姉様ー」

「まったく…」

「いーよいーよ!!もっときてよ!」

「私の声が届いてない…」

レミリアがガクッと肩を落とす。

「はぁ………ま〜たアンタらか…めんどくせぇんだよ…」

キラーが半眼で告げる。

「オリジナル遅いな?!」

「ほんっとだよ!どこまで行ってんだアイツ!」

「インサニティダストフェルくらいすぐ見つけてよオリジナルーーッッッ!!!!!」

インクが思わず。といった感じで叫ぶ。

直後。

インクの背後から無数の光り輝く矢の雨が飛来した。

「はぇ?!」

「きゃっ!」

フランとレミリアが接近してきた矢をみて回避行動に移った。

「インク!キラー!……えっと…その他大勢!大丈夫?!」

「ドリーム!」

「は?!ポジティブ?!」

「そうだよ!援護するから前線維持頼んだよ!」

「おい!前線来いよ!」

「僕の武器弓なんだよ?!無理だって!!」

「剣とかも使えんだろ!来い!ナイフ貸してやるから!」

「やだぁ!」

「おい!」

「…がんば!」

「おい!!」

「きゃはははは!見て見てお姉様!!面白いよ!」

「そうね……喧嘩っ早いわねぇ…」

レミリアは遠い目をした。幻想郷のどこかの誰かさんに思いを馳せているのだろうか?

「heh heh俺もいるぜ?BRAH?」

「はッ…おっ…お前は」

少し余裕のあるキラーが、キラキラした目をしながら、はっ!と声を上げ悪ノリする。

「エピックだぜぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

エピックの雄叫びが響く。とても五月蝿そうにキラーが眉を顰めながら耳を塞ぐ。

「エピックうっさい!前見て!」

インクの言葉にエピックは、うぇっへっへ、と気持ち悪く笑いながら言葉をかえす。

「はいはい。わぁったよ」

ふざけながらも数えきれぬブラスターをスカーレット姉妹を放ち、翻弄する。流石は英雄である。

一発撃ったら避けられる事を想定して避けた先へ、更に避けた先へ。

それを繰り返し、足止めをしていた。

「はぁ…流石…だね。エピック」

インクが汗をクイッと拭いながら言う。

「そうだろ?もっと褒めてくれたっていいんだぜ?BRAH」

「さて…これでっ、オリジナルが帰ってくるまでの時間稼ぎはできるかn…」

「いや、見てみろBRAH」

と、エピックがインクの言葉を遮った。

「え?何?」

インクは、?とエピックを見るが、キラーは汗を浮かばせながら、いっ…!とゴキブリを見る様な目でスカーレット姉妹を見る。

「…っ…!おいおいエピック…まさか…?」

「ああ、アイツら慣れてきてやがる」

「わぁ…やばいね……」

エピックが忌々しげに言い、インクが再び汗を滲ませる。

スカーレット姉妹は先のマーダータイムトリオ戦のお陰でブラスターの軌道を完全にとは行かないものの読み取っていた。

光線を撃たれる前にブラスターを武器で切り落とし、攻撃を防御していた。

「へへ、攻撃こそ最大の防御…ってか?」

戯けた調子で言うエピックにキラーが思わずというように言葉を返す。

「んなこと言ってる場合か?!」

「大丈夫だぜ、まだ作戦は残ってる」

エピックの言葉に、インクは手を額に当て、ん〜?と唸りながら目を凝らし、キラーが訝しげに声を出す。

「は?」

「見てみろ」

エピックの声でキラーがスカーレット姉妹の方を向くと驚くべきことが起きていた。インクが、おお!と歓喜の声を上げる。

「えっ?!何これ!」

フランも避けながら思わずと言った様子で声を上げる。驚愕しているようだ。

それもそのはず。ブラスターのうち、四分の一は黄色く発光し、さらにもう四分の一は青く発光しているからだ。

「なっ!アレは…!」

黄色く光るブラスター達はタイミングを見計らったかのように絶妙なタイミングでスカーレット姉妹に突進を繰り出し、黄色いブラスターが攻撃されそうになると青いブラスターが身体中から円形に骨を放出し黄色いブラスターを守る。

「このブラスター……ヴィトゥレイヤーの…」

キラーが呆然とした様子で言うのを、hehとせせら笑いながらエピックが言う。

「ああ、教えてもらったんだ」

その飄々とした言葉と声に、教えてもらっただけでそう簡単にできる芸当じゃないだろ…とインクをキラーがジト目でエピックを見た。

「それと…こんなのもどうだ?」

そう言いながらエピックは笑って青骨を追加した。

「っ!これって!」

青骨をみて、フランが忌々しげに声を上げる。

青骨は、フランにとっては深過ぎる因縁のある骨だ。なんせつい先程までそれのなかに串刺しの状態で閉じ込められていたのだから。それ故、既に効果は把握している。

だが突進してくるブラスターに、それを援護するブラスター。そして通常のブラスターと骨がタイミングを合わせて攻撃を仕掛けてくるため、スカーレット姉妹は完全に避けに意識を削がれることになった。

「へへへ、もっと踊ってくれよ。なぁ?」

エピックは鬼畜としか思えない勢いでブラスターや骨に攻撃の指示を出す。

そして更にダメ押し!

エピックはオレンジ骨を追加した。

それと同時にもう一つ。オレンジ骨と青骨を同時に出すことで止まっていても動いていてもダメージを喰らう。そんな骨を作り出す。

通常の骨を使えばいいと思うだろうが、これは一応相手を錯乱するためなので無駄に体力を消耗しているわけではない。

「ちなみにコレはラストブレスの提案な」

エピックの声に、後方に下がっていたラストブレスが返答する。

「でもここで早速使うとは思ってなかったがな」

heh、と笑うラストブレスを横目でチラッと見たキラーとインクは呆然とした目でエピックを見ながら言う。

「エピック……流石だ…英雄に恥じない腕前…。ったく、尊敬するぜ」

「これは…もはや呆れちゃうね…」

そんな二人にエピックは一瞬目配せすると、頬を吊り上げ、ロングコートのポケットに入れられていた左手を出して左目を開けた。

「まだまだあるぜ?コレなんかどうだ?」

エピックは動き回っている二人に狙いを定め、水色の骨を二人に当てた。

「うっ……?」

「痛っ…くない?」

エピックの攻撃に疑問を抱いたような顔をするが迫り来る攻撃を見て、二人は慌てて立ち上がる。

が。

ツルッ!という擬音が聞こえた気がした。

「いってて…」

どてっ!と音を立ててフランが地面に転んだ。

「フラン!」

レミリアが声を掛けながら立ち上がる。

が。

ツルンッ!とまたもやh擬音が聞こえた気がする。

「いった…」

レミリアも同じように転んだ。

「へへ、氷ソウル……効果はもちろん…スリップだ」

「「ッッッ!」」

スカーレット姉妹の動揺が伝わってくる。

それもそうだろう。ヴィトゥレイヤーから着想を得たブラスター達と、絶え間なく流れてくる色とりどりの骨達。それに加えスリップ効果の付与…。スカーレット姉妹はエピックをギラついた目で睨んだ。

「えぐ…」

「だね…」

キラーとインクのもはや呆けた声が響く。もはや二人に同情すらしているかもしれない。

なんとか立ち上がったスカーレット姉妹は、時折足を滑らせそうになりながらも攻撃を避け始める。

だがスリップ効果により、だんだんと被弾回数が増えている。

「ほら、もう三つ追加だ!」

そう言うと、エピックは赤骨と青とオレンジのブラスターを戦線に投入した。

どんな物なのか話すと、赤骨は当たった瞬間瀕死になる骨。青色とオレンジ色のブラスターは、それぞれ青とオレンジの効果を持ったブラスターだ。

「えげつないな…」

「アイツ英雄なんかじゃなく鬼なんじゃ…」

周りのサンズ達が思わずといった様子でざわつく。まあ当然と言えば当然だろう。

そんな時だった。

バシュッ!バシュッ!

とエピックの背後から赫い糸が二本飛び、二人を拘束する。

「っ?!」

「う…ごけ…?!」

赫い糸は、狙い違わず二人を捉えると、一瞬で巻きつき、ギチギチと音を立てながら二人を縛り付ける。

「あー…コレはきたね…」

インクがカリカリと人差し指で頭を掻きながら言う。

「いつま

 

       で、   ふざ    け

 る                つもりだ      ?エピック」

エピックの背後から現れたのは、先程まで殺す殺すと意気込んでいたフェイタルエラーサンズだ。獲物を横取りされたことに苛立ちを抱いている様で、エピックにまで敵対オーラを出していた。

「ん?ああ、フェイタルエラーか。すまんな。あとはお前がやっていいぞ」

当のエピックは、フェイタルエラーの殺意を飄々と受け流している。

それを見て、フェイタルエラーはうざったるそうに、チッと舌打ちをした。

「も

           と  よりその                  つもりだ」

フェイタルエラーは、不機嫌そうな顔で眉を吊り上げながら両手を後ろに引き絞った。

すると、当然の如くスカーレット姉妹の皮膚を糸が食い進み、服に傷が入り、血が流れ始める

「くっ…」

「いったぁ…」

二人が何を言おうとフェイタルエラーは引き絞るのを止めずに糸を少しずつ指に収納していく。

糸が収納された分だけ引き絞られ、糸がギリギリと啼き、今にも弾けそうなほど引き絞られる。

「ぁ“ッ…!」

「ぐぇ…」

糸は皮膚を突き破り、肉へと到達し、二人の体を段々と切り進んでいく。

二人は抵抗しない。いや、出来ないが正しい。

全身を締め上げられ、糸が段々と肉を切り進んでいるのだ。動けば更に悪化する可能性の方が高い。

「……こんな

    雑魚だらけ        なのか?この

           世界は」

それを見ていたフェイタルエラーががっかりしたかのように告げる。

「映像で   見ただけ だが、     変わ   り映え   しない攻撃に       戦略…

     各々が              連携すら     

取れて     いないし、数    人強者が倒さ      れただけでほとんど

        総崩れ… しかも土地        に観点を置い         ても             

        戦い

      辛いこと              この上ない。         ここで生      活している

      奴等が   かわいそう だ。本当    にガッカリだ。     期待し  

  ていたオレが     馬鹿だった」

フランとレミリアはその言葉にピクっと体を震わせる。

それもそうだろう。自らの住む世界を馬鹿にされた挙句。雑魚扱いまで受けているのだ。激昂していないのを褒めてもいいくらいだろう。

「……仕上    げと

  行こう」

淡々と告げたフェイタルエラーは糸を更に締め付ける。

「く…ぁッ…!」

「ぃ…ぁ“…」

「…窮     鼠猫を      

        噛む… そ     れすら     しない    か……本当

     に残念だ」

その言葉に反応し、フランが唇を噛んだ。

「ッ…!」

フランは怒りの籠った目で力強くフェイタルエラーを睨む。

「  …それ

      ほどの力      を持って

                          して何故

  抵抗しない?

         オレの糸              なんて

    お前の能   力   ならば    簡   単に    壊せ    る というのに」

フェイタルエラーの言葉にフランがピクッと体を揺らし、何かを話そうと口を動かす。

「…ぉ……ね……」

だが、フェイタルエラーの糸が喉もギチギチに締め上げている為、思った通りの声が出せなかった。

それを見たフェイタルエラーは、…妥協だ。と言わんばかりに糸を一本解いた。

「………口だけ

  動かせ    るよう        にした。言っ

てみろ」

フェイタルエラーの言葉にフランが喉を震わせる。

「…っ……お姉様も怪我するからに…決まってるでしょ」

フランの言葉に、フェイタルエラーが怪訝そうに眉を顰める。

   更に 

        わ  か   らん    。弱い者は        蹴落とし   前へ進む。此  処に 

      居るのは

  そういう   選択をしてきた奴等         だ。      世界を丸ごと

     破壊され      た者。 唆    さ れ     自ら虐殺         を選択してしまっ   た者。   虐待  に耐え         きれず林    檎を手に取っ   

                       た者……。お前等如       き  軟弱

      なケツイ の持ち主      では太刀打ちな    ど出来るわけ     がない」

フェイタルエラーの言葉に、エピックと一緒に下がっていたキラーとインクが肩をすくめた。ついでにドリームが暗い表情を見せる。

「だから…なんだって言うの?ケツイだか選択だか知らないけど…此処に居るみんなだって…!明日を手にするために戦ってる!」

フランは、政治家が熱弁を振るう様な熱量で言葉を返す。

「         そ   れ

 

    はオレ      達とて

  同じだ」

フェイタルエラーも言葉を返す。

だがフランはその熱量変わらずに言う。

「妖怪ですらないアンタ達には…分からないでしょうね…友達が倒れていく…悲しみが!」

フランの言葉に、フェイタルエラーは不機嫌そうに顔を歪ませると返事をする。

「いい   や、分かる。    というより     もお前達の    

    方が命の    尊さを理解して        いない。こちら側       は気絶さ     せている     だけだ。な

       のにそちら側は    致死量の       攻撃

        を浴びせ、こ    ちら  では仲間     一人の命     が瑛琳とやら   のせいで摘み取ら

        れている」

「なっ…」

フェイタルエラーから告げられた事実にフランが驚愕の声を漏らす。

「  貴 様等に

      言ってや   ろう。こちら

      のしている事

    を理解もせ     ずに殺しを行っ

ている     貴様等        は…外道   以外の何     者でもな   い」

「…っ!」

フランは歯を食いしばる。

その通りだった。

向こうは唯々気絶させているだけ。なのにこっちは躍起になって敵を一人殺したと言うのだ。歯ぐらい食いしばらなければやっていけない。

   反   論すら

          でき      ないか?   はっはっは!そ   れも

そうだろ     う      な」

フェイタルエラーはブラスターを4体召喚し、それぞれに二発ずつ発射した。

「っ“ぅ…」

「ぅぐ…」

苦悶の声を漏らすフランとレミリアを弊害するフェイタルエラーは、付きやってやった俺が馬鹿だったと。言わんばかりに声を出す。

「…くだ

            らない」

と、その直後だった。

スカーレット姉妹をギリギリに締め上げていた糸が、パラパラと破片を飛び散らせながら一瞬にして砕け散った。

「… 貴様 

  …!」

フェイタルエラーは面白そうに顔を三日月の様に歪める。

「そんなに言うなら…やってやるわよ…!」

フランはギラついた目でフェイタルエラーを睨む。

「 そう       だ   。

こ        い」

フェイタルエラーは、今出している糸を地面に縫い付け、現状維持をすると、三日月型に裂けた口から赫く光る糸を大量に引っ張り出し、拘束している糸を更に増やした。

だが、それはただ火に油を注いだだけ。フランはさらに力を強め、拘束を上回ろうと抵抗を始める。

「    

まだ        ま       だ。       

                イケる        筈だろ?」

フェイタルエラーが、カラカラケタケタと嗤いながら五指から糸を出し拘束を強め続ける。

「っ!あ“あ”あ“あ”あ“あ”!!!!」

対するフランも糸を更に力強く壊し、フェイタルエラーはそうはさせまいと糸を増やすが……………

もはや時間の問題だ。

「        ここ    でこ       

                         んなの     は

 どう   だ?」

ブラスターがフランとレミリアの頭の真横に設置される。

ギュイイイイイイイイイイン!という独特のチャージ音がフランの耳をつんざく。

フランの脳内ではガンガン!と警鐘がうるさいくらいに鳴っている。

その攻防が数秒繰り返され………。

ドォォォォォォン!!!!

というこれまた独特の発射音が響き、全てが終わった。

「こ       れで

 終わ                  りだな」

ブラスターのビームで砕け散った地面から溢れ出る粉塵が辺りを満たす。

インクや出番のなかったドリーム達は安堵したかのように地面に座りこんだ。

だが、フェイタルエラーやエピック、キラー達のLOVE高い組は警戒を緩めない。

土煙が風に流され、ゆるりとした温い空気が辺りに充満する。

「  こ     の

               気配…

お前   等       逃げた       方が

           良さそう                 だ」

フェイタルエラーがまた眉を顰めながら言い。

「hehe…こいつぁ参った…どうする?BRAH」

エピックも流石に汗を垂らしながら言い。

「知らないよ。ナイフで肉片にでも変えちゃえば?どうせすぐに治ると思うけど」

キラーも打つ手無しと表情を消す。

「じゃあ本当に作無しか?」

エピックが嘘だろう?と言いたげにフェイタルエラーを茶化す。

「い      や、

                         一つで

 いいなら         ある」

「何それ?」

フェイタルエラーの言葉に反応し、キラーが眉を潜める。

「イン      ク」

「?はいはーい。呼んだ?」

フェイタルエラーに呼ばれたインクが返事をする。

「こ     の

   本陣を         別の

                    箇所まで

移せ      るか?」

というフェイタルエラーのぶっ飛んだ提案を聞いたインクは、一瞬目を見開くと、言った。

「あー…そういうことね…出来るよ」

それを聞いたフェイタルエラーは即座に指示を飛ばす。

「なら        い

                  ますぐ

  実行     しろ」

フェイタルエラーの言葉を聞き、インクが大声を出す。

「はいはーい。みんなには明確な位置を無線で連絡するからショートカットでお願い」

インクは地面にインクをばしゃっ!とやり、その場から消えた。

と同時に本陣まで消えたのだが、フェイタルエラーは特になんでもないかのように続ける。

「エピック                         お前

 

                                残れ」

「は?なんでだよ?って…ああ、殿だな?分かったぜBRAH。全く…骨遣い荒いぜ……」

「ま

          かせた」

直後、フェイタルエラー達が居る地面に亀裂が入り、円形に崩落した。

それを見たフェイタルエラーは、急げ!と言わんばかりに声を張り上げる

「他サンズは

散会!             無線で連絡

    が    きしだいその場所      に

      移   動 しろ!」

フェイタルエラーの声を聞いたサンズたちはそのままショートカットで散っていく。

「エピッ ク」

フェイタルエラーが呼びかける。

「heh、なんだいBRAH?」

「御託は     いらん

                     暴れ  

  ろ」

それを聞いたエピックは、驚いた様に目をh見開いてから、heh、と小さく笑いを零す。

「全く…痺れる命令だぜBRAH」

エピックは言うと、閉じられた左目を開いた。

二骨が肩を並べ、前を向く。

するとその瞬間、地面が爆ぜ、衣服が満身創痍のスカーレット姉妹の姿が見えた。

「けほっ…煙い…」

「助かったわよフラン」

けほっけほっと咳をしながらフランとレミリアが立ちはだかった。

フランは燃え盛るレーヴァテインを。かたやレミリアは紅く光る槍を持っていた。

「……まああれくらいじゃ治っちまうよな」

エピックが頬をピクつかせながら言う。

「奴等   の

          回     復速度 は

尋常じゃ   ないな」

「heh…回復速度を上回る威力と速度でもって攻撃するしかないな」

エピックが声を上げた。

「殺り  まく

 

  る    しか・。   ない ナ」

「うへぁ…」

エピックが変な呻き声を上げる。

「まあ、脳みそか心臓の破壊か回復できない量の傷でもつけたら死ぬだろうな」

「面倒

だ   な   ……じゃア」

フェイタルエラーが糸で再度拘束する。

「滅多打ち… って

のは   どうだ?」

……いまエピックはかつて無い程に引いているだろう。

うわぁ…まじか……と。

だが、そうはうまくいってはくれない。

「ふっ!」

フランがレーヴァテイン「なっ…」を一振りすると糸が端々から焼き切れ、地面に落下を始める。

「まぁ      そううま  く

は     いって     くれない    よ     

 な」

フェイタルエラーはピクリと眉をひそめつつも告げた。

「面倒だな…BRAH」

エピックがジト目でレミリアとフランを見た。

「で、どうするんだ?フェイタルエラー。拘束できないんだろ?」

「あ   あ、    

そ    うだな。         だか  ら

         物量  で     攻め         る」

フェイタルエラーがそう宣言した瞬間、四方八方から赫く光る糸が現れ、結びつく。

「   細いの      が    ダメなら       

デカくする      まで   だ」

フェイタルエラーは糸の一本一本を編んで大縄を何本も創り出した。

「エラー系ってできる事多いよな。BRAH」

エピックはやれやれ…と手を振りながら言った。

「長くなりそうだな…」

そうして2人とスカーレット姉妹との戦闘は幕を開けた。

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