UNDERTALEと東方が全面戦争するそうです 作:ヘビーなしっぽ
黒林檎と人形使い
「俺から行かせてもらおう。一匹くらいもらって行ってもいいよな。ネガティブ漬けにしたい」
「…いいよ。あんまし認めたくはないけどキミの機嫌のためだ。でも殺しは駄目だよ?」
「(ニヤァ)わかってる。喜べ愚民ども、闇の帝王直々に手を下してやる。さあ、断末魔の叫びを上げろ!闇の帝王の凱旋だ!」
直後。チャンスと見たのか、魔理沙、霊夢、レミリア、フランが四方向から各々の武器を持ち、同時の攻撃を仕掛ける。
が。
「…見え透いた手を…」
フンッと鼻で嗤い、嘲笑しつつ、触手を四方向に伸ばし、四人の手足を絡め取り、拘束する。
「みんな!下がって!」
見れば、人形使いのアリス・マーガトロイドが人形を操り、四人を捕まえている触手を切り裂かん!と勇ましく飛び出るが…
「ああ?なんだこれは。大道芸か?」
ナイトメアは別の触手で四人の首に手刀を放ち、気絶させると触手を振り、空中高くに放ると、触手でパシパシと人形を跳ね飛ばし、自らを守り、更には別の何十という触手で背後のニンゲンを狙う。
「くっ」
アリスが人形をさらに追加した。
すると、ナイトメアはいきなりニヤリと不敵に笑うと、ちょうど落ちてきた四人のうちの二人を触手でキャッチし、触手を振り、人形を一気に薙ぎ払った。その二人はフランと霊夢だった。
衝撃でハッと目を覚ませたものの、即座に再び眠りにつかせる。
「なっ…卑怯よ!」
「使えるもんは使う。何か悪いことでもあるのか?」
地面に激突しかけたレミリアと魔理沙を絡め取り、四人を東方側に思い切り放り投げ、言い放つ。
「かかってこいよ。闇の帝王とその部下達は…想像を絶する強さだぜ?」
両腕を横に大きく広げ、ニタァ…と気味悪く笑うと、カラカラカラカラと笑い出した。
後闇AU団員が嗤いながらナイトメアの後ろに立った。
「はァッ!」
直後。萃香が拳を構えながらナイトメア目掛けて突進し、ナイトメアに向かって拳を叩きつける。
ガキィィィン!!!
およそ拳がぶつかったと思わないような音があたりに響いた。
砂埃が辺りを舞い。煙の中からケホッケホッと、咳き込む声が聞こえた。
煙が晴れた時に見えたのは……萃香の拳を斧の持ち手と刃の中間地点で受け止める骸骨の姿だった。
「hehこいよ糞尼。相手してやる」
ホラーが不敵に嗤いながら萃香を煽る。
「やってやるよ」
萃香もニヤリと口角を上げ、言った。
腰から下げたひょうたんが鎖とぶつかり合い、カランと音を立てた。
腕や腰の巻き付いた鎖をジャラジャラ言わせながら態勢を整え直した。
ホラーも斧の刃を地面と擦れ合わせながら、跡を立てつつスッと立ち上がった。
それから、戦場の一角では砂嵐が舞い、拳と斧が撃ち合う音が響き出す。
ホラーを除く闇AUメンバーはそれぞれ、思い思いの場所にショートカットしていった。