UNDERTALEと東方が全面戦争するそうです   作:ヘビーなしっぽ

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正義の虐殺者と黄金の破壊者 Part1

「んー…ホラー楽しそうだなあ。俺のとこにもいい奴来てくんないかね?」

気絶した妖怪やニンゲンが山のように高く積み上げられている。

それを背景に、嗤いながら言う骨がいた。

「お前がそれを言うか……」

同じく気絶したニンゲン等が積み上げられた山からひょいっと飛び降りながらジト目で言う骨もいた。

「お前にだけは言われたくねぇよ。幻覚野郎」

「あ?なんだと石油」

「幻覚野郎って言ったんだよwまさか目と頭に止まらず耳までイカれたわけじゃないよね?」

「パピルスは幻覚じゃねぇ!!」

「……ん?幻覚。向こうになんかいない?」

マーダーを罵っていたキラーはふと自らの右側を指差した。

「そんなに死にたいのかお前……っておいおいマジかよ。アイツってさっきボスが吹っ飛ばしてた女じゃねぇか。金髪の……あー…そうだフランだったか?」

マーダーはキラーに言い返しつつ、右を見た。

なぜマーダーがそんなことを知っているのか。

答えとしては、偵察隊としてアズゴア達(フェル)と一緒にいたフリスク(フェル)の“ぶんせき”で戦争準備中の東方陣営を“ぶんせき”し、得た情報を共有しているのだ。

「いったた……あーもう!なんなの!あのタコ!」

「wwwタコだってww」

「お前、ボスの事煽んの好きだよな。何かあっても俺は知らないからな?」

「んんー?ちょっと何言ってんのか分かんないなぁ…俺がボスにやられるわけ無いじゃん」

「負けたことあるやつが何言ってんだよ」

二人は罵り合いながら、ケタケタと笑いつつ、フランの方に向き直った。

すると、フランも二人に気づいたかのように、体をビクッと震わせた。

直後。

ドッゴオォォォォォォン!!!!

爆発物でも突っ込んできたかのような爆音が響き、濃い砂埃が周囲に蔓る。

「ケッホ、けむっ」

「おい、石油」

咳き込むキラーの後ろから気配を察知したマーダーが注意喚起をする。

「ああ?言われなくても分かってるよ…っと!」

すると、キラーの背後からぬっと腕が伸びてきてキラーの背中のパンチが決められそうになる。

だがキラーはトトっと前方にステップを踏み、拳を躱すと、ステップの勢いで後ろを向き、トンっと地面を蹴った。

キラーの体が約50cm程浮いた。そのまま片足を上げ、L字開脚をすると、自らの足に重力操作を行い、パワーが増大した踵落としをした。

ドゴッン!

キラーの放った踵落としは爆音地味た音を立て、腕に突き刺さった。

フランは自らの腕が切り落とされたのを見ると背後に向かって飛翔し、離脱した。

遠くでフランが蹴られた腕を見ていた。腕は根本から無くなっていた。

近くには、捻れ、折れ、グチャグチャになった腕が転がっている。

どうやら、フランが後方に飛んでいる時にキラーがナイフで追撃をしていたようだ。

「わ、まじ?腕飛んじゃうんだ…こりゃ苦戦しそうだなぁ…」

フランが腕とキラーを交互に見て苦笑いをした。

「ひゃー、アイツ案外硬いし強いよ幻覚。だって俺頭狙ったもん。軌道そらされちゃった」

キラーは自分の足を見た。

実は蹴りが頭に炸裂する前にフランはキラーの足をギリギリで掴み、軌道を頭から腕に逸らしていたのだ。

「そりゃそうだろ。アイツの能力ほぼバグみてぇなもんじゃねぇか。俺は壊されたくないからアイツには会いたくなかったんだがな…」

マーダーが腕を下にだらんと下ろした。

「えー?もしかしてビビってんのー?えー?ださーい」

キラーがぷぷぷ〜wと口元に手を当てマーダーを煽る。

「俺がビビってるわけ無いだろ。さっさとやるぞ。石油」

「はあ〜?こっちのセリフなんですけどー?」

「あのレベルの敵二体とか…私でも勝てるか怪しいんだけど〜?」

フランが腕をグッグッと広げ、体を確認した。

その時、マーダーがピクリと体を揺らした。

「…おい石油。パピルスがもう一体引き当てた。あの林の奥だ。行ってこい」

「え〜?譲ってくれんの?」

「逝ってこい。そして二度と帰ってくんな」

「きゃー、マーダーくん怖ーい(棒)」

「ふざけてる暇があんなら、行け。このあんぽんたん」

「…最後の物言いは気に入らないけど…まあ分かったよ。行ってくるねー!チュ!」

「ざけんなゴミ。さっさと死んでこい」

マーダーが走り去るキラーの背中に中指を立てる。

「あれ?もう一人は?」

フランが腕を再生させながら近づいてくる。

「ああ、お前さんのオネエサマを探しに行ったよ。ここらにいるんだろ?」

「あー、お姉様の方に行ったんだ。よかった〜分散して。でさ、君の力で私が壊せる?」

「?余裕に決まってんだろ。ゴリラ(馬鹿力女)。パワーだけのお前じゃ俺には敵わないぞ」

「ふーん。そ、負けちゃっても知らないからね」

「上等だカス。それに引き際くらい考えてるわ」

マーダーはブラスターを一体軽く撫でながら言った。

「…カモンDamn Brat。マッドタイムだ」

マーダーは左目を眩く光らせながら告げた。

それを聞いた瞬間、フランが右手を後ろに引き絞りながら走ってくる。

「ふっ!」

「おらよ」

フランがマーダーを殴る寸前でマーダーは重力操作をして、フランを地面に叩きつける。

そして、フランに近寄りこれでもかと頭を踏みつけた。

フランを見るマーダーの目が郵便に語っていた。

“ほらな?これでもまだ殺るか?”と。

「どうだ?糞餓鬼」

「面白い!」

「そう来なくっちゃな  ッ!?」

直後、フランの手に炎が集束し、一本の巨大な剣を形作った。

フランの持つ炎の大剣。レーヴァテインだ。

「heh。最高だ」

何もない虚空にズボッと腕を突っ込み、中からアズゴアのトライデントを取り出す。

「…これでどうだ?」

「ふふ、これで互角かな?」

楽しそうにフランは笑った。

「いくぜ  ッ!」

「ハハッ!」

マーダーがブラスターをフランの周囲四方向に召喚し、自らは爆走し、フランの元へと走る。

フランが射程圏内に入ると、そのまま跳躍し、フランの頭に打撃を喰らわせる。

ガキンッ!

フランはレーヴァテインを上部にかざし、トライデントを防御する。

辺りに激突音が響き、衝突した部位がジリジリと火花を散らし、衝撃で地面にはフランを中心としてクレーターが出来る。

フランが攻撃を止めたのを確認したマーダーは次の瞬間、設置していたブラスターを放った。

するとフランは羽をはためかせ、マーダーを伴いながら空中に飛び上がりブラスターを回避した。

フランは空中でレーヴァテインを横に振い、マーダーの持つトライデントを弾くと、剣を逆手に取り直し、一回転しながら上に向けて振り上げる。

空中であるが、いつものように MISSを誘い、ブラスターでレーヴァテインを弾き飛ばす。

レーヴァテインとトライデントがクルクルと舞いながら自由落下を始めた。

マーダーは即座にショートカットを使用し、トライデントの元へ行くと、トライデントを握り直し、再びフランの目の前にショートカットした。

マーダーはトライデントを横凪に振い、フランを吹き飛ばそうとする。

だが、フランは旋回して躱すと、宙を舞っているレーヴァテインを再び右手で掴み取った。

それを確認したマーダーは、重力操作で地面にフランの体を無理矢理叩きつけると、もう一度重力をかけ、体を地面にめり込ませる。

「よ っと!」

が、フランは一瞬のうちに抜け出し、丁度今着地したばかりのマーダーを空いている左手で殴りつける。

「ぐっ   クソッタレ!」

マーダーの体は、紙のように後ろに放り出され、ビュンっと音を立てて後方に吹き飛ぶ。

後方に吹き飛ばされながら、マーダーが悪態を吐く。

……が、その口元は歪んだ笑顔。楽しげな狂気の笑顔を浮かべていた。

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