UNDERTALEと東方が全面戦争するそうです   作:ヘビーなしっぽ

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快楽殺人鬼と運命た少女と

「かなり飛ばされたわね。フランは何処かしら?」

一人の吸血鬼が森の中を爆走していた。

「こっちの方だと思うのだけれど…… ッ!?」

上空からレミリアの脳天に向かってナイフが一本に投擲された。

それを感じたレミリアは半身になって躱すと上空を見上げた。

「おおー!避けた避けた!」

ナイフが突き刺さった地面の上に一骨が降り立った。

そしてそのまま踵でナイフの持ち手を蹴り上げ、宙に浮かんだナイフを手の中に収めた。

「いやー幻覚野郎の幻覚の言う通りに来てみたけど、まさかホントにいるなんて!アイツの幻覚も捨てたもんじゃないね!存在は気に食わないけど!」

「……突然ナイフで攻撃するなんてレディに対して不躾じゃない?」

「でも、残念だねー。コレくらいに焦ってる相手なんてすぐ終わっちゃうよ」

レミリアの言葉を無視してキラーがカラカラと笑いながら言葉を紡ぐ。

「………なんなの?あなた」

「ん?あ、そっか。まだ死んでなかったんだっけ?ごめんね〜?放置しちゃって」

キラーがヘラヘラと笑いながら告げた。

「あなたは人を苛つかせる天才ね…」

「そりゃどうも〜。でさ〜君って俺と殺りあえる?あの子の姉ってことはかなりの実力者なんだよねー?」

「そうなのかもね」

「じゃ、早速だけどさ、殺る?」

「……望むところよ」

レミリアが一本の槍を創り出す。

スピアザグングニルだ。

「お〜、それアズゴアのトライデントみたーい!」

「いいからやるわよ。それともなに?さっきのナイフでもう戦意喪失なんてないわよね?」

「まっさかー!そんな訳ないじゃーん。君こそ大丈夫〜?」

「大丈夫に決まってるでしょ」

レミリアがグングニルを一振りした。

キラーも、ほんもののナイフを右手に握り、左手に3、4本のナイフを創る。

「行くよ?」

「ええ」

キラーは左手を前にバッと突き出した。

そしてナイフの創造と発射を同時に行う。

ズドドドドドドドドドドッッッッッ!!!!!

ナイフがレミリアに向け、ナイフが何千本と放たれる。

「ふっ!」

だが、レミリアの判断は一瞬にして明確だった。

レミリアはグングニルを両手で持ちブオンっと槍を一振りした。たったそれだけでレミリアに迫っていたナイフが地面に叩き落とされ、虚空に溶けるようにして消えていった。

「やー!ここまで殺る奴は久々だねー!ワクワクしちゃうよ!」

「私も  よッ!」

レミリアは再びグングニルを振りナイフの群れを砕き落とす。

「ちぇ〜、一本くらいは当たってくれてもいいんじゃ無い?」

キラーが拗ねたように唇を尖らせながら言った。

「なんで私が当たらなきゃいけないのかしら?」

「だってLOVE入んないし……ってそうだ。殺しちゃダメなんだっけ?」

キラーがポンと手を打った。

「あ、いいこと思いついた!半殺しにすれば少ないけどLOVE入るんじゃない?!俺天才!」

……なんというか。キラーだった。それはもう分かりやすいくらいキラーだった。

「LOVE…?」

「やー、それならやる気出てきた!」

キラーはそう言うと言うが早いが、ナイフを逆手に持ってレミリアに強襲をかける。

レミリアのま目の前に達すると、上から下にナイフを振り下ろす。

「はッ!」

レミリアは、グングニルを上部に振り、ナイフを防ぐと、槍を捨て、両手の間で球を発生させた。

「ひゅ〜、それが確かスペルカードだっけ?どれだけの威力なんだろ?」

「……情報通な仲間が居るみたいね」

レミリアはそう言いながら、両手を突き出し球を放ちながら言った。

「冥府!紅色の冥界!」

MISS MISS MISS MISS MISS MISS

弾が迫るたびに、ショートカットで躱し続ける。

しかし、キラーはそれが不満だったようだ。

「うっざい なぁ……そ  れッ!」

キラーも両腕を前に出し、ナイフを連続で射出した。

弾をナイフで相殺しながら、隙を見つけてはレミリアにもナイフを射出し、傷を入れていく。

レミリアがギリギリで避ける為、あまり深い傷は見当たらないが。

だが、いかんせん数が多い。

弾幕が乱れ飛ぶ中、ナイフで相殺しつつショートカットでMISSを誘うが、連続使用に加えて、ナイフの同時射出のせいで疲労が蓄積し、額に汗が浮かぶ。

「くはッ!?」

球が一発。キラーに当たった。

一撃でも威力は十分。キラーは膝を折ってその場に崩れ落ちた。

「で?あんだけ大口叩いといてこれくらいなわけないわよね?」

レミリアはグングニルの先をビッとキラーの首筋に突き立てながら言った。

「はは……まさか」

キラーが地面に向かって手を振り、レミリアを地面に叩きつける。

そのうちにサッと立ち上がり、後方に飛び退いた。

「…それが最後の足掻き?」

「そんなわけないじゃん。いくよ?」

キラーの手に2本の本物のナイフが握られる。

「インサニティ!!」

するとレミリアの後ろから一人の骨が現れ、レミリアの首を狙い、一つの骨を放つ。

レミリアは瞬時に気配を察知し、頭を横に倒して回避する。

そこではじめてレミリアは自分に攻撃してきた骨の正体を知った。

体中のどこかが欠けていたり、凹んでいたりしている骨だった。更には充血した目をぎょろぎょろと動かしつつ、ケタケタと笑っている。

彼の右手には、涙を流す細長い頭蓋骨が握られていた。

「は?」

レミリアは彼……もとい、インサニティの形相に驚いたような声を発した。

「はぁ…    マーダー!」

キラーは心底不満げにその名を呼んだ。

少しした後にザッザッと草をかき分けて歩く音が聞こえ、返事が返ってきた。

「よう、キラー。あの減らず口はどこに行った?」

ニヤニヤといやらしい表情を晒しながら左目を光らせたマーダーが茂みの中から出てきた。

「うっさい」

ずるずるずる……とナニかを引きずりながらマーダーがキラーの元までやってきた。

いつの間にか、マーダーの左にキラー。右にインサニティが並ぶ。

「フ…………………フ………ラン……?」

そう、マーダーが持っていたナニかは、手足を切り落とされ、息も絶え絶えのフランドール・スカーレットだった。

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