前世のオタク知識使いまくってたらpt増えまくった件 作:ヤストモ
01
どうもこんにちは皆さん。僕は地元であるのどかな田舎にある高校に入学したのに、僅か一週間で東京に引っ越す事になった桐谷与一と言います。
引っ越しの原因は父親の仕事の都合で。というありがちな理由なのだが、実はこの世界僕が「前世」で観ていたアニメの世界で、しかもシリアス満載の学園モノである。しかも物語の舞台である学校は東京にある設定で、パソコンで検索した所、確かに存在していて、編入手続きも受け入れいた。クソッタレ。
そんなに嫌なら普通の高校に編入すればいいじゃんって?フッ。いい言葉を教えてあげよう。ヤケクソだ。
こうなりゃヤケクソである。僕は早々に準備を済ませ、編入試験に挑んで合格。
編入日の5月1日。僕は制服に着替え、バスに乗って学校へ到着した。
係員のような人に職員室まで案内され、中にはこの学校の理事長である坂柳成守。新入生の各クラス担任であるAクラス担任、真嶋智也。Bクラス担任、星之宮知恵。Cクラス担任、坂上数馬。Dクラス担任、茶柱佐枝。そして生徒会会長、堀北学。同じく生徒会書記、橘茜。以上の豪華メンバーがズラリと大きめの部屋に並んでいて、正直今すぐ出ていきたい気持ちでいっぱいだ。
そう、この世界はあの「ようこそ実力至上主義の教室へ」の世界で、僕は本編に名前はおろか姿すら出ないモブキャラに憑依転生した。本編に関わる気は一切なかったが、ここまで来たら諦めよう。せめて原作をめちゃくちゃにしてやるぞと僕の心は燃えている。
軽い自己紹介をした後、端末を渡され、新入生と同じく100000ptを送られ、あえて肝心の部分を隠したSシステムについて聞かされた。
原作通りならSシステムの詳細は今日、新入生達に明かされるはず。自分の実力を試しているのか?
ならば目に物見せてくれると、自分の憶測と前置きし、既に答えを知っているSシステムの答えを全て詳しく説明すると、皆驚いてくれているみたいだ。堀北生徒会長だけは驚きながら口元に笑みを浮かべているが。僕がクソウザグズと名高い、南雲副会長の対策手段になるか見極めているのかな?
説明が終わった後、坂柳理事長が拍手しながら「見事な洞察力と頭脳だ、桐谷君。流石に満点で編入試験を合格しただけある」とか言ってきた。え、満点だったの僕?
続けて坂柳理事長は「君の将来に期待を込めて」と言って僕の端末に3000000ptを送ってきた。多っ!!!
その後、僕の編入するクラスを告げられ、「娘が君と同じクラスなので、気にかけてやって欲しい」と「頑張りなさい」の二点を言って坂柳理事長は退室し、担任となる真嶋先生の案内で教室へ行く前に堀北会長に呼び止められ、「期待しているぞ、桐谷」と言って僕の担任に1000000ptを送って橘書記と共に去って行った。だから多いっての!!!「目的」の為に早めにポイントは増やしておきたかったが、まさか編入初日に4100000ptになるとは予想外…………。
まぁ、あって困る物じゃないから良いか。と気持ちを落ち着け教室の前へ。
真嶋先生がSシステムについての説明をクラスにした後呼ぶから、待っていて欲しいと言っていたので大人しく待っている。
僕の編入するクラスは最も優秀???な筈なのに、やられ役が多く、くだらない派閥争いをこれから行うあのAクラス。
ちなみに僕は坂柳派、葛城派、どちらにも味方するつもりが無い。足が不自由な坂柳さんには最低限、手を貸すくらいを予定している。
理由は単純。面倒くさいから。
おっ、呼ばれた。いよいよクラスメイトとご対面か。
教室に入り、黒板の前に立って名前と趣味を簡単に説明して席につく。
その後、簡単にクラスメイトからの質問に答え、編入してきた理由を言うと同情の目を向けられた。
で、普通に授業を受けて楽しみにしていた放課後。
僕は一直線に、「アプリ開発部」に向かった。