普通じゃないモブ警備員   作:タヌキソード

13 / 47
トレセン学園の警備員『館山宗次郎』がウルトラマントリガーに変身し、敵と交戦している頃…トレセン学園外では…



第12話 謎の建物へ潜入セヨ!

 

「パトロールでございますぞー!」

 

「ルロロロロロロォイ!!」

 

 

2体のふわふわの小さなウルトラ戦士のぬいぐるみ達が街のパトロールをしていた。一人はふわふわの小さなウルトラマンゼットのぬいぐるみ…もといふわゼット、もう一人はふわふわの小さなウルトラマンブレーザーのぬいぐるみ…もといふわブレーザー、ふわゼットは先輩ふわトラマンとして後輩のふわブレーザーに先輩らしい所を見せようと意気込んでいた

 

 

ふわゼット「ふわブレーザー!今回はあの怪しいすぎる建物に潜入するぞ!」

 

 

ふわゼットのふわふわな手が指す方向には、アンテナのようなものがついた謎の建物があった、建物の壁には『Special Tactical Operations Regimental Airborne and Ground Equipment STORAGE』という英字が書かれていた

 

 

ふわゼット「よく分からない字が書かれてる……ますます怪しいな…何かの基地か?」←英語がちょっと分からない

 

ふわブレーザー「ルロロロ…」

 

ふわゼット「よし!突入だ!」

 

ふわブレーザー「ルロォ!」

 

 

2体のふわふわ達は怪しい建物の中へと潜入した

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー---

 

謎の建物内は工場のような内装の所とデスクやパソコンや書類などが置かれた所謂オフィスのような所があった、工場のような所には何か巨大なものを置くスペースが三つあったが、そこには特に何かあるわけでもなかった、あとは物を置くテーブルや棚もあったがそこにも何もなかった

 

 

ふわゼット「もう少し探索しよう、そうすればこの怪しい建物の正体がわかるかもしれないぞ」

 

ふわブレーザー「ルロォ!」

 

 

2体のふわ達はその場所を出ると、次はオフィスのような所へと来た

 

 

ふわゼット「何だろう…宗次郎の使う警備員室より物が散らかってる気がしますな…主に紙類が」

 

ふわブレーザー「カタヅケ、ダイジ」

 

ふわゼット「だな!警備員室に帰ったら宗次郎に教えてやろう!」

 

 

ふわ達はこの他にもトレーニング施設のような所やロッカールームなどを見ていった

 

 

ふわゼット「とりあえず全部見て回れたな……ふわブレーザーは何か怪しいのを見つけられたか?」

 

ふわブレーザー「ココ、ダレモイナイ」

 

ふわゼット「誰も居ない……確かに、さっきから生命体の気配を一つも感じないな…」

 

 

ふわ達が見て回った所全てには、さっきまで誰かが居た痕跡があった、だがなぜかふわ達はその誰かの気配を一つも感じ取れなかった

 

 

ふわゼット「一度建物の外に出よう。もしかしたら外のどこかにこの建物を使う奴らが潜んでいるかもしれない」

 

ふわブレーザー「ロロィ!」

 

 

ふわ達はここで建物の外から出ようと動いた……その時だった

 

 

ふわ達「!?」

 

 

突然、ふわゼットの背後から手が伸びてきて、ふわゼットを捕らえたのだ

 

 

ふわゼット「!?」

 

ふわブレーザー「!」

 

 

ふわブレーザーはすんでのところで手を避けて物陰に隠れたので無事だった

 

 

 

捕まったふわゼットはそのまま上へとあげられ、捕獲者の正体を見た

 

 

?1「捕まえたぞ…」

 

 

ふわゼットを捕らえたのは黒っぽい色のつなぎを着た若い男だった

 

 

ふわゼット「お前は何者でやがりますか」

 

?1「うわ、ふわふわが喋ってる…すげえ…」

 

ふわゼット「質問に答えるでやがります、お前は誰だ!」

 

?1「いやアンタこそ誰なんだ?」

 

ふわゼット「俺の名はふわトラマンゼット!宇宙警備隊の隊員だ!そしてふわトラマンゼロ師匠の弟子をやってるぞ!」

 

?1「ふわトラマン……ふわふわの小さなウルトラマンって事か?」

 

ふわゼット「そうだ、もしかして知らないのか?」

 

?1「知らないも何も俺はここで目覚めたばかりだからなぁ……あっ!俺、ナツカワ・ハルキっていいます!よろしくお願いします!」

 

ふわゼット「こちらこそよろしくな!」

 

ハルキ「ところで、ふわゼットさんの背後にある机の陰に隠れてるふわふわは誰なんすか?」

 

ふわゼット「俺の後輩のふわトラマンブレーザーだ!言葉はカタコトだが、とても強いぞ!」

 

ふわブレーザー「グルルルル…!」

 

ハルキ「なんか俺、威嚇されてるんすけど…」

 

ふわゼット「ハルキの事を敵だと思ってるみたいだな…」

 

 

そのあと、ふわゼットはふわブレーザーを一度落ち着かせた

 

 

ふわゼット「そういえば一つ思ったんだが……ハルキの中から俺と同じ気配がするぞ」

 

ハルキ「え!?…まぁそう思うっすよね」

 

 

彼はそう言うと、ウルトラゼットライザーを取り出してそのトリガーを引いて光のゲート…もといヒーローズゲートを出現させた

 

 

ハルキ「この先に行けば気配の正体が分かるっすよ」

 

ふわゼット「そうか、なら行かせてもらう!ふわブレーザー!行くぞー!」

 

ふわブレーザー「ルロォ!」

 

 

ハルキに導かれ、ふわゼットとふわブレーザーはヒーローズゲートを通ってインナースペースへと入った

 

ふわブレーザー「ロロロィ…」←キョロキョロしてる

 

ふわゼット「なんだか不思議な空間だな…」

 

 

インナースペースをまじまじと見るふわゼット、するとまた背後から誰かに捕獲されてしまった

 

 

ふわゼット「今度は誰でやがりますか!」

 

 

本日二度も捕獲されたふわゼット、ふわゼットを捕獲したのは…

 

 

?2「うわぁ…これがふわふわの俺か…」

 

 

等身大サイズのウルトラマンゼット(小さくないしふわふわじゃない)だった

 

 

ふわゼット「お前は誰でやがりますか!」

 

ゼット「お前こそ誰でやがりますか!」

 

ふわゼット「俺の名はふわトラマンゼット!宇宙警備隊の隊員だ!そしてふわトラマンゼロ師匠の弟子をやってるぞ!」

 

ゼット「そうか、次は俺の自己紹介だな!ナイスチューミーチューでございます!俺の名はウルトラマンゼット!宇宙警備隊の隊員だ!そしてウルトラマンゼロ師匠の弟子をやってるぞ!よろしくな!」

 

ふわゼット「こちらこそよろしくな!、ところでお前、おかしな言葉を喋りますな」

 

ゼット「お前だっておかしな言葉喋ってるでしょうが」

 

ふわゼット「だって地球の言葉はウルトラ難しいからな…」

 

ゼット「確かに…」←納得してる

 

 

しばらくしてふわゼットは、ハルキ達がどういう経緯でここにいたのかを聞いた、元々彼らはこの世界とは別の世界に住んでいたそうで、悪い宇宙人との長い死闘を共に潜り抜けた結果、彼らは完全に融合してしまったのだそう、そのあと彼らはデビルスプリンターというものを探しにその世界から出て別の世界を転々としながらデビルスプリンターを探していたそう、いつものようにまた次の世界へと行こうとした際に突然何者かに襲撃されて意識を失い、目が覚めたらこの世界にいたのだそう

 

 

ふわゼット「何者かに襲撃……襲撃してきたソイツは怪獣だったのか?」

 

ゼット「いや、怪獣じゃなかった、俺達を襲撃してきたソイツは金色の鎧を纏っていたウルトラマンのような何かだった」

 

ふわゼット「金色の鎧……ウルトラマンのような何か…」

 

ゼット「俺達の世界ではそのような格好のやつを『アブソリューティアン』って呼んでるんだ」

 

ハルキ「ウルトラマンとは別の進化を遂げた種族らしいっすけど詳細はまだ分からないっすね」

 

ふわゼット「なるほど…でもどうしてハルキ達が…そのアブソリューティアンってやつに襲撃されたんだ…?」

 

ゼット「それはまだ分からない…デビルスプリンターやウルトラメダルが狙いだと思ったんだが俺達の所からそれらが一つも消えてないからな」

 

ふわゼット「謎が広がりますな…」

 

 

彼らを襲撃してきたのは果たして何者だったのだろうか…そして目的は一体…

 

ともかく、ハルキ達の件にはアブソリューティアンが関係していそうだ

 

 

ふわゼット「というかあの建物は一体何なんだ?…」

 

ハルキ「俺の職場の『ストレイジ』って所にそっくりなんすけど、色々とおかしい所あるんですよね」

 

ふわゼット「おかしい?」

 

ふわブレーザー「オカシイ?」

 

ハルキ「本来ならこの基地には特空機っていうロボットが3体あるはずなんすけど、基地の中や外を見ても一つも見つからなかったんすよ」

 

ふわブレーザー「ロロロロ…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー---

 

???にて

 

 

「ウルトラマントリガーはまだ、トリガートゥルースには覚醒しないようだね……まぁ今の彼じゃその境地に行くことはまず難しいだろう…」

 

「でもいいさ、その方がこちらで色々と準備出来るからね…」

 

 

青黒いマスカレードマスクのようなものをつけ、目が赤い色の謎の青いウルトラマンはそう呟いた

 

 

『了解、新橋より連絡。無人車両、全車、切り離し完了。ゼロポイントを通過』

 

『では、ヤシオリ作戦を開始する』

 

『第一段階、陽動、始め!』

 

 

(~BGM : 宇宙大戦争マーチ)

 

 

(新幹線爆弾が爆発する音)

 

(某怪獣の悲鳴)

 

 

『陽動成功!無人新幹線爆弾、効果あり!』

 

 

 

「人間はこれを相手にどこまでやれるのかな…?フフフ…」

 

 

彼はテレビに映ったとある映画を見ながらそう言った

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー---

 

その頃

 

 

ふわブレーザー「ルロ?」

 

ハルキ「どうしたんすか?ふわブレーザーさん?」

 

ふわブレーザー「ロロィ…」

 

 

謎の建物から出たふわゼット一行、そのうち、ふわブレーザーが建物の出口で謎のスイッチを見つけた

 

 

ふわゼット「何かのスイッチか?ちょっと貸してk」

 

ふわブレーザー「ロィ!」←謎のスイッチを押した

 

ふわゼット「押しちゃった…」

 

 

ゴゴゴゴ…

 

 

ふわブレーザーが謎のスイッチを押した直後、謎の建物が地響きのような音を立てたあと、光となって消滅した、建物があった場所は更地でその真ん中には例の建物を模した小さな模型があった

 

 

ハルキ「あの建物の正体はこの模型だったんすね…」

 

ふわゼット「しかし一体誰がこんなものを…これは回収するか」

 

 

ふわゼットがその小さな模型を回収した…その直後だった

 

 

空に、光輝く奇妙な文字が浮かび上がった

 

 

ゼット「あれは、ウルトラサイン?」

 

ふわゼット「これは…ふわオーブ(ふわふわの小さなウルトラマンオーブのぬいぐるみ)先輩からのメッセージ?内容は…………えっ!?トレセン学園で敵の…ウルトラマン…アグル?と遭遇?宗次郎がウルトラマントリガーに変身してソイツと交戦!?ふわオーブ先輩達は複数の謎の機械兵と遭遇し交戦中!?」

 

ハルキ「宗次郎?誰なんすかその人?」

 

ふわゼット「俺達の仲間だ!そして彼はウルトラマントリガーなんだ!」

 

ハルキ「そうなんすか!?」

 

ゼット「ウルトラマントリガーがこの世界にもいるのか!?」

 

ふわゼット「なんだかウルトラヤバイ予感がするな…早くトレセン学園に戻らないと!」

 

ふわブレーザー「ルロォイ!」

 

 

ふわゼットとふわブレーザーは急いでトレセン学園へと戻っていった

 

 

ハルキ「行っちゃいましたね…」

 

ゼット「ハルキ、俺達も後を追うぞ」

 

ハルキ「押忍!」

 

 

そのあとをハルキ達は追っていったのだった

 

 

 

to be continued…

 

 

 

次回 黒き襲撃者

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。