普通じゃないモブ警備員   作:タヌキソード

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第15話 アオハル杯で負けたら徹底管理?勿論俺は抵抗するよ?ふわふわだけどね

 

「なんだ…?これ…」

 

 

目が覚めると、俺はどこまでも続く暗い空間にいた

 

 

『ここは…お前の心の奥…』

 

 

すると前方から声が聞こえてきた、声の主を探ろうと俺は前方へと向かうとそこには黒いフォーマルスーツを着た謎の人物がいた

 

 

「誰だ…お前は」

 

 

 

俺がそう問いかけると、その人物はこちらに向いた、だがその人物の顔を見て俺は驚いた

 

 

「え…………俺?」

 

 

その人物の顔は俺と同じだった

 

 

『俺は…お前の心の奥深くに眠る…闇…』

 

 

俺と同じ顔のソイツはそう言った

 

 

『お前は…俺であり、俺は…お前だ…』

 

 

「違う…!俺は…」

 

 

俺と同じ顔のソイツから闇が溢れ出す

 

 

『さぁ……受け入れろ…闇を』

 

 

闇は俺に迫る、闇を纏うソイツの姿が一瞬だけ禍々しいウルトラマントリガーの姿に見えた

 

 

何も抵抗出来ず俺は意識を失った

 

 

 

~OP : Trigger

 

 

 

トレセン学園 警備員室

 

 

 

?1「…先輩!…先輩!宗次郎先輩!」

 

宗次郎「は!?」

 

 

次に目覚めた時、俺は警備員室の床にいた

 

 

俺『館山宗次郎』の顔を覗き込むのは、仲間であり、新しく警備員としてトレセン学園にやってきたナツカワハルキさんだった、起き上がってすぐに仕事を再開しようとするが

 

 

宗次郎「目線が…低い…?」

 

 

なぜか俺はハルキさんを見上げていた、おかしいな…俺の身長はハルキさんと同じくらいなのに…寝ぼけてるのかな…俺

 

 

ハルキ「その事なんすけど…」

 

 

ハルキさんはそう言って、警備員室にある姿見を俺の前に持ってきた、姿見に映し出されたのはいつもの俺ではなく、なんと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふわふわの小さなウルトラマントリガーのぬいぐるみだった、手足を動かしてみると姿見に映ったふわふわも俺と同じ動きをした

 

 

ふわトリガー「嘘……俺……ふわふわになってる…」

 

 

え?一体何をしたらこうなるの…意味わかんない…確かに俺はウルトラマントリガーだけどさ…

 

 

ふわトリガー「どうしてこうなったんだ俺は…」

 

ハルキ「俺にもよく分かんないっす…警備員室の扉が開いてたから何事かと思ったら宗次郎先輩が倒れてて、駆け寄ったら『ボンッ』と音を立てて煙に包まれて、その煙が晴れたらふわふわの小さなウルトラマントリガーのぬいぐるみになった先輩がいたんすよ…」

 

ふわトリガー「そうなんですか…」

 

 

 

ハルキさんが来る前、俺は何をしてたんだっけ…

 

 

 

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回想

 

 

宗次郎「さあて……仕事仕事!」←書類作業中

 

?2「すみませーん、落とし物をしてしまったので一緒に探して貰えませんか」

 

宗次郎「はーい!」←警備員室の扉を開けた

 

宗次郎「え?君は……サイレンススズカちゃん?」

 

スズカ?「フンッ!」←手に持った謎の銃から光線を放つ

 

宗次郎「あがっ!?」←光線を食らった

 

 

(宗次郎が倒れる音)

 

 

スズカ?「いい夢をな…」

 

 

宗次郎「待……て……」

 

 

スズカ?「…キエテカレカレータ…」←そう言いながらどこかへと去っていく

 

 

宗次郎「うぅ…」←ここで気絶した

 

 

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ふわトリガー「思い出した……俺は…あの時…サイレンススズカちゃんに変な銃を向けられて…そこから放たれた光線を受けて倒れたんだ…」

 

ハルキ「スズカ…?」

 

ふわトリガー「行方不明になってる生徒です、確か意識を失う直前に彼女は…『キエテカレカレータ』なんて言ってたような」

 

ゼット{本当かそれは!?}

 

 

ここでハルキさんと完全に一体化しているウルトラマンゼットが話しかけてきた

 

 

ふわトリガー「えぇ、俺は確実に彼女がそう言ってるのを聞きました」

 

ゼット{じゃあ今彼女には……セレブロが寄生しているのか…}

 

 

セレブロとはエイとアノマロカリスと呼ばれる生物を掛け合わせたようなかなりグロテスクな見た目の寄生生物、高い知能を持つ反面、肉体が脆弱な為、他者に寄生することで大それた事をするという厄介なやつだ

 

 

ふわトリガー「目的は…あのゲームか」

 

 

アイツは文明自滅ゲームなるものをやって数々の星を滅ぼしてきた恐ろしいやつだ、前世の俺のウルトラ情報によれば元いた世界から逃げ出してウルトラマントリガーの世界に来て、そこで悪事を働いたあとに捕まって、そのあとにポリ袋に入れられて元いた世界に強制送還されたはず……まさか、また逃げ出したのか…?

 

 

ゼット{早くヤツを捕まえないとこの世界が大変な事になる…}

 

ふわトリガー「でもごめんなさい!俺、彼女に寄生したセレブロの姿を見失ってしまっt」

 

たずな「宗次郎さーん、ハルキさーん…そろそろ警備の仕事ですよね……何してるんですか?」

 

ふわトリガー&ハルキ「あっ」

 

 

警備員室の扉の方から緑色の悪魔……じゃなくてたずなさんの声が聞こえた

 

 

ハルキ「今、準備してました!」

 

たずな「全く…遅いですよ、宗次郎さんはどうしたんですか?」

 

ハルキ「宗次郎先輩は風邪を引いたので仕事を休むそうです!」

 

たずな「そうですか、なら理事長にそう伝えておきます、急いで仕事に取りかかってくださいね」

 

ハルキ「押忍!」

 

 

たずなさんはこうして警備員室前から去っていった

 

 

ハルキ「危なかったぁ…」

 

ゼット{ウルトラ危なかったぜ…}

 

 

このあと、自分達がやるべき事を話し合った後…

 

 

ハルキ「それじゃあ、警備の仕事に行ってくるっす!」

 

ゼット{留守番は頼んだぞ!}

 

ふわトリガー「はい!」

 

 

ハルキさん達は警備の仕事の為に警備員室を出て、ふわふわになってしまった俺は警備員室の留守番をすることになった

 

 

ふわトリガー「さてと…」

 

 

自分のデスクに向かおうとしたとき、後ろから肩を叩かれた、後ろを向くとそこには俺の相棒であるふわふわの小さなウルトラマンオーブのぬいぐるみ…もといふわオーブがいた……目をキラキラさせてんのは気のせいだろうか

 

 

ふわトリガー「どうした?」

 

ふわオーブ「ようやく同じ目線になれたな…」

 

 

彼の言葉を皮切りに沢山のふわ達が俺の周囲に現れた、よく見たら全員目をキラキラさせてるな…

 

 

ふわ達「ようこそ!ふわトラマンの世界へ!!」

 

 

ふわトリガー「あ…はい…」←ちょっと驚いてる

 

ふわゼロ「ふわトラマンの何たるかを…」

 

ふわギンガ「バッチリ教えてやるからな!」

 

ふわゼット「よそ見は厳禁ですぞ!後輩!」

 

ふわトリガー「う、うん…」

 

 

このあと、ふわトラマンの何たるかについて滅茶苦茶聞いたり…

 

 

ふわタイガ「せっかくこの姿なんだし、ふわトラの星に連れて行こうぜ!」

 

ふわゼロ「それ、採用な」

 

ふわトリガー「え…?」

 

ふわヒカリ「拒否権はないからな?」

 

 

M78星雲・ふわトラの星に連れていかれたりした

 

 

ふわトリガー「ふわトラの星…マジでふわふわしかいなかった…」

 

 

癒され空間だった……また行きたいと思ってる自分がいる…

 

 

ふわトリガー「そういえば、今日の午後から集会があったんだよな…どんな内容だったんだr」

 

ハルキ「大変っすよ!先輩!!」

 

ふわトリガー「おわ!?」

 

 

ハルキさんが慌てた様子で警備員室に戻ってきた、話を聞くと、どうやらトレセン学園で新しい競技『アオハル杯』が開催されるのを体育館の集会で聞いたのだそう、開催を宣言したのは理事長代理の樫本理子さん、ただ、アオハル杯で彼女の結成したチーム『ファースト』に勝って優勝しないと、徹底管理体制が敷かれるのだそう、徹底管理……なんか嫌な予感がするな…

 

ただ、このアオハル杯はかつて行われていたものとは違い、参加出来るのは選ばれたウマ娘と職員のみでトレーナーがまさかの参加不可なのだそう、それに勝負方法がレースではなく、3対3のガチのチーム戦闘で、戦闘の際にはダークダミースパークと呼ばれる道具に怪獣の人形『スパークドールズ』をリードさせ、怪獣の姿に変化し戦うのだそう

 

 

ふわトリガー「勝負方法がレースじゃなくてガチの戦闘な時点で既に怪しいな…」

 

ハルキ「理事長代理……狂ったような顔して新しいアオハル杯について説明してたっす…目の色も黒から赤くなってて、集会の終わり間際に不敵な笑みを浮かべてたし…」

 

ふわトリガー「戦闘で使う道具……ダークダミースパークだったっけ……あれで怪獣に変身したら暴走して大変な事になるぞ…」

 

 

でもあれって……闇のエージェント…って奴らが悪人達の持つダークな心から生み出す道具なんだよな……ともかく嫌な予感しかしないな

 

 

ふわトリガー「樫本代理はどこに?」

 

ハルキ「集会が終わったあとに追ったんすけど姿がどこにもいなくて…」

 

 

集会での様子を聞くに樫本代理は誰かに憑依された…または操られてあのイカれたアオハル杯を開催しようとしてる…

 

 

ふわトリガー「すぐに開催を中止させないとって言いたいが…問題は理事長代理がこっちの話を聞く耳があるかだよな…」

 

ハルキ「集会での様子を見る限り、それはなさそうっす」

 

ふわトリガー「となると……俺達がアオハル杯に出て理事長代理を止めるしかないのか…」

 

 

だが今の所、俺達の手元にはダークダミースパークなんてものは届いてない、アオハル杯の選手に選ばれないんじゃそもそも話にならないな…だからといってアオハル杯を強引に止めようとしたらそれはそれで大変な事が起きそうな気がするしな…

 

 

ふわギンガ「お困りのようだな」

 

 

そこへ、ふわふわの小さなウルトラマンギンガのぬいぐるみ…もといふわギンガとふわふわの小さなウルトラマンビクトリー…もといふわビクトリーが現れた

 

 

ふわトリガー「ふわトラマンギンガとふわトラマンビクトリー?」

 

ふわビクトリー「話は聞かせて貰ったぞ」

 

ふわギンガ「アオハル杯参加の件だったら俺達に任せな!」

 

 

ふわギンガはそう言って、周囲に三つの光を出現させた、その光はそれぞれ俺とハルキさんと……

 

 

被験体1「え?」

 

 

俺が前にネビュラエンタープライズの奴らから救出したベリアル因子を持つ人工ウマ娘の被験体1ちゃんの元に行った

 

 

俺らの元に来た光はやがてギンガライトスパークに変化した、さらにふわビクトリーが俺やハルキさん、被験体1ちゃんにスパークドールズを手渡した

 

 

ふわトリガー「あ、ありがとう…!」

 

ふわビクトリー「絶対に失くしたり、盗られたりするなよ」

 

ふわトリガー「分かった!」

 

 

ウルトラマンへの変身についてだが、俺はそもそもふわふわ状態な上にウルトラマントリガーに変身する事が出来ない(ふわふわ状態での戦闘は出来る、でも人間の姿にはなれない)。ハルキさんについてだが、アオハル杯中にゼットライザーでウルトラマンゼットに変身でもすれば、理事長代理を操る黒幕にハルキさんがウルトラマンゼットであることがバレ、黒幕がそれを利用して学園関係者に被害を及ぼそうとしてくる可能性があるため、アオハル杯中はウルトラマンゼットへの変身は控えるようにとふわギンガ達に言われた

 

 

そして、ふわビクトリーから渡されたスパークドールズはなにかというと…

 

 

俺の元には特空機3号のキングジョーストレイジカスタムのスパークドールズ

 

 

被験体1ちゃんの元には特空機1号のセブンガーのスパークドールズ

 

 

そして、ハルキさんの元には特空機2号のウィンダムのスパークドールズ

 

 

だった……なんか俺だけ操縦難易度高いの来たんだけど…

 

 

ふわギンガ達は、アオハル杯の試合中に理事長代理のいるエリアに潜入し、理事長代理を操る黒幕の正体を暴くのだそう、危険な仕事だが彼らなら無事にやり遂げてくれるだろう

 

 

ふわトリガー「アオハル杯の本戦は三日後だったよな……それまでに特空機の姿での戦闘に慣れないと…」

 

ハルキ「俺、今まで特空機を操縦する側だったんすけど、まさかアオハル杯で特空機に変身する時が来るとは思わなかったっす…」

 

被験体1「出来るかな……私に…」

 

 

チーム名は『ストレイジ』となった、ちなみにこの名前はハルキさんの職場の名前なんだそうな

 

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???にて

 

理子?「ダークダミースパークが選ばれた参加者全てに渡ったようだ…」

 

 

 

闇の空間の中で樫本理子?はそう呟いた、その後ろには、闇のロープで拘束されて動けなくなった、赤い目を持つ一体の黒いふわふわの小さなぬいぐるみがいた

 

 

 

?3「我の力を使って何を企んでいる…樫本理子…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、ダークルギエル」

 

 

ふわふわの小さなダークルギエルのぬいぐるみ…もといふわルギエルは樫本理子?にそう言った、すると彼女の姿が一瞬だけ、ダークルギエルの姿になる、今の樫本理子はダークルギエルに憑依されているのである

 

 

理子?「参加者達を『ダークライブ』させる事で力を蓄え、その者達の“マイナスエネルギー”を根こそぎ喰らう事で我は完全復活を遂げる……完全復活の暁には愚かなる生命体である人間とウマ娘の時間を我が力で止めてやろう…」

 

 

ふわルギエル「つまりは、全ての生命体の時を止め、永遠の静寂を齎し、平穏なる『永遠の楽園』を築く事か……それでは結局一方的かつ非常に性質の悪い善意の主張による『強制停止』になるではないか……それのどこが平和なのだ」

 

理子?「…」

 

ふわルギエル「平和を望むお前なら分かっているのではないのか?こんなことをしたって自分の得にならないどころか平和にすらならないという事を…」

 

理子?「…ふわふわの我に、我の何が分かるというのだ」

 

 

そう言って、樫本理子に憑依したダークルギエルはどこかへと去っていった

 

 

ふわルギエル「トレギアめ……心優しいデカイ我をそそのかしてかつてのあの過ちを繰り返させようとするとは……酷いやつだ。デカイ我の反省をなかったことにするつもりか」

 

 

ふわルギエルは闇のロープで身動きが取れない状態で、大きい方の自分をそそのかしたウルトラマントレギア(ここにはいない)に対して愚痴るのだった

 

 

 

to be continued…

 

 

次回 血塗られたアオハル杯 前編

 

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