普通じゃないモブ警備員   作:タヌキソード

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第24話 未来を染める漆黒の闇

 

ドガァァァァァァン!!!!!

 

 

ドガァァァァァァン!!!!!

 

 

ドガァァァァァァン!!!!!

 

 

 

夜の府中の街の静寂が破られた

 

 

街が光弾によって破壊され、あちこちから悲鳴があがった

 

 

?1「グォォォォォォォォォォォォ!!!」

 

 

光弾で街を破壊するのは一体の巨人、名はトリガーダーク、府中の街を守っていた光の巨人…ウルトラマントリガーがかつて闇の巨人だった頃の姿である、トリガーダークの内部には、ウルトラマントリガーの変身者であるトレセン学園のモブ警備員『館山宗次郎』が囚われていた、このトリガーダークは宗次郎を媒体として人工的に生み出された存在である

 

 

宗次郎「…」

 

 

今の彼に意識はない、彼の意識は未来を染める漆黒の闇に飲み込まれ、深い闇の底へと落ちてしまったのだから

 

 

今、トリガーダークを動かすのは宗次郎ではなく、無限の闇である

 

 

『ウルトライブ!キングジョーストレイジカスタム!』

 

 

「はぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

街を破壊して回るトリガーダークに立ち向かう者達がいた。一人は、かつて館山宗次郎に助けられた人工ウマ娘の『被験体1』、ある人物によって悪のウルトラ戦士『ウルトラマンベリアル』の遺伝子を元に人工的に作られたウマ娘である、彼女はギンガライトスパークと呼ばれる道具にキングジョーストレイジカスタムという名のロボットのスパークドールズをライブして、その姿に変身して戦っていた

 

 

「「「おりゃぁぁぁぁっ!!!!」」」

 

 

もう一人は、宗次郎の相棒であるふわふわの小さなウルトラマンオーブのぬいぐるみ…もといふわオーブであった、彼はトリガーダークと同じサイズに巨大化、そのあとにふわトラマンゼット、ふわトラマンギンガ、ふわトラマントリガーが同じく巨大化してトリガーダークに立ち向かっていた

 

 

他のふわトラ戦士達は人間の姿に擬態して街の住民の避難誘導をしていた

 

 

キングジョーSC「私やふわトリガーちゃんが呼びかけてもトリガーダークの中から宗次郎さんの反応がありませんでした」

 

ふわオーブ「意識がないのか……なら、強い刺激を与えて起こしてみよう。ふわゼット、トリガーダークの拘束を頼む」

 

ふわゼット「了解です!ゼスティウムドライブ!」

 

 

ガンマフューチャーという変幻自在の形態にウルトラフュージョンしたふわゼットはゼスティウムドライブでトリガーダークを拘束

 

 

トリガーダーク「!?」

 

 

ふわオーブ「今だ、ふわギンガ!」

 

ふわギンガ「わかった、ギンガサンダーボルト!」

 

 

拘束されて動けないトリガーダークに向かってふわギンガはギンガサンダーボルトを放った

 

 

トリガーダーク「ウグァァァァァッ!!!!」

 

 

ギンガサンダーボルトを食らい悲鳴をあげるトリガーダーク

 

 

キングジョーSC「宗次郎さーん!!目を覚まして下さーい!!」

 

ふわトリガー「とあーー!とあーー!」

 

 

そのあとに宗次郎に声をかけるキングジョーストレイジカスタムとふわトリガー

 

 

ふわオーブ「相棒の声は聞こえたか?」

 

キングジョーSC「…駄目です、何も聞こえません」

 

ふわトリガー「とあ…(何も聞こえないよ…)」

 

ふわオーブ「なんだと…!?」

 

 

しかし、彼らに宗次郎の声が聞こえてくることはなかった

 

 

トリガーダーク「ウガァァァァァ!!!!!」

 

 

トリガーダークは雄叫びをあげると、自身を拘束していたふわゼットのゼスティウムドライブを破壊した

 

 

ふわゼット「どわぁ!?ゼスティウムドライブが破壊されたでありますよ!!」

 

ふわギンガ「ギンガサンダーボルトを食らってまだそんな力が出せるのか!?」

 

ふわオーブ「さすがは最強の闇の巨人……一筋縄ではいかないか」

 

ふわギンガ「なら次はギンガファイアーボールで行く!」

 

ふわゼット「こっちはガンマイリュージョンで行くでありますよ!」

 

キングジョーSC「私はペダニウム誘導弾で行きます!」

 

ふわオーブ「なら俺はオーブフレイムカリバーで…!」

 

 

それぞれが技を出そうとした時だった

 

 

?2{それ以上はやめておいた方がいいぞ…諸君}

 

 

どこからか謎の声が聞こえてきた、その声を聞いてふわオーブ達は動きを止めた

 

 

ふわギンガ「その声は…トレギアか!」

 

 

声の主は悪のウルトラ戦士『ウルトラマントレギア』。今、彼はこことは別の空間におり、そこからこの世界にいる彼らに話しかけていた

 

 

ふわオーブ「お前が相棒をこのようにさせたのはもう分かっているんだ!!!今すぐ表に出てこい!!!」

 

トレギア{それは出来ないね、私は私で別の用があるからね……}

 

キングジョーSC「そうやってまた悪事を企むんですか……貴方だって元は別の世界の…光の国の正義の心を持つウルトラマンだったはず…なのにどうして…」

 

トレギア{今の私に正義の心はない、正義など光や闇と同様に等しくちっぽけなものでしかないからね…}

 

キングジョーSC「そんな…」

 

トレギア{あっ、そうそう。今のトリガーダークに迂闊に攻撃を加えれば、トリガーダークが受けたダメージを中にいる館山宗次郎も同様に受ける…攻撃の加減を間違えれば……彼は間違いなく死ぬよ?}

 

ふわゼット「嘘だろ…!?」

 

トレギア{大切な相棒を助けるつもりが、知らず知らずのうちに傷つけていたと気づいた時の気分はどうだい?}

 

ふわオーブ「貴様ぁ…!!!」

 

トレギア{では、私はここで…君達の未来がどうなるのか…実に見物だね}

 

 

その言葉を最後にトレギアの声は聞こえなくなった

 

 

キングジョーSC「トリガーダークを迂闊に攻撃したら中にいる宗次郎さんにダメージが入るなんて…」

 

ふわゼット「それじゃあ思うように奴を攻撃出来ないじゃないか…!」

 

ふわオーブ「攻撃が駄目なら別の方法で奴の動きを止めて相棒を助ければいいだけの話だ…!」

 

ふわギンガ「武器は使わないでいくしかないな」

 

 

武器を極力使わずにトリガーダークを止めて宗次郎を助けることを決意したふわオーブ達、しかし相手は闇の巨人の中では最強の存在…

 

 

トリガーダーク「グオァァァァァァ!!!!」←光弾で一斉攻撃

 

 

5人「「「「「うわぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」」

 

 

5人がかりで武器なしで何度立ち向かってもトリガーダークをなかなか止められず苦戦した

 

 

そんな最中、トリガーダークが突然トレセン学園に向かってダークゼペリオン光線を放った

 

 

キングジョーSC「学園が危ない!!」

 

 

それに気づいたキングジョーストレイジカスタムはすぐにそこへ駆け出すと、自らの体を盾にして光線から校舎を守った

 

 

ふわギンガ「自分の体を盾にしたのか!?」

 

 

光線を受け止め続けるキングジョーストレイジカスタム、しかし体が徐々に光線の負荷に耐えられなくなり、次の瞬間爆発した

 

 

3人「「「被験体1!!」」」

 

ふわトリガー「とああ!!」

 

 

キングジョーストレイジカスタムがいた場所には、全身傷だらけになった被験体1がいた、だがトレセン学園には傷一つなかった

 

 

被験体1「良かっ…た…無事…で……ここには…宗次郎さんと…皆と…私の場所が…あるから…」

 

 

彼女が手にしていたギンガライトスパークは壊れて消滅し、キングジョーストレイジカスタムのスパークドールズは学園近くに転がっていた瓦礫に挟まっていた、これでは彼女はもう戦う事は出来ない…

 

 

トリガーダークは再びトレセン学園にダークゼペリオン光線を放とうする、ふわ達がそれを防ごうと動くが、それを察知したトリガーダークは振り向き様に彼らに向かって回し蹴りを放ってぶっ飛ばした

 

 

4人「「「「うわぁぁぁ!!!」」」」

 

 

邪魔者がいないのを確認すると、トリガーダークはダークゼペリオン光線を放つ構えに入った、だが学園前に被験体1が立ちはだかった、彼女の存在に気づくトリガーダークだが光線を放つ構えを解こうとはしなかった

 

 

被験体1「…宗次郎さん…貴方は前に言いましたよね、人やウマ娘は誰でも光になれるって……作られた存在の私でも光になれるって…」

 

 

トリガーダーク「…」←光線を放とうとしている

 

 

被験体1「人やウマ娘の本質は光。光はどんな闇も切り裂く。だからどんな逆境にあっても、最後の一厘まで諦めちゃいけない……それを教えてくれたのは貴方でした」

 

 

ここで被験体1の持つスパークレンスが輝きだす

 

 

被験体1「だから私は諦めません!最後の最後まで絶対に!!」

 

 

彼女と学園に向かってトリガーダークは光線を放った、しかし彼女は光線から決して逃げたりはしなかった

 

 

彼女は光輝くスパークレンスを空に掲げ、こう叫んだ

 

 

被験体1「ティガァァァァァ!!!!」

 

 

その叫びのあと、彼女は光に包まれた

 

 

その光はやがて大きくなり、一体の光の巨人の姿を形成、姿を現したその光の巨人はトリガーダークの光線を右腕でなぎ払って消し飛ばした

 

 

ふわトリガー「とあ…(あれは…)」

 

 

ふわオーブ「間違いない…あの人は…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトラマンティガさんだ…!」

 

 

ふわゼット「まさか…被験体1が!?」

 

ふわギンガ「変身したのか!?」

 

ふわオーブ「そうとしか考えられない…!」

 

 

トリガーダーク「グゥゥゥゥ…!!」

 

 

突然現れたウルトラマンティガに警戒するトリガーダーク、それに対し、被験体1が変身したウルトラマンティガはトリガーダークに対してファティングポーズを取ったのだった

 

 

 

to be continued…

 

 

 

次回 光の巨人

 

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