府中の街の中心で人工ウマ娘の被験体1とふわトラ戦士達VSトリガーダークの戦いが繰り広げられている頃、クリーム色のジャケットを着た男、さすらいのレイオニクス『ロド』は街を駆けていた
ロド「(なんだ?…さっきの気配は……)」
ロドはトレセン学園近くを通った奇妙な気配を感じ取っていた
ロド「(まるで…一つの生き物の中に…別の生き物が寄生しているような気配……気持ち悪い…)」
ロドは超広範囲にいる生き物の気配を探知する事が出来る(探知範囲は惑星一つ)、ロドはその能力であらゆる過酷な世界を生きてきていた
ロド「俺に探知された以上、俺から逃げられると思うなよ」
ロドの速さと走力はウマ娘以上、ウマ娘がいくら全力で逃げた所で彼から逃れる事は出来ない
奇妙な気配を追っていくうちにロドは路地裏にたどり着いた
ロド「見つけたぞ…」
ロドの視線の先にいたのは一人のウマ娘、彼女の名はサイレンススズカ
ロド「正体を現せ、寄生生物が」
ロドの言葉を聞いてピクッと動くスズカ、そしてロドの方へと振り向くが表情が冷徹で目が赤かった
今の彼女にはセレブロという小型の寄生生物が寄生していた
ロド「他人に寄生してまでお前は何をやりたい?」
スズカ?「ゲームだ、文明を自滅させる楽しいゲームをやるんだよ」
ロド「その為に彼女の体に寄生か」
スズカ?「だがこの体ももう持たない、体のダメージが深刻になってきているからな」
ロド「ならちょうどいい、ここで彼女からお前を分離してやる」
ロドは、全身が銀色に輝く刀を取り出し構えた
スズカ?「銀神の絶刀……ウルトラマンノアの力を宿した刀か……だがお前に今の俺を斬ることは出来ない」
ロド「いいや、出来る。ノアの刀は不可能を可能にするものだ」
スズカ?「そうか、ならばこれはどうだ?」
セレブロはある怪獣のカプセルを取り出す
スズカ?「ガルベロス」
取り出したカプセルを起動したあと、いつの間にか手にしていた謎のナックルにセットし、そのあとにジードライザーを取り出してそのトリガーを引く
スズカ?「キエテカレカレータ…!」
カプセルをセットしたナックルをトリガーを引いたライザーに通した
ライザーがカプセルの上を通った瞬間、ライザーに光が灯る、そのあとにセレブロはそのライザーをロドの後方に向けると、再びトリガーを引いた
すると、ライザーから茶色の光が飛び出し、ロドの10m後方へと飛んでいくとそこで一体の怪獣の姿を形成した。その名は『ガルベロス』、スペースビーストと呼ばれる宇宙怪獣の一体である
ロド「スペースビースト…!」
スズカ?「場所を変えよう」
セレブロは謎の機械じみた黒い銃を取り出すと、それのトリガーを引いた、すると黒いガス状の弾丸が銃口から放たれてロドの近くに着弾、着弾した場所から闇のエネルギーが溢れだす、それはロドのいる一帯を包み込み、やがて岩場の多い赤黒い空間の中へとなり、ロドはその中に閉じ込められた
ロド「これは…ダークフィールド…!」
スズカ?「倒せ、ガルベロス」
ダークフィールド外にいたセレブロはガルベロスにそう言うとどこかへと走っていった
ガルベロス「グジャァァァァァ!!!!」
ガルベロスはロドに向かって火炎弾を発射、ロドはそれをさっと避けた
ロド「厄介なものを出してくれたな」
ロドはネオバトルナイザー(色は緑と銅)を取り出すと、そこに色違いのスカルゴモラのカードを入れて、ネオバトルナイザーの下部にある三つのボタンのうちの一つを押した
ロド「行け、カル!」
最後にネオバトルナイザーの裏にあるまた別のボタンを押した
『バトルナイザー!モンスロード!』
ネオバトルナイザーのウイング部が左右に開き、中からカードを入れたウィンドウが出現し、次の瞬間、そこから光が飛び出す、その光はやがて、背中側はレッドキング、腹側は古代怪獣ゴモラ、顔はどくろ怪獣レッドキング寄りのゴモラと言った感じの超巨大な怪獣『スカルゴモラ』へと変化させた
頭部、背中、ひじ、膝に生える曲がったツノの色と胸にある血管の様な模様の色が紫色でカラータイマーの色が黄色で、最後に目の色がコバルトブルー、これがレイオニクスのロドのパートナーであるスカルゴモラのカルである
ロド「行くぞ!カル!」
カル「グギャァァァァァ!!!」
彼の呼びかけに答えるように、カルと呼ばれたその色違いのスカルゴモラは鳴き、そしてファイティングポーズを取った
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ダークフィールド外にて
スズカ?「はぁ…はぁ…はぁ…ここで終わる訳にはいかない…どこかで体を…」
サイレンススズカに寄生して2年が経ったセレブロ、これまでの戦いのダメージが宿主のスズカの体に蓄積しすぎた事でそのスズカの体に限界が来ていた、セレブロは早くに他の生物に寄生しようと考えていた、そうしないと自身のやる文明自滅ゲームが出来ないのだから
?「スズカさん!」
ここでセレブロは誰かに声をかけられた、足を止めて声のした方を見ればそこには、チームスピカに所属する薄紫色の髪のウマ娘『メジロマックイーン』がいた
マック「ようやく見つけましたわ、色々と聞きたい事はありますがまずは安全な所へ避難しましょう」
マックイーンは気づいていない、目の前にいるウマ娘がスズカであってスズカではないのだということを
スズカ?「…そうか」
マックイーンを見つめたセレブロはあることを思い付くと、マックイーンの方へと近寄った
マック「さぁ、参りましょう」
自分の元へと来たスズカ…いや、セレブロを安全な所へと案内しようとするマックイーン
だがそんな彼女をスズカに寄生したセレブロは押し倒した
マック「ひゃっ!?何をしますの!?」
突然の事に驚くマックイーン、マックイーンの耳元でセレブロはこう囁いた
スズカ?「少しだけ……少しだけ眠っていればいいから…」
マック「ど、どういうことですの!?」
次の瞬間、スズカの口の中からセレブロが現れると、マックイーンの体の中へと入った
マック「いや……やめ…て…やめ…てく…だ…さ…い…」
助けを求めようにもここにはマックイーンとスズカとセレブロしかいなかった
マック?「…」
彼女の目の色は紫色から赤に変化し、先程まで何者かに体の中へと入られる恐怖に怯えていた顔が冷徹なものへと変化、こうしてセレブロはメジロマックイーンに寄生し、意識を乗っ取った
スズカ「…」
セレブロがマックイーンの体に寄生した事により、体の中からセレブロがいなくなったスズカは意識のないままマックイーンに寄生したセレブロの方に倒れた、セレブロは彼女をどかして立ち上がり、自分の手足や体を見つめると
マック?「キエテカレカレータ…!」
と言って怪しい笑みを浮かべると、どこかへと去っていった
それから…
ゴルシ「ん?あそこに倒れてるのってスズカじゃねぇか?」
テイオー「あっ!本当だ!」
ダスカ「よかった…見つかって…」
ウオッカ「あれ?スズカ先輩を探してたマックイーン先輩はどこに行っちまったんだ?」
スピカトレ「さっきから電話かけてるのに応答しないな…マックイーン…」
数分後にチームスピカのメンバーとトレーナーが、倒れているスズカを見つけた、だが彼女が見つかった代わりにマックイーンは姿を消していた
テイオー「スズカを見つけられたと思ったら、今度はマックイーンがいなくなるなんて…」
スピカトレ「おまけにスペもまだ見つかってないし……どうなってんだよもう…」
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ロド「カル!スカル振動波だ!」
カル「グギャァァァァァ!!!!」
ダークフィールド内でガルベロスと戦いを繰り広げていたロド達、ロドの命令通りにカルは頭部の大きなツノから強力な振動波をガルベロスに放った
ガルベロス「グジャァァァァァ!!!」
スカル振動波を受けたガルベロスは爆散した
ロド「…これで細胞は全て消滅した、もう復活することはないな」
スペースビーストは強靭な生命力を持つ怪獣、細胞を分子レベルで完全に消滅させないと、増殖・または再生し復活、ないし別のビーストとして新生する恐れがある
ロドのパートナーであるカルが放つスカル振動波は、従来のスカル振動波よりもかなりパワーアップしたもの、これを食らった相手は跡形もなく消滅する、この振動波をスペースビーストに当てれば、スペースビーストの細胞を分子レベルにまで分解させ、消滅させる事も出来る
ロド「…結局使わなかったな、この刀」
手に持った銀神の絶刀を見てそう呟いたあと、カルは光となってロドのネオバトルナイザーの中へと戻った
そのあとにダークフィールドが解除され、ロドは元の世界へと戻ってきたが、そこにはもうセレブロの姿がなかった為、逃げられてしまったのだとロドは悟った
ロド「被験体1達の所に合流………ん?」
ロドは被験体1達の所へと合流しようとしたが、その時、左前方が強烈な光に包まれた
ロド「あそこにはトレセン学園があるぞ…一体何が起きたんだ?」
トレセン学園の方へと急行するロド、近くまでやってきたがそこには…
赤と紫色の体色を持つ銀色の光の巨人『ウルトラマンティガ』と禍々しい風貌の闇の巨人『トリガーダーク』がいた
ロド「ウルトラマンティガとやらの中から被験体1の気配がする…まさか彼女がティガに変身したのか?」
そのうち二体の巨人は戦い始め、ロドはそれをただ見つめるのだった…
to be continued…
第25話へと続く
登場した新しいもの
銀神の絶刀
ウルトラマンノアの力を宿す全身が銀色の刀、出自や能力や性能…この刀に何故ウルトラマンノアの力が宿っているのかについては未だに謎である。分かっているのは、この刀は不可能を可能にするものだという事とこの刀一つでどんな怪獣も必ず倒せるという事である
この話で登場するも結局使われなかった
※銀神の絶刀は後々の話で登場させる予定
※銀神の絶刀を読者様の書く小説に登場させてもOKです、許可はいりません