普通じゃないモブ警備員   作:タヌキソード

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第32話 抹殺-フェイリァ-

 

「皆~!ファルコの誕生日ライブに来てくれてありがとー!!」

 

 

(ファンの歓声)

 

 

 

ここは大井レース場、そこに併設されたライブステージに立つ一人の栗毛のツインテールのウマ娘、彼女の名はスマートファルコン、ダートレースを得意とする競走ウマ娘であり、ウマ娘のアイドル…通称ウマドルであった、今日この日は彼女の誕生日ライブ、ライブ会場には沢山の彼女のファンがやって来ていた

 

 

?1「…」

 

 

そしてその様子をレース場の観客席から見つめるのは彼女の担当トレーナー、名は『溝呂木眞也』、彼は大井レース場の観客席から彼女の様子を見守っていた

 

 

ライブ会場の片隅には、トレセン学園唯一の警備員の館山宗次郎がいた、彼は溝呂木トレーナーの依頼により、ライブを警備する事になっていた

 

 

宗次郎「ライブ盛り上がってるな……今の所は特に異常無しかな」

 

 

ライブは何事もなく続いている

 

 

宗次郎「このまま何も起きなきゃいいんだけどな…」

 

 

手に持ったGUTSスパークレンスを見て彼はそう呟いた…

 

 

…この時の宗次郎と溝呂木トレーナーは知らなかった、スマートファルコンを狙う魔の手がライブ会場に潜んでいるということを…

 

 

~OP : 青い果実

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー---

 

スマートファルコンというウマ娘を担当して2年経った頃、不思議な夢を見た

 

 

そこは鬱蒼としたジャングルだった、自分がなぜここにいるのかを考えようとしたら、ジャングルの奥の方から誰かの声が聞こえてきた。その声を追っていくうちに俺はある場所へとたどり着いた

 

 

溝呂木「…?」

 

 

たどり着いたのは見たことのない不思議な遺跡、質感からしてかなり昔のものだと分かった

 

 

あの謎の声はその遺跡の中から聞こえてきた、その声はまるで自分を呼んでいるような…そんな感じがした

 

 

遺跡の中を進んでいく内に、俺は遺跡の中でとても大きい謎の石柩を見つけた

 

 

石碑のように置かれ、神秘的なオーラを放つそれに俺は触れた、すると突然それは光輝き始めた

 

 

驚いてつい後退りしたがそのあとに俺は光輝いたそれの中に吸い込まれた、光が晴れたあと俺は謎の空間の中にいた、辺りを見回していると前方に光が現れ、その中から一体の銀色の巨人が姿を現した

 

 

溝呂木「お前は…誰だ?」

 

 

その銀色の巨人は何も答えなかった

 

 

溝呂木「お前が俺を呼んだのか?」

 

 

そう問いかけても彼は何も答えない、だが次の瞬間、俺は光に包まれた

 

 

そして夢から目覚めたあと、俺の手元にはあれがあった

 

 

溝呂木「…」

 

 

あれを手にし、俺はあれに宿る力を使う事が出来た、しかしこんな強大な力をなぜ俺が?俺が一体何をしたのだというのだろうか…そう思いながら、俺は担当バのライブを遠くから見続けた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー---

 

ライブ終了後

 

 

スマートファルコンの誕生日ライブは無事に終わり、会場にいたファン達も全員帰っていった

 

 

溝呂木「お疲れさん、ライブの警備ありがとな」

 

宗次郎「どういたしまして!」

 

溝呂木「さて、俺はファルコを迎えに行ってそのまま帰るとするか」

 

 

溝呂木トレーナーは担当バのスマートファルコンを迎えに行き、宗次郎は帰り支度をした…その時だった

 

 

キャァァァァァッ!!!

 

 

ライブステージの方からスマートファルコンの悲鳴が聞こえてきた、それに気づいた二人は急いで彼女の方へと向かった

 

 

宗次郎「ファルコちゃん!」

 

溝呂木「ファルコ!」

 

ファルコ「と、トレーナーさん…警備員さん…」

 

 

現場へと到着した二人、悲鳴をあげたスマートファルコンは何かに怯え、体を震わせていた、彼女の視線の先には黒いフードを被ったボサボサ頭の無精髭の男がいた

 

 

宗次郎「誰だコイツ…」

 

溝呂木「ファルコの事を4年もストーカーしていたやつだ、気持ち悪い内容の手紙を何度も送りつけたり、盗撮したり、挙句の果てにはトレセン学園のファルコの部屋にまで侵入してる」

 

宗次郎「あっ!コイツ…2年前に俺が捕まえたあの変態野郎か!コイツは他にも罪を犯してて、警察につき出されたあとは終身刑(懲役10年)を言い渡されて刑務所にぶちこまれたはず…なんで外にいるんだ?」

 

ストーカー男「ファルコちゃん…君は俺のものだ…」

 

 

ストーカー男はそう言うと、赤色のGUTSスパークレンスとある怪獣のGUTSハイパーキーを取り出した

 

 

宗次郎「(赤いGUTSスパークレンス?それとなんだあのキーは…)」

 

溝呂木「お前、それをどこで手に入れた」

 

ストーカー男「救世主様からさ」

 

宗次郎「救世主?」

 

溝呂木「…ネビュラエンタープライズの奴らか」

 

宗次郎「(ネビュラ…)」

 

 

ストーカー男は赤いGUTSスパークレンスに怪獣のキーを入れた

 

 

『Nebula up!ペドレオン!』

 

 

そして赤いGUTSスパークレンスの銃口を宗次郎達に向け、引き金を引いた

 

 

放たれた光弾は宗次郎達とファルコの後ろに着弾、すると着弾した場所からペドレオンと呼ばれるナメクジのような見た目をしたスペースビーストが出現した

 

 

ファルコ「気持ち悪い怪物…」

 

 

ストーカー男「やれ、ファルコちゃんにたかる邪魔者を消せ」

 

ペドレオン「ピギャァァァ!!」

 

 

ストーカー男の命令を聞いたペドレオンは宗次郎達に襲いかかってきた

 

 

溝呂木「っ!」

 

宗次郎「あぶねっ!」

 

 

二人はすんでの所で避けた

 

 

溝呂木「警備員!ファルコを連れて先に大井レース場を出てくれ!コイツは俺がやる!」

 

宗次郎「え!?大丈夫なんですか!?」

 

溝呂木「大丈夫だ!こんなヒョロガリやナメクジなんざ俺の手で倒してやる」

 

 

ストーカー男「させない…」

 

 

するとストーカー男の見た目が突然、グランテラと呼ばれるスペースビーストの姿へと変化、そのあとに巨大化

 

 

グランテラ「ニガサナイ!」

 

 

巨大化したスペースビースト『グランテラ』はライブステージを破壊、その際に出来た瓦礫が溝呂木トレーナーとファルコの元へ落ちてきた

 

 

宗次郎「危ない!」

 

 

それに気づいた宗次郎は、溝呂木トレーナーとファルコを突き飛ばした、だがそれにより宗次郎は瓦礫に埋もれてしまった

 

 

溝呂木「警備員!」

 

 

彼の元へと駆け寄ろうとしたが

 

 

ファルコ「キャァァァ!!!」

 

 

ファルコの悲鳴を聞き、溝呂木トレーナーはすぐにファルコの方へと向いた

 

 

ファルコ「こ、来ないで…」

 

 

そこには彼女に詰め寄るペドレオンの姿があった、警備員の宗次郎は瓦礫に埋もれていて連絡が取れそうにもない

 

 

ここで溝呂木はあるものを取り出した

 

 

溝呂木「…」

 

 

取り出したのは鞘に納まった白い小型の短剣のようなもの、"それ"から心音が聞こえ、さらに光った

 

 

彼はそれを左手で持つと、右腕で鞘からそれを前方に引き抜いた

 

 

次の瞬間、彼は光に包まれた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー---

 

宗次郎side

 

 

宗次郎「…」←気絶してる

 

?2「いつまで寝ている、早く起きろ」

 

?3「起きろ、忌々しい光」

 

宗次郎「…ん?その声は!」

 

 

瓦礫に埋もれ意識を失っていた宗次郎は何者かの声を聞いて目覚めた、声のした方にはふわふわの小さなダークファウストのぬいぐるみとふわふわの小さなダークメフィストのぬいぐるみがいた

 

 

宗次郎「なっ…どうしてお前らがここに…まさか…」

 

ふわファウスト「勘違いするな、私はお前を助けたくて来たわけじゃない」

 

ふわメフィスト「お前を滅ぼすのはふわザギ様と我らだ、ここで死なれてもらっては困る」

 

宗次郎「(ツンデレか…)」

 

 

このあと、二体のふわ達によって宗次郎は助け出された

 

 

宗次郎「助かったぁ…」

 

 

安心したその時、突然、ストーカー男が変化したスペースビーストの前に赤い光が落ちた、その時の衝撃で、ファルコを捕食しようとしたペドレオンがぶっ飛ばされた

 

 

宗次郎「なんだ!?」

 

 

その光が晴れると、そこには一体の銀色の巨人…もといウルトラマンがいた

 

 

~BGM : ネクサス -Appearance-

 

 

宗次郎「あれは…」

 

ふわファウスト「忌々しい光がまた現れたぞ…」

 

ふわメフィスト「同じ気配を持つ奴が確か警備員室(あの部屋)にいたな…」

 

 

?4「シュッ!ハッ!」

 

 

現れたそのウルトラマンは体色を赤へと変化させた

 

 

to be continued…

 

 

次回 降臨-ウルトラマン-

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