ドガガガァァァーーン!!
「ここは…」
目が覚めるとそこはどこかの森だった、人工ウマ娘の私『ライトオブホープ』は何故か倒れていた。体も痛い。
「グジュガァァァーーー!!!」
その中で見たことのないまるでキメラな怪獣が暴れていた、早く戦わないと!と思って私は相棒の怪獣のレキネスを召喚しようとした。
「あれ?」
でもレキネスは現れなかった、もう一体の相棒の怪獣の⬛⬛⬛⬛⬛⬛を出して召喚しようとしたけどそれも駄目だった。
「なら…!」
この子達が駄目なら私がウルトラマンティガに変身すれば…!そう思ってスパークレンスを取り出そうとした。
「ない…」
しかし、どれだけ衣服のポケットの中をまさぐってもスパークレンスはなかった。
「なんで…」
レキネス達も出ない、ウルトラマンにもなれない…今の私は何も出来ない状態だった。
「なんで私は何も出来ないの…?」
やっと自分の意思で戦えるようになったのに…それでロドさんやオメガ…オオキダソラトさんと共に戦えるようになったのに…なんで…?なんで私は何も出来ないの…?
そういえばラジオでオメガ…ソラトさんやティガ…私、レイオニクスのロドさんの操るスカルゴモラのカルちゃんの世評を聞いたけどあんまりだった…なんで皆は私達を認めてくれないの…?私達がずっと怪獣退治してたのに、なんで認めてくれないの…?
そうだ…私がサポートすればソラトさん達は上手く戦える筈なんだ…
上手く戦えれば私達を認めない人達もいなくなる筈なんだ…
…………あれ?何これ…こんな事私知らない…なんなのこの記憶…
{シュワッ!}
見たことのないキメラな怪獣にオメガが立ち向かってる…早く…サポートしなきゃ…
グサッ!!
「え?」
サポートしようと思って立ち上がった矢先、オメガが怪獣の触手のようなものに貫かれた、そしてオメガは光となって消滅した。
「っ!」
いても居られずに私は光の向かった方向へ走った。到着すればそこには傷だらけになったソラトさんとロドさんが倒れていた。
「皆さん!」
私は彼らに駆け寄った。
「ロドさん!ソラトさん!しっかりして!」
ロドさんは頭から血を流しており、意識がなかった。
「うっ…」
だけどソラトさんにはかろうじて意識があった。
「ソラトさん…!」
意識があるのが分かって私はホッとした…そんな時だった。
「ホープ…」
「何ですか…?」
「無事で良かった…」
私が無事だった事にソラトさんはどこか安心した様子だった。だけどそのあとにソラトさんは意識を失った。
「ソラトさん…?ソラトさん…?ソラトさん…!ソラトさん…!ソラトさん…!ソラトさん!!!」
………私が…私が何も出来なかったから…そのせいで皆が…
「私のせいだ…」
私のせいでこうなった…私がなにも焦ったりしなかったらこんな事にはならなかった…私のせいだ…私のせいだ…。
「ごめんなさい…」
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
私なんて作られなきゃよかったのに…。
私はなんで作られたの…?
ねえ…教えてよ…
私の生きてる意味はあるの?
なんで誰も答えてくれないの………。
「娘よ…悲しむ事はない…お前が俺と共に来ればこの悲しみは消える…」
この悲しみは消える?お父さんの元に行けば…?
「愛しい娘よ…お前に涙は合わない…おいで…おいで…」
お父さんの姿が見える…お父さんは私を手招きしている…。
「お父さん…」
この悲しみが消えるのなら…私はお父さんと共に行く…どこまでも…どこまでも…。
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トレセン学園 警備員室
「ホープ!」
「は!?」
目が覚めた、起こしてくれたロドさんは特に変わりない。ソラトさんはご飯を食べていて、警備員室の主である館山宗次郎さんは相変わらず帰ってこない…。
「あ、すみません…」
「いいよ。塩昆布の場所知りたいんだがどこにあるんだ?」
「それはですね…」
立ち上がって私はキッチンへ向かった。
「(私が皆を失うなんてそんなのないんだから…)」
あれは悪夢だ、最悪の悪夢…そう思って私は今日を過ごすのだった…。
でもこの時は知らなかった…あの悪夢が現実になるなんて事を…
to be continued…
次回、縄張り-クローマークス-
ウルトラマンオメガの第11話のあるシーンを元に書いた話
ホープが見た悪夢は現実になりますがそれはまだ未来の話です。