某日 午後9時
?1「はぁ…はぁ…」
一人のウマ娘が山中を駆けて…いや、何かから逃げていた
「そこだー!逃がすなー!」
後ろから複数の足音が聞こえる、恐らくこのウマ娘を追っている者達だろう
バキューン!
ここで追跡者の銃撃が、逃げているウマ娘の足元に命中した
?1「うわぁ!?」
逃げていたウマ娘はバランスを崩して転んだ
?1「うぅ…」
転んでしまった彼女は立ち上がり、後ろを振り向く、そこには武装した複数の人間達がいた
?1「来るな!!」
彼女はそう言うが、追跡者達はゆっくりと彼女に近づいてくる
彼女は隠し持っていた閃光弾を点火し、追跡者達に投げつける、すると投げつけられた閃光弾を中心に強烈な光が発生、追跡者達が思わず手で目を覆った隙に彼女は追跡者達から逃げていった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー---
私は親を知らずにある施設で育った、お父さんは誰なのか…お母さんは誰なのか…兄弟はいるのか…施設でいつもその事を考えていた
?1「ワクワク…」
施設の人が言うに、もうすぐ私の面倒を見てくれる人達…もとい本当の家族が私を迎えにここにやってくるのだそう、もうすぐ家族の元に帰れるという一筋の希望に私は喜びを感じずにはいられなかった
でもそんな希望は…ある日突然打ち砕かれた
その夜、家族の事でわくわくし過ぎて眠れず施設内をウロウロしていた私は、検査室という場所の近くに来た際に施設の人達の話を聞いた
「彼女の体に流れる血液からこんなものが…」
「これは…ベリアル因子…」
「ということは…彼女はあの…ウルトラマンベリアルと親子関係にあるのか…」
「彼女の体に流れるベリアル因子を使えば…あのウルトラマンベリアルの…スパークドールズを作れるぞ…!」
「となると新しい里親に彼女を引き渡すのはやめにしましょうか…」
「しかし、伏井出先生が連れてきたウマ娘にこんな秘密があったとは…」
ウルトラマンベリアル…光の国に反逆し悪に堕ちた悪のウルトラマン、最終的に歴戦のウルトラ戦士達によって倒された存在だと施設の人から聞いた。私があの…ウルトラマンベリアルの…子?
さらに聞いてみれば、その伏井出という人がベリアルの遺伝子を元に人工的に私を作り出したのだそう、尚、私を作り出したその人は既にこの世にいないそうだ
?1「(私の体の中に流れるベリアル因子を使って…ウルトラマンベリアルの…スパークドールズを…作る?)」
なんて恐ろしい物を作ろうしているんだ…そんなスパークドールズを作ったら大変な事になる!。今までここは病院か何かの施設だと思ってたけど全く違った…ここは明らかに危険な場所だ…
?1「(早くここから抜け出さないと…!)」
次の日の夜、私は誰にもバレないように部屋の窓を開けてそこから外へと出た
今まで見るだけだった外の世界の感覚に驚きながらも私は施設の敷地を出た、だけどその瞬間
「被験体が逃げ出したぞー!」
施設の警備をしていた人達に見つかってしまった、私は全速力でその場から走り去った、その人達はどこまでもどこまでも執念深く私を追いかけてきた、きっと私を施設に連れ戻すつもりなのだろう、でも私はもうそっちに戻る気はない
途中で足元を撃たれ転んだあとに立ち上がり、隠し持っていた閃光弾を投げつけた事で施設の人達の目を眩ませ、その隙に私はもっと遠くに逃げる事が出来た
そうして逃げていくうちに私はある場所へとたどり着いた
?1「これは…ピラミッド…?」
そこにあったのは…所謂ピラミッドと呼ばれるものだった、私はその中へ引き寄せられるようにして入った
?1「何これ…?」
ピラミッドの中にあったのは3体の巨人の像、そのうちの真ん中にいる巨人の足元に祭壇のようなものがあり、その上には、トンカチのような形をした謎の神器が置かれていた
?1「何かの神器…?でも私の知ってるピラミッドにこんなものは…そもそもここは何なの…?」
見つけた時からあのピラミッドは明らかに異様な感じがした、意匠や形が私の知ってるどの古代文明にも属さなかったからだ、もしかするとこのピラミッド…私の知る古代文明よりもかなり…かなり前にあったものなのかもしれない…だとしたらあの像は…あの神器は何なのだろう…
真ん中にいる巨人の石像の足元には他にも石碑があり、それには奇妙な古代文字が刻まれていた
?1「…ティガ…」
その文字を私はなぜか読めてしまった…ティガって何?…真ん中にいる巨人の石像の名前?
?1「…触ってもいいよね?」
周りに誰もいないのを確認すると、私は謎の神器をそっ…と手に取った……次の瞬間
?1「うわぁ!?」
突然神器が光を放った、その光はやがて周囲を包み込み、光の空間を形成した
?1「何なのこれ…ん?」
前方に誰かがいるのが見えた、
?1「誰?」
声をかけるがその人物は何も喋らない、だがその人物はこちらへゆっくりと近づいてきた
その人物の背が私より高いのは分かるけど、その人物が体から常に光を放っているせいで顔や見た目がよく分からなかった、体型的に見るとこの人は男性だろうか…
彼は私の近くまで来ると、私の方に手を差しのべてきた、私はよく分からず彼のその手を掴んだ、その瞬間またあの神器が光を放ち、周囲が光りだした、私はそこで意識を失った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー---
別の日
午前 11時
トレセン学園 警備員室
宗次郎「(鼻歌)」←パソコン作業中
やぁ!モブ警備員の館山宗次郎だよ!ウルトラマントリガーやってます!
?2「ご飯は?ご飯はどうするんだ?」
?3「ZZZ…」(寝ている)
そして俺の机にいる二体の小さなふわふわ、ご飯催促してるのはふわふわの小さなウルトラマンオーブのぬいぐるみ…もといふわオーブ、その隣で寝ているのはふわふわの小さなウルトラマンゼットのぬいぐるみ…ふわゼット
今日はうちにお客さんが来るとの事、どうやらふわゼットやふわオーブと親交がある方らしい、どんな人なんだろうな…ちなみにこの事を最初に伝えてきたのは、絶賛お眠り中のふわゼットである
宗次郎「もう正午か…」
警備員室の時計の針が正午を指した…その時だった
宗次郎「ん?」
天井に突然謎のワームホールが空いた、あれ?この赤いワームホール…どこかで見たことあるな……そう思った数秒後、ワームホールの奥から大量の何かがこちらに向かってきた…それは…
「ふわオーブー!!ふわゼットー!!」
大量のふわふわの小さなウルトラ戦士のぬいぐるみ達だった、…あれ?よく見たら奥にデカイふわふわがいる…初めて見るデカイふわふわが…
ワームホールから出たふわふわ達はそのまま俺の方に落ちてきた、デカイふわふわも落ちてきた
宗次郎「うわぁぁぁぁぁ!!!」
俺はその落ちてくるふわふわ達に埋もれた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー---
10分後
宗次郎「それで…この子達がふわオーブやふわゼットの…お知り合い?」
床でがやがやしてる大量のふわ達を前にして俺はふわオーブ達に言った
ふわオーブ「そうだな!」
ふわゼット「いっぱい来たであります!」←起きた
宗次郎「えっと…まずお名前お聞きしてもよろしい?」
?4「ちゃー!」
宗次郎「ちゃー!じゃ分からないよ…」
?5「この『ちゃー!』って言ってるやつはふわトラマンティガっていうんだ!ちなみに何をしてもちゃー!しか言わないぞ」
宗次郎「会話大変だ…それであなたは?」
?5「俺は、ふわトラマンダイナだ!よろしく!ふわオーブのパートナー!」
宗次郎「お、おぅ!」
?6「ふわトラマンガイアです!よろしくお願いします!」←お辞儀している
宗次郎「(目が可愛いなこの子…)こちらこそよろしくお願いします!」
?7「…ふわトラマンアグルだ…よろしく」
宗次郎「よろしくお願いします!(この子も可愛いな…好きかも)」
?8「ふわトラマンコスモスです!よろしくね!」
宗次郎「よろしく!(この子は見てると癒されるなぁ…)」
?9「…」←宗次郎をジーッと見つめている
宗次郎「何も喋らないよこの子…」
?10「この子の名前はふわトラマンネクサスっていうんだ!あまり喋らないけどとてもいい子なんだよ!」
?9「…」←お辞儀している
宗次郎「よ、よろしくね!」
?10「そして僕の名前はふわトラマンメビウス!よろしくね!ふわゼットのパートナーさん!」
宗次郎「(可愛い…)こちらこそよろしく!」
?11「ふわトラマンヒカリだ、闇落ちしたウルトラマンの方の私がいると聞いたのだが…本当か?」
宗次郎「本当です、しかもなんだか俺の事復讐相手と勘違いしてるみたいで…」
?11「それは災難だな…ともかくこちらに住まわせてもらう、よろしく頼む」
宗次郎「はい!よろしくお願いします!」
?12「そして俺の名は…ふわトラマンゼロだ!」
ふわゼット「うぉーー!!ゼロししょーでございますーー!!」
宗次郎「確か、ふわゼット…彼の弟子なんだっけ…」
ふわオーブ「正確には自称弟子だけどな」
?12「俺の弟子になろうなんざ…二万年早いぜ!」
宗次郎「(ふわふわになってもゼロはゼロだったな)」
?12「というわけで…よろしくな!ゼットのパートナー!」
宗次郎「よろしくお願いします!」
これで今、9人のふわふわ達の名前を知ったな…残りは…
?13「俺はふわトラマンギンガだ!よろしくな!」
?14「…ふわトラマンビクトリーだ、よろしく」
?15「ふわトラマンXだ!よろしくな、宗次郎!」
宗次郎「はい、ところでふわエックスさんはどうしてそんなにデカイんですか?」
ふわふわのエックスだけなぜか他のふわ達よりデカかった、サイズ的にちょうど抱っこできるくらいだな
?15「気づいたらこうなっていたんだ、原因は分からない…」
宗次郎「そうなんですか…」
こんなデカイの見たの初めてだぞ…
?16「ふわトラマンジードです!好きなものはドンシャインです!よろしくお願いします!」←お辞儀している
宗次郎「こちらこそよろしくね!(動きがいちいち可愛いなこの子!)」
?17「ふわトラマンタイガだ!よろしくな!宗次郎!」
宗次郎「よろしく!(こういう元気っ子もいいね!)」
ふわオーブ「あれ?タイタスとフーマはどうしたんだ?」
?17「宇宙風邪ひいて休んでます!」
宗次郎「(宇宙風邪なんてあるんだ…)」
?18「デャ!」
宗次郎「それじゃ分からないよ…」
ふわオーブ「コイツの名前はふわトラマンデッカーだ、コイツは何をしても『デャ!』しか言わないぞ」
宗次郎「また会話が大変な子が…とりあえずよろしくね!」
?18「デャ!」(ドヤァ…)
最後は…
?19「ルロロロロロロロォイ!」
宗次郎「(うわ叫んでるよ…)君は…ふわトラマンブレーザー君…かな?」
?19「ルロォ!」
宗次郎「よろしくね!」
?19「ルロォイ!!」
宗次郎「(この子と会話するの…かなり難しそうだな)」
こうしてやってきたふわふわは計16体、うちにいるのと合わせると、18体になる
宗次郎「ちょうどお昼だし、皆でご飯食べるか!」
18体のふわ達のご飯…相当な量になるな…
※お昼の買い出しの会計が40万いった…でも気にしない!
ふわティガ「
ふわデッカー「
ふわブレーザー「
宗次郎「こら!三人とも!フライドチキンの取り合いしないの!」
デカふわX「宗次郎、恐ろしいぞこの料理は…カロリーが凄く高い…!」
宗次郎「カロリー計測しなくていいからね?」
ふわヒカリ「この料理もカロリーが高いな…」
ふわメビ「ヒカリもそれやらなくていいからね!?」
ふわオーブ「まだ食べ足りないな……◯ber Eatsでまたフライドチキンのオードブルと正油、味噌、塩、豚骨、醤油豚骨味のラーメンを各種6つずつとミートソースとカルボナーラスパゲッティを…」
宗次郎「だから食いすぎだって言ってるでしょうが!!この食いしん坊ふわぬい!!」
ふわガイア「チョコレートパフェとストロベリーパフェとメロンパフェとトロピカルMIXパフェと黒蜜きなこ餅のパフェとアフォガードパフェの鬼盛を4つ下さい!あとティラミスパフェと宇治抹茶パフェとシャインマスカットのパフェの鬼盛も4つ下さい!」(目をキラキラさせる)
宗次郎「(可愛い成りしてこの子甘党なの!?しかもめっちゃ食うな!?)」
ふわアグル「…俺も同じやつを頼む」
宗次郎「(この子も!?)」
ふわネクサス「シュアァッ!」←クロスレイ・シュトロームでサーロインステーキを斬ってサイコロステーキにした
宗次郎「ワザマエ!」
ちなみに俺の所にやってきたふわ達は、ふわゼットから俺の存在を聞いていたそうで、どんなやつか気になっていたそうな
ふわヒカリ「一つ聞き忘れていたが…お前があのウルトラマントリガーか?」
宗次郎「はい!……え?(バレた!?)」
ふわゼット「なんと!宗次郎がウルトラマントリガーなのでございますか!?」
宗次郎「えっ、あっ…そうだよ…」
嘘…どこで俺がウルトラマントリガーだってのがバレたんだ……
ふわヒカリ「机に置かれていたGUTSスパークレンスとGUTSハイパーキー…どんな技術で作った物なのか…ぜひ聞かせてくれないか!」(目をキラキラさせる)
あっ…机に置きっぱなしだった…
ふわメビ「まずはご飯食べようね?ヒカリ?」
このあと俺はふわふわ達に質問攻めされた
そしてなんやかんやあってこの大量のふわ達が仲間になったのだった
to be continued…
次回 巨大化したふわふわ達