朝 7時
トレセン学園 警備員室
「ついにこの日が来たな…」
「そうだ、今日は楽しいファン感謝祭~」
やぁやぁやぁ!館山宗次郎だよ!ウルトラマントリガーやってます!そしてトレセン学園のモブ警備員もやってます!
みんな!春になるとトレセン学園で何を行うか知ってるかい?
G1レース?…ひな祭り…?違う違う!正解はファン感謝祭!トレセン学園のトレーナーや競走ウマ娘のファンはこれくらい覚えとかないと!
俺は先程言った通りトレセン学園で警備員をしている、ちなみに警備員は俺一人だけ!俺が警備員やる前もやり始めた以降もここに新しい警備員一人も来ないんだよね…マジキツイ!でも働いたら沢山お金が貰えるからね~だから頑張っちゃう!
ただでさえきつい警備の仕事だけど、一番キツイのは…このファン感謝祭の警備なんだよね!沢山のお客さんに紛れて侵入する悪い不審者から生徒達を守らなきゃいけないからな~
宗次郎「マジどうすんの…あっちこっちで不審者を入れないように見るのは流石にキツイよ…」
頭を抱える俺の元に二体の小さなふわふわのウルトラマンのぬいぐるみが現れた
宗次郎「ふわトラマンヒカリとふわトラマンガイア…?」
ふわヒカリ「その件についてだが」
ふわガイア「僕達で対策してみたんです!」
宗次郎「対策?…ん?」
机の上をよく見ると、なにやら大きな鉄の板があった
宗次郎「この鉄板は…何?」
ふわガイア「これは不審者打ち払い用ワープパネルです、このパネルには、パネルを踏んだ生命体に邪悪な心があるのを検知すると、強制的にここから遠く離れた場所に転送する機能があります」
ふわヒカリ「これを昨日の夜、トレセン学園の外と室内全てに仕掛けた」
宗次郎「そうなんですか?というかこれ仕掛けた時に周りから見えたりとかしないんですか?」
ふわヒカリ「この板は設置すればその瞬間、背景と同化して見えなくなる、どのような技術をもってしてもこの透明化したパネルを見ることは出来ない」
宗次郎「すごぉ…(こんな凄いもの作るとは…天才って凄い)」
ふわオーブ「昨日の夜はそれを全て設置するんで大変だったぜ…」
ソファで寛いでいたふわふわの小さなウルトラマンオーブのぬいぐるみはそう言った
宗次郎「お疲れ様、相棒」←パネル設置時寝てた人
ふわゼット「これで警備の仕事が楽になるでありますな!」
別の机にいたふわふわの小さなウルトラマンゼットのぬいぐるみはおにぎりを食べながらそう言った
宗次郎「ありがとう…皆…」
ふわオーブ「これで心置きなく屋台グルメを楽しめるな!」
宗次郎「早速屋台グルメ食べようとしてるな……あれ?」
ふわオーブ「ん?どうしたんだ?」
宗次郎「そういえば他のふわふわ達の様子が見当たらないんだけど…」
ふわガイア「皆さんなら前にもう屋台グルメを食べに行きましたよ」
宗次郎「え?大丈夫なの?あの姿で下手に動いたら誰かに捕獲されるんじゃ…(主にふわふわソムリエのあのウマ娘に)」
ふわヒカリ「いや大丈夫だ、我々は人間の姿に擬態出来る、だから心配はない」
宗次郎「(人語喋れない子達が心配だな…)」
ここでソファを再び見ると、別のふわふわの小さなウルトラマンのぬいぐるみ達が寝ていた、右からふわトラマンティガ、真ん中にふわトラマンデッカー、左にふわトラマンブレーザー。この三体は人語を喋れないふわふわ達だ
ふわネクサス「…」
そして俺の頭の上にはふわふわの小さなウルトラマンネクサスのぬいぐるみがいた
宗次郎「(この子は…心に語りかけてくる子だから…人語を喋れないというよりは…人語は喋れるけどあまり喋らない…という表現が近いかな…)」
ふわオーブ「というわけで…擬態するか…」
そう言うと、ふわオーブはウルトラマンオーブの変身者であるクレナイ ガイという男に擬態した
続いてふわゼットは、ウルトラマンゼットの変身者であるナツカワハルキという男に擬態、ふわガイアはウルトラマンガイアの変身者である高山我夢という男に擬態した
わぁ…凄い…擬態とはいえ前世で会えなかった方々に簡単に会えちゃうなんて…
宗次郎「先生は擬態しないんですか?」
ふわヒカリ「私はここに残ってGUTSスパークレンスとGUTSハイパーキーの研究をするから擬態はしない、君達は存分にファン感謝祭を楽しんできてくれ」
宗次郎「分かりました!」
こうして俺は、人間に擬態したふわ達と寝ているふわ達を連れてファン感謝祭を楽しむ事にした
ふわヒカリ「それにしても…このGUTSスパークレンスとハイパーキー…気になるな…構造が…」←何かの工具を持って解体しようとしている
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トレセン学園 外にて
ハルキ(ふわゼット)「うぉぉぉ!!屋台というものがいっぱいあるでありますよ!宗次郎!」
ガイ(ふわオーブ)「前よりも屋台の数が増えてるな……何から食べようか…」
我夢(ふわガイア)「あっ!あそこにパフェの屋台がありますよ!」
宗次郎「…」
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回想1
宗次郎「先生、前に俺に『お前があのウルトラマントリガーか?』って聞いてきましたけど…それってどういう事なんです?」
ふわヒカリ「我々がここに来る4日前、メラニー遊星から破壊獣モンスアーガーが5体盗まれて改造され、それがこの宇宙にあるいくつかの惑星にばらまかれたんだ、宇宙警備隊の面々がなんとかしてばらまかれたモンスアーガーを4体倒したんだが、月にいる残りの一体がどの個体よりも極めて強く、我々は苦戦を強いられたんだ」
宗次郎「ああっ!思い出した!月で暴れてたモンスアーガーの事か!ウルトラマントリガーに変身して何気なく宇宙に来てみたらこっちに攻撃するやつが月にいたから何かな~って思ったらそれがモンスアーガーだったんだよな!確かパワータイプにタイプチェンジしてぶっ倒して…そのあとに知らない声でお前は誰だと言われて思わず『俺の名前はウルトラマントリガーです!スマイル!スマイル!』って言って地球に帰ったんだよな…」
ふわヒカリ「君の言っていたその知らない声は私だ」
宗次郎「そうなんですか!?ということはその月での戦いの時に俺の事を見て知ったんですね…」
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宗次郎「(この世界の宇宙警備隊の面子…皆ふわふわだったりするのかな…)」
ガイ(ふわオーブ)「相棒、近くにわんこそば大食い選手権のブースがあったんだが参加していいか?」
宗次郎「大食い選手権?いいぞ!」
大食い選手権…開幕から早速食べる気かお前は…
大食い選手権には大食い自慢のウマ娘達が多数参加しており、その中にはあの有名な大食いウマ娘のオグリキャップやライスシャワーが参加していた
選手権で優勝すれば超有名な焼き肉屋で使える食事券20万円分が当たるそう、景品が豪華だねぇ…
ガイ(ふわオーブ)「その食事券…俺が貰う」
参加者の殆んどがウマ娘のなか、さすらいの風来坊に擬態した相棒は突如として選手権に参戦した、流石にオグリキャップには勝てないだろと思っていたが、制限時間が終了した頃、コイツは涼しそうな顔をしてわんこそばを900も平らげていた(見た目も変化無し)、オグリとライスはわんこそばを700平らげた所で腹の限界を迎えて動けなくなっていた
こうして大食い選手権でオグリとライスを負かして優勝した相棒は、景品の超有名な焼き肉屋で使える食事券20万円分を貰って戻ってきた
ガイ(ふわオーブ)「次はどこに行くんだ?」(涼しい顔)
宗次郎「大食いでウマ娘に勝つとか…もうお前が怖いよ」
ハルキ(ふわゼット)「オーブ先輩…ウルトラやべぇ…」
我夢(ふわガイア)「あっ、宗次郎さん。近くにパフェの大食い選手権のブースがあったので参加したら勝っちゃいました」←パフェビュッフェのお店で使える20万円分の食事券を持ってやって来た、尚、見た目に変化なし
宗次郎「(ヤバいのがもう一人いたわ、というか大食いしといて何で見た目変化しないんだよ!?)」
ハルキ(ふわゼット)「先輩方…ウルトラ凄いぜ…俺も大食い頑張らねえと!」
宗次郎「お前は大食い頑張らなくていいからな!?」
そのあとも色んな所を回った、道中では…
「この料理のカロリーは…」
「ドンシャイン…どこ…?」
「カレー美味しい…!」
ウルトラ戦士の変身者達を何人か見かけた、恐らく別のふわふわ達が擬態した姿だろう、擬態とはいえこれを見るのもかなりレアだ…
宗次郎「いただきます!」←買った焼き魚の串焼きを食べようとしている
ふわブレーザー「ロロロロ…」←焼き魚を見つめている
宗次郎「どうした?ふわブレーザー?」
ふわブレーザー「コレ、ゲードス?」
宗次郎「ゲードスじゃないよ、これは美味しいやつだからね」
ふわブレーザー「…オレモ、クウ!」(目をキラキラさせる)
宗次郎「分かった、一緒に食べようか!」
ふわネクサス「…」←物欲しそうに見ている
宗次郎「君の分もあるからね?」←買った焼き魚の串焼きをもう一本出す
ふわネクサス「…!」←目をキラキラさせる
ふわデッカー「デャ!…アッチィ!」←買った出来立てのたこ焼きを食べて、ちょっとやけどした
ハルキ(ふわゼット)「そんなに急ぐなよ、こういうのはゆっくり食べるものだぜ!…熱っつ!」←同じく、買った出来立てのたこ焼きを食べてちょっとやけどした
ふわティガ「ちゃー!」←買った炭火焼き鳥串二本を食べて顔が汚れた
宗次郎「あぁっ!顔汚しちゃって…ウェットティッシュで拭かないと…」
いやぁ…もう本当楽しい…このまま何も起きなきゃいいな…
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トレセン学園近くの廃工場 その奥にて
スズカ?「…」
トレセン学園でファン感謝祭が開催されているなか、廃工場の奥にポツンとスズカ?は立っていた、目の色は赤、冷徹な表情は相変わらずである
彼女は再びウルトラゼットライザーを再び取り出してそれのトリガーを引き、前方に光のゲート…もといヒーローズゲートを出現させ、そこを通って緑色のインナースペースへと入った
ふわアグル「(そうか、ベリアル融合獣とやらが突然出現する理由が分かったぞ…戻ってアイツに知らせないとだな…)」
緑色のインナースペースに入るスズカ?を柱の影から見ていたふわふわの小さなウルトラマンアグルのぬいぐるみ…もといふわアグルは音を立てずに学園へと戻った
スズカ?「二回目の実験を開始する…」
緑色のインナースペースへと入ったスズカは、制服のポケットから、自分の姿が映った緑色のウルトラアクセスカードを取り出し、ゼットライザーにセット
『SILENCE SUZUKA! Access Granted!』
三つのメダルを取り出し、ゼットライザーのブレードの部分にセットしていく
スズカ?「ベリアル、異次元超人、宇宙怪獣」
『ベリアル!エースキラー!エレキング!』
セットしたメダルをスキャンする毎に、彼女の周りに先程ライザーにセットしたメダルの幻影が浮かび上がる
スズカ?「キエテカレカレータ…」
彼女はライザーを掲げてトリガーを再び押す
『サンダーキラー!』
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再び、トレセン学園 外にて
ドガァァァァン!!
宗次郎「うわぁ!?」
ファン感謝祭を満喫中、トレセン学園近くの廃工場に、雷と共にベリアル融合獣『サンダーキラー』が出現した
宗次郎「えぇ!?またベリアル融合獣…?」
GUTSスパークレンスとハイパーキー…警備員室に置いてきたままなんだよな…これだとウルトラマントリガーに変身出来ないよ…
ガイ(ふわオーブ)「ここは俺達が行く!」
我夢(ふわガイア)「ファン感謝祭の邪魔は誰にもさせない!」
ハルキ(ふわゼット)「宗次郎!三人のふわ達の様子を見ててくれ!」
三人は俺に、ふわブレーザー達を預けるとサンダーキラーの方へと駆けていった
次の瞬間、三人は光に包まれた
『フュージョンアップ!ふわトラマンオーブ!ハリケーンスラッシュ!』
『FUWATRAMAN Z!ALPHA EDGE!』
そのあと、その光はサンダーキラーの前に降り立ち、その中からハリケーンスラッシュという形態にフュージョンアップした巨大なふわオーブとアルファエッジという形態にウルトラフュージョンした巨大なふわゼット、巨大なふわガイア(V2の姿)が現れた
?「大きなふわふわ…素敵…」
宗次郎「(出たな…ふわふわソムリエアヤベさん…)」
近くに現れたふわふわソムリエのウマ娘を視認したあと、俺は巨大なふわトラマン達の戦いを見守るのだった
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再び、警備員室
ふわヒカリ「このような構造をしているのか…面白い……この構造を何かに応用出来れば…」←解体したGUTSスパークレンスと解体したハイパーキーの構造を見て関心している
※巨大化したふわ達の戦闘が始まったあと、また終わった後もふわヒカリはGUTSスパークレンスとハイパーキーの研究をずっと続けたそうな
to be continued…
次回 ウルトラふわふわファイト!