Monster Hunter Duel Storm   作:アサシン・零

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第17話「変異の火竜と熱帯の果実」

ミナガルデのギルドホールは、朝の喧騒に包まれていた。ミゲルはアクセルアックスを背負い、アリスを肩に乗せてクエストボードを眺める。ギルドマネージャー・レンから新たな任務が告げられた。「凍土で異常な報告だ。モガ村から、リオレウスとリオレイアの変異体が出現したとの情報。ロックラック支部の管轄だが、緊急性が高い。調査してこい」

 

「変異体!?」ミゲルは目を輝かせた。「了解しました!」

 

エイヴォルがノートを抱えて笑った。「ミゲル、凍土はベリオロスやギギネブラが出る危険地帯よ。私も記録で同行する。しっかりね!」

 

アリスが「ニャ、寒いのは苦手ニャ!」と尻尾を振ったが、ミゲルはホットドリンクをポーチに詰め、準備を整えた。「凍土でも、アクセルアックスで乗り切る!」

 

凍土のエリア4は、氷の結晶が朝日を反射し、冷気が肌を刺す。ミゲルはハンター防具にドスランポス頭とイャンクック腕を組み合わせ、ホットドリンクを飲んで体を温めた。エイヴォルが毛皮のコートをまとい、アリスが「ニャ、寒いニャ!」と震える中、異様な気配が近づいた。

 

青白い鱗に覆われたリオレイアが現れた。普段の緑色とは異なり、氷のような輝きを放つ。「これが変異体…!」ミゲルはアクセルアックスを剣モードで構え、慎重に距離を取った。リオレイアが毒尾を振り、氷の結晶を砕く火球を吐く。ミゲルは回避し、連撃で脚を狙った。アリスがブーメランで援護し、エイヴォルがスケッチを走らせる。

 

14分後、空から咆哮が響き、青白いリオレウスが降下してきた。ゼルレウスに似た輝きだが、翼の形状や尾の棘が異なる。ミゲルはハンス教授の属性の授業を思い出し、「火竜なら水属性が有効…でも、俺のアクセルアックスは無属性だ!」と焦った。

 

戦闘を回避し、ミゲルは痕跡を収集。青白い鱗と羽毛を手に、ミナガルデに急いで戻った。

 

ギルドホールで、レンはミゲルの報告を聞き、目を細めた。「青白いリオレウスとリオレイア…温暖化で凍土や雪山、氷海の一部が溶けているが、これは新発見だ。寒冷期に適応した火竜だろう」レンは本棚から古い書物を取り出し、ミゲルに見せた。そこには「環境変化による飛竜種の変異」と記され、過去の例としてティガレックス亜種が記載されていた。

 

「温暖期の延長が、こんな変異を引き起こしてるのか…」ミゲルは森丘で見た新種飛竜の羽毛を思い出した。「ニャ、ミゲル、謎が深まるニャ!」とアリスが呟く。

 

レンが続けた。「次の任務だ。地底火山で、別の変異体が確認された。リオレウスとリオレイアを調査してこい。本部にも報告が必要だ」

 

地底火山のエリア6は、溶岩が流れる灼熱の地。ミゲルはクーラードリンクを飲み、アクセルアックスを握った。エイヴォルが汗を拭い、アリスが「ニャ、熱いニャ!」と毛を逆立てる。そこに、灰色と黒色に染まったリオレイアが現れた。体色は温暖期の熱に適応したかのようだ。続いて、黒い鱗のリオレウスが咆哮を上げ、溶岩を飛び越えて襲いかかってきた。

 

ミゲルは剣モードで動きを読み、火球を回避。爆発突撃を放ち、リオレイアの尾を削る。エイヴォルが叫んだ。「ミゲル、灰色の鱗、熱耐性が強い! 頭を狙って!」アリスがブーメランで目を引き、ミゲルは斧モードで一撃。ボンッ! リオレイアが倒れ、リオレウスも連撃で仕留めた。

 

素材と痕跡を収集し、ミゲルはギルドに報告。レンは頷いた。「灰色と黒の火竜…温暖期に適応した変異体だ。近いうち、本部に報告する。いい仕事だ、ミゲル」

 

任務の合間、ミゲルはフリーの依頼を受けた。ミナガルデのレストラン店主からの「熱帯イチゴの採取クエスト」だ。旧砂漠のエリア3で、ミゲルは素早く熱帯イチゴを30個集めた。納品数は20個だったが、残りの10個は自炊用にキープ。「ニャ、ミゲル、料理上手になるニャ?」とアリスが笑い、エイヴォルがスケッチを添えた。「イチゴ、美味しそう! 記録にも残しとくね」

 

安息日、ミゲルは自室で熱帯イチゴを使ったスープを作り、アリスと味わった。本を読み、ナヴィアの事件やゼルレウスの輝界竜を振り返る。「エイヴォル、新種の飛竜、変異体と関係あるかな?」

 

エイヴォルがノートを開き、答えた。「可能性はあるよ。温暖期の延長が、飛竜種の進化を加速させてる。ギルドも注目してるはず」

 

ミゲルはアクセルアックスを磨き、呟いた。「ミナガルデで、俺はもっと強くなる。新種の飛竜、絶対に見つける!」

 

その夜、ミナガルデの港を見下ろす丘で、ミゲルは星空を眺めた。ドンドルマでのリナやアサシン・零との別れを思い出しつつ、ハンターとしての道を歩み始めた実感が湧いた。アリスが「ニャ、ミゲル、ミナガルデ、最高ニャ!」と跳ね、ミゲルは笑顔で頷いた。

 

 

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