Monster Hunter Duel Storm 作:アサシン・零
ミナガルデの集会所は、木と石で作られた広々とした空間で、ハンターたちの笑い声と武器の手入れ音が響いていた。ミゲルはバトル装備の防具をまとい、骨製アクセルアックスを手に、初めての集会所に足を踏み入れた。アリスが「ニャ、賑やかニャ!」と鈴を鳴らし、エイヴォルがノートを抱えて微笑んだ。「ミゲル、サークル結成、楽しみね!」
ギルドガールがミゲルを迎え、集会所の仕組みを説明した。「集会所はハンターがパーティーを組む場所。クエストボードで募集をかけ、サークル――猟団とも呼ばれる――を結成できます。闘技大会もここで開催されるわ。サークルは独自に調査やクエストを計画できるのよ」
ミゲルは目を輝かせ、募集をかけた。ハンターランク1~3の同世代ハンター15人(男女混合)が集まり、集会所は熱気に包まれた。ポッケ村出身のダイア(16歳、男性、双剣使い)が副リーダーとして名乗りを上げ、言った。「ミゲル、リーダーとして率いてくれ! サークルなら独自調査も可能だ。俺もポッケ村で仲間と夢見てたんだ!」
ミゲルは笑顔で握手を交わした。「よし、ダイア! 俺たちのサークル、『蒼炎の猟団』で世界を驚かせるぞ!」
レンが集会所を訪れ、頷いた。「ハンターサークルは独自調査の権限を持つ。ミゲル、責任は重いが、お前ならやれる。まずは簡単なクエストで連携を磨け」
ミゲルは15人の仲間を見渡し、胸が高鳴った。この猟団が後にギルド史に名を刻むことなど、まだ誰も知らなかった。
同時刻、ドンドルマのギルドホールでは、アサシン・零がギルドマスター・アレンの部屋でレドヴァリンヴァの報告を行っていた。銀色の鱗が輝くアレンが書類を手に、言った。「レドヴァリンヴァ…羽毛と多色の鱗、捕獲困難な飛竜種か。温暖期と寒冷期の異常が影響してるな」
零が双剣を叩き、答えた。「古龍種に近い耐性を持つ。シビレ罠は無効だった。捕獲には特殊な素材が必要だ」
そこに、リナが部屋に入ってきた。編纂者の制服をまとい、ノートを抱えている。リナが言った。「零さん、アレン様、異動命令です。私、ロックラック支部に異動になりました」
零が目を細めた。「ロックラックか…ミゲルと同じミナガルデを希望したかったな」
リナは苦笑いし、ノートを握った。「本当はそうなんですけど…ギルドはどこも人手不足で。ロックラックで編纂者として頑張ります!」
アレンが頷いた。「リナ、ロックラックのギルドマスター・リーファが待ってる。ミゲルにも伝えておけ」
その日のうち、リナは馬車でロックラックへ旅立った。ロックラック支部に到着すると、リーファ(30代、弓使いの女性)が歓迎した。「リナ、ようこそ! 新米ハンターのホムラ(17歳、赤髪の女性、片手剣使い)の編纂者を頼むよ」
リナはノートを開き、笑顔で答えた。「はい! ホムラさんの狩猟、しっかり記録します!」
一方、零は単騎で禁足地へ向かった。そこはゼルレウス――輝界竜が生息する、ギルドでも立ち入りが制限された危険地帯。零は双剣を手に、過去のナヴィアとの記憶を振り切るように呟いた。「ナヴィア…お前の知ってた真実、俺が暴く」
禁足地のエリア10は、霧に覆われ、光輝く白い鱗のゼルレウスが現れた。青い鱗が月光を反射し、咆哮が空気を震わせる。零は鬼人化で突進、双剣で翼を狙う。ゼルレウスが光属性のブレスを吐き、地面を焦がす。零は回避し、連撃を重ねる。「レドヴァリンヴァを捕獲するには、お前の素材が必要だ!」
激戦の末、零はゼルレウスの尾を切り落とし、討伐に成功。素材を剥ぎ取り、ドンドルマに持ち帰った。ベイルが「ニャ、零、すごいニャ!」と跳ねたが、零は無言でナヴィアのヘヴィボウガンを思い出した。
ミナガルデでは、ミゲルがサークルの仲間と初のクエストを計画。ダイアが提案した。「ミゲル、原生林で小型モンスターの調査から始めよう。連携を試すのにちょうどいい」
ミゲルは頷き、蒼炎の猟団を率いて原生林へ。ケルビやリモセトスを観察し、仲間との連携を磨いた。エイヴォルが記録し、呟いた。「ミゲル、サークルの結束、いい感じだよ。レドヴァリンヴァの痕跡も探せるかも」
その夜、ミゲルはレンから書簡を受け取った。「零の調査団がレドヴァリンヴァの捕獲に、ゼルレウス、ディオレックス、エスピナスの素材が必要と報告してきた。ミゲル、お前のサークルもいずれ関わるぞ」
ミゲルはアクセルアックスを握り、呟いた。「レドヴァリンヴァ…俺たちの猟団で、絶対に捕まえる!」
アリスが「ニャ、ミゲル、蒼炎の猟団、最高ニャ!」と鈴を鳴らし、ミナガルデとドンドルマの空は不穏な気配に包まれていた。