タイトル詐欺かもしれません。
霊夢が振り向くと、その場所に突如隙間があらわれた。
紫「こんにちは私の霊夢~。」
隙間から八雲紫が現れ、霊夢に抱きつこうとする。
霊夢「ええい、寄るなスキマ妖怪。今忙しいのだけど何の用なの!!」
霊夢が紫を必死に押さえつける。
紫「あら、つれないねえ。どうせお腹空かしているだろうと思って差し入れを持ってきてあげたのに……」
霊夢から離れ、スキマから重箱を取り出す。
霊夢「あら、ありがとう。そこに置いてくれる。」
縁側を指差す。
紫「今日はやけに冷たいねぇ。あら、そこにいるのは誰かしら?」
紫が夏目の方を向いて言った。
霊夢「ああ、そこに座っているのは外の世界から迷い込んできた人間。これから元の世界に戻すところなんだから。」
霊夢が言う。
紫「外の世界の人間ねぇ……(ギクッ)」
夏目「はじめまして。夏目貴志といいます。こっちは用心棒のニャンコ先生です。」
紫に挨拶をする。霊夢と絡み合っていることから危険な妖怪ではないと判断したからだ。
紫「そ、そう。私は八雲紫。ぴっちぴちの美少女妖怪よ。」
紫が挨拶を返す。だが、どうにも胡散臭い雰囲気がする。
ニャンコ先生「ぴっちぴちとな(笑)」
ニャンコ先生が笑った。
紫「あら、失礼な豚妖怪ね。うちの式とは大違いだわ。」
紫が少し怒ったような表情で嫌みを言う。
ニャンコ先生「豚などではない。私は高貴で偉大な妖なのだぞ!!」
ニャンコ先生が叫ぶ。
紫「あら、偉大ですって?それは私の方が上ですわ。なんたってこの幻想郷を作った賢者の一人ですから。」
紫が言う。
夏目「幻想郷を作った?」
夏目が言う。
紫「ええ。私は物の境界を操るスキマ妖怪。この幻想郷を包む博麗大結界を作ったわよ。その結界のおかげでこの幻想郷にはそう簡単に出入りできなくなっているのですわ。」
紫が得意気に語る。
夏目「えっ、じゃあ俺はどうしてここに……」
夏目が言う。
紫「それは、この前の嵐の影響で結界の一部が緩んでしまっていたからだわ。さっき結界を直してきたところだし。」
霊夢「紫、どういうことかしら?」
霊夢が言う。
紫「あっ、」
紫が口を滑らせてしまったというような顔をした。
霊夢「結界が緩んでしまった?それで夏目が迷い込んでしまって私の仕事が増えたってことね。」
霊夢がイラっとした顔で語る。
夏目「そうだったのか。」
ニャンコ先生「全く、とんだ災難だわい。」
紫「はいはい、でもこれは不可抗力で起きてしまったんだしさ……藍に言われてもう直してきたところだし……」
紫が言う。
霊夢「そう。それならよかったわ。」
紫「ただ…」
紫が言う。
霊夢「ただ何よ?」
霊夢が尋ねる。
紫「一度結界を貼り直したらしばらくはその状態が維持されて開けることができないのよ。」
紫が言う。
霊夢・夏目「「ええっ!!」」
霊夢と夏目が叫んだ。
夏目「それじゃあしばらくは帰れないわけか……」
夏目が言う。
紫「そういうこと」
紫が言う。
夏目「そんな~」
ニャンコ先生「やれやれ、厄介なことになったのう」
夏目(塔子さんたちが旅行中でよかったしばらく帰れなくともなんとかなるかな。)
紫「まあ、しばらくこの幻想郷を楽しんでいきなさい。もう襲われる心配はないんだからさ。」
紫が口に出した。
夏目「襲われる心配がない?どういうことですか?」
夏目が尋ねる。
紫「そこにいる天狗があんたのことを記事にすれば襲われることがないってことよ。襲ったら私と霊夢でボコボコにしてあげるって付け足してね♪」
紫がさっきから写真を撮ったりメモをしたりしていた文を指差して答える。
射命丸「あやややや、」
突然の指名に驚く。
霊夢「そういえばいたわね。私は巻き込まれるのはごめんだけどいいわねそれは。」
霊夢が言う。
射命丸「ちょっと待ってください。私は清く正しい射命丸ですよ。無理矢理記事を書けだなんてこと言われたって書きませんからね。」
文が言う。
紫(スッ)
紫がスキマを通して文のカメラを奪う。
射命丸「あ、ちょっと!返してください」
カメラを奪われたことに動揺しながら紫の方へ向かう……
と同時に、
(パシャ)
射命丸「?ああ~ちょっと~~~!!」
紫がスキマを使い、文のカメラで文のスカートの中を撮った。それに気づいた文が顔を真っ赤にする。
紫「記事、書いてくれるわね。書かないのならこれをばら蒔いちゃうわよ。」
紫が言う。
射命丸「くっ、仕方ありませんね。わかりました。書きます。」
文はしぶしぶ了承した。
本来の結界はこんなことはないと思いますがあくまで二次創作ですのでご了承を……