東方友人帳 ~幻想入りした心優しき少年~   作:橘宗虎

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大変更新が遅れましてすみませんでした
最近忙しくてなかなか書く時間ができませんでした


14話:鈴奈庵にて

 

 

人間の里にある一軒の貸本屋こと鈴奈庵

ここには主に外の世界の本が貸し出され、また一部は販売されている。

 

 

 

「どう?何かそれらしいのはあった?」

 

 

「う~ん、見つからないわね。そっちは?」

 

 

「こっちも、全然だわ」

 

 

ここの店番であり、書物に書かれたあらゆる言葉を読むことができる少女、本居小鈴とその友人で一度見た物を忘れずに記憶できる少女、稗田阿求は書物を漁ってあることを調べていた。

 

 

 

「でも、そんな妖怪なんか今まで見たことも聞いたこともなかったわ」

 

 

「私だってそうよ。そんなこと記憶に全くないし転生する前も知らなかったわ」

 

 

二人はとある妖怪を探していた。昨晩、外で謎の声が聞こえたことを阿求に話し、奇妙に思った二人がその妖怪について調べ始めたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんにちは。小鈴いるかしら?」

 

 

霊夢と夏目がやってきた。

 

 

「あら、いらっしゃい。霊夢さんと...えっとそちらは...?」

 

 

小鈴が尋ねる。

 

 

「この人は夏目、ちょっとしたことで外の世界から迷い込んでしまって少しの間だけこっちにいることになっているの」

 

 

霊夢が答え、紹介する。

 

 

「はじめまして、夏目貴志です」

 

 

外の世界からやってきたことに小鈴と阿求からいろいろと質問された。外の世界はどういうところなのか、どうしてこちらにやってきたのか、妖怪だらけの幻想郷に迷い込んでよく生き延びたな等々とずいぶん突っ込まれた話をされた。

 

 

「小鈴、最近どう?何か変わったこととか起きていない?」

 

 

霊夢が話す。ここへ来た理由である鈴奈庵の妖魔本に関することである。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(少し時間を遡って...)

 

 

 

 

「鈴奈庵ってどういうところなんだ?」

 

 

買い物を終えて夏目と霊夢は鈴奈庵に向かっていた。

 

 

「外の世界の本を扱っている貸本屋よ。ただ...」

 

 

「ただ?」

 

 

「そこの小鈴って子が妖怪の存在を記録した本、妖魔本を趣味で多く持っていて少し危険なの」

 

 

「妖怪の存在を記録した本...」

 

 

「なかなか面白いものを持っているんだのう、その小娘は」

 

 

ニャンコ先生はにやりとした顔で言う。

 

 

「ニャンコ先生!?」

 

 

「妖魔本には存在を否定されたり封印された妖怪たちが眠りを覚ますのを待ってい書物だ。そこから蘇ったらどんな悪さをするかまったくわからんわい」

 

 

「そんな危険なものを」

 

 

ニャンコ先生の話を聞いて夏目は驚いた。

 

 

「友人帳を持っているお前が言うセリフかそれは!!」

 

 

ニャンコ先生が突っ込みを入れる。

 

 

「確かにそうだったな。俺も同じようなものを持っていたな」

 

 

夏目が少し笑う。

 

 

「でもあの子はそれがどんな恐ろしいことになるのかをはっきりと自覚していない。だから定期的に訪問して変わったことがないか調べているのよ」

 

 

霊夢が言う。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「ちょうどよかった。霊夢さんに相談したいことがあったんです」

 

 

小鈴が霊夢に話す。

 

 

「相談!?何かあったのね」

 

 

霊夢がそれに答える。

 

 

「ええ、昨日の夜に黒い影のようなものが家の前を通り過ぎて行ったんです。被害は全くなかったんですけどあんな大きなもの初めて見たので気になって調べていたんです」

 

 

「私もそうです。うちの使用人が黒い塊のようなものがうちの前を通り過ぎて行ったと言っていまして...私もそんなもの記憶になくてそれで調べていたんです」

 

 

小鈴と阿求が続けざまに語った。

 

 

「黒い影のような塊ね。そんなのがいるだなんて...まだ被害はないようだけど一刻も早く見つけなければならないわね。わかった!私も調べてみるわ」

 

 

霊夢が言う。

 

 

「なにかおもしろいことになっておるの夏目」

 

 

ニャンコ先生が言う。

 

 

「ニャンコ先生、確かに少し危険なことにはなっているかもしれないな」

 

 

「じゃあ情報はそんなところね。あと小鈴、いつもいっているけれどあまり妖怪のことにかかわっていたらだめだからね」

 

 

霊夢は小鈴に忠告すると店から出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、それにしても大変なことになったわね。そんな妖怪が現れるだなんて...」

 

 

霊夢がため息をつく。

 

 

「そんなに大変なことなのか?」

 

 

夏目が言う。

 

 

「いや、こういうことはよくあるから別に大変なことではないけれどさ。それにほってなんかおけないしね。必ず退治してやるわ。」

 

 

 

 

 

 

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