あらすじ
幻想郷と呼ばれる地に偶然迷い込んでしまった夏目貴志とニャンコ先生はもとの世界に帰るため、博麗神社を目指していた。途中、人喰い妖怪や妖精に遭遇しながらもようやく博麗神社の目の前に来ることができた。
三妖精「「「この石段の上が博麗神社です。」」」
夏目とニャンコ先生は光の三妖精に案内されてようやく博麗神社の真下までやって来た。
夏目「どうも、案内ありがとう。」
夏目は笑顔でお礼をした。そして、次の瞬間妖精たちは姿を消した。
ニャンコ先生「どんくさい低級妖精のおかげでなんとかここまで来れたな。」
夏目「ああ、そうだな。」
ニャンコ先生「しっかし、随分と高いところにあるのう……」
その石段は300段はありそうであった。
夏目「ま、仕方ないか。登って早くもとの世界に戻してもらおう。」
夏目とニャンコ先生は石段を登りはじめた。
サニーミルク「はぁ~、全く…ひどい目に遭ったわ。」
ルナチャイルド「まさかあんな妖怪を引き連れていたなんて思わなかったわ。」
スターサファイア「それにあの人間もまるで霊夢見たいに強かったし……」
コテンパンにされ、案内役にされてそまった妖精たちが騒ぎだした。
三妖精「「「あの人間、絶対ただ者ではないよね!」」」
???「ちょっとそこの妖精たち~~!!」
三妖精「「「ん???」」」
突然の声に驚き、三人は声のする方向(上空)を見上げた。その者は自分たちの方へやって来た。
射命丸「さっきの人間についていろいろと詳しく聞かせてもらいましょうか!」
三妖精「「「文さん!?」」」
ここ博麗神社、
さっきから5分程度賽銭箱を覗き込んでいる人がいた。
霊夢「(ジ~~~~)…………」
しばらくして覗き込むのをやめた。
霊夢「やっぱり今日も空っぽね。」
いつも通り境内を清掃し、お茶をのみ、賽銭箱を覗き込む。そんな変わり映えのしない一日であるはずだった。
夏目がやって来るまでは、、、
夏目「ふぅ、、やっと登りきった。」
夏目はへとへとになりながらなんとか登りきった。
夏目「博麗と書かれた鳥居……間違いない。ここが博麗神社だ。」
ニャンコ先生「さて、さっさと霊夢とかいう巫女に頼んでこの世界から出してもらおうか。」
霊夢「あら、見かけない人ね。なにか御用かしら?」
霊夢は鳥居にいた夏目たちを見つけ、声をかける。
夏目「(巫女装束の人……この人が霊夢さんなのか?)すみません、あなたが霊夢さんですか?」
夏目が尋ねる。
霊夢「ええそうよ。私がここ、博麗神社の巫女である博麗霊夢よ。」
問いかけに対し、霊夢が応える。
夏目「(やっぱりこの人だ!)そうか、俺の名前は夏目貴志、こっちは用心棒のニャンコ先生だ。」
ニャンコ先生「ニャン!」
夏目「早速で悪いんだが、俺は外の世界からこの世界に迷い込んでしまったんだ。ここへ来ればもとの世界へ帰ることができると聞いてやって来たんだ。帰してもらえないだろうか?」
夏目は霊夢に対して、自分が起きたことについて話した。
霊夢「あら、あなた別の世界の人間なの?よくここまで辿り着けたわね。」
夏目「まあ、なんとかね。」
霊夢「それにしても……」
霊夢がニャンコ先生の方を向く。
ニャンコ先生「にゃっ?」
霊夢「こんなに太った猫……妖怪かしら」
霊夢がニャンコ先生の喉を撫でる。
ニャンコ先生「こ、これやめろ小娘にゃ、、、こにょ体は依代であってだにゃ、、、本来は高貴で美しい姿にゃのじゃ、、、、」
ニャンコ先生が話す。
霊夢「あら、そんな風には見えないけれどね。あなた夏目だっけ。妖怪を連れた外の世界の人間って相等珍しいわね。」
霊夢が言う。
夏目「ああ、俺はあっち世界では珍しく、妖怪を見ることができるんだよ。おかげで小さいころから妖怪にイタズラをされたり、人間には邪魔者扱いされたりしたけれど……」
夏目が言う。
霊夢「へぇ、そう………」
霊夢はなにか言おうとしたがその前に大事なことを思いだし、夏目に命令した。
霊夢「あ、そうだ!もとの世界に戻して欲しかったら賽銭箱にお金入れてくれる?」
夏目「えっ!?」
夏目が驚く。
霊夢「ほら早く!帰して欲しいんでしょ。」
霊夢が命令口調で言う。
夏目「お金に汚い人だな。」
夏目が言う。
霊夢「金に汚いって……当然でしょ、参拝客がほとんど来ないから収入が少ないの。おかげで私は貧乏腋巫女って言われてるんだから。」
言い終わると霊夢はため息をついた。
夏目「わかった。お礼込みで千円でいいかな。」
霊夢「えっ!」
(キラーン)
霊夢「千円も!そんなに!いつもの10日分も入れてくれるなんて!!」
夏目「(……)どれだけ貧乏なんだこの人は……」
???「そこまでですよ。」
夏目・霊夢「「!?」」
夏目と霊夢が突然の声に驚き、声のする方向へ振り返った。
射命丸「あやややや、見つけましたよ!謎の妖怪妖精連続退治人間!!」
ルーミアと戦っていたときからこっそりついてきていた射命丸ちゃん。なにやらとんでもないことを言い出しそうです。