比較的ワンキルする主人公とかなりワンキルされるヒロインたち 作:偽馬鹿
一回戦目を勝利した俺たちは、次の試合へと駒を進めた。
と言ってもやることは変わらない。
自分の全力を持って相手を撃破するだけだ。
……というわけで、今回は前回と違う倒し方をする。
「コスト:3/負 を支払い《
コスト:4/正 を支払い、手札から《
更にコスト:6/正を支払い、《
ここでコスト:2/負を支払い、墓地の《
このカードを墓地からフィールドに特殊召喚する。
そしてコスト1:正 を支払い、設置してある《
フィールドの《
更に、コスト:2/正 を支払い《
墓地に存在する《
そして《
《
相手プレイヤーに対策はなかったので、俺の勝ちだった。
中堅の天空も特に苦戦することなく勝利。
第二回戦も突破だ。
順調に勝ち進めているところだが、第三回戦の相手が厄介だった。
いやまあ実力的にはあんまり変わらないのだが、それ以外の要素があった。
「精霊憑き……ですの?」
「ああ」
プレイヤーに精霊がついているだけなら問題はないのだが、精霊は気紛れでCに影響を及ぼす。
具体的に言えばリアルダメージだ。
精霊の性質が悪いと、プレイヤーがダメージを受けている様子を見て楽しむ……といった奴らが出て来るのだ。
しかし今回はそのような傾向はない。
とはいえ、普通の人間が精霊が起こすリアルダメージに対抗する手段はない。
立体映像を用いたバトルをしなければ問題ないのだが、今回は公式試合。
外からプレイヤーの行動を把握しやすいCC棒を使ったバトルを行う必要があるのだ。
「というわけで天空は棄権してもらう。万が一があるから」
「しょうがないですねぇー。痛いのは嫌ですしぃ」
「私も痛いのは嫌なのですが!」
というわけで、精霊を従えていない天空は棄権してもらうことになった。
部長が声を上げてアピールするが、それに関しては安心してほしい。
部長には精霊がくっついているので、その子にリアルダメージを相殺してもらえばいいのだ。
『不本意ですが、従いましょう。宿主に無駄な消耗を強いるのは効率が悪い』
『お願いね、ローズ』
『はい! ルー様!!』
俺とルーと扱いに雲泥の差がある。
まあ仕方がない。
俺は彼女からしてみれば、俺は彼女からルーを奪った相手に見えるからだ。
『いえ、ワンキルの完遂率が高過ぎて引いているだけ』
違ったらしい。
そう言えば、精霊憑きには利点がいくつかある。
まず1つはドローするカードをコントロールしてくれることだ。
精霊の負けるよりも勝ちたいという気持ちがデッキに作用するとかなんとか。
実際精霊憑きを相手にすると、相手の手札が理想的であることが多い。
2つ目はバトルの最中に精霊が勝手に新しいカードを創造することだ。
『これ面白そうだな』とか『これあれば勝てそうだな』というふわっとした感じでデッキの中にカードを入れることが結構あるのだ。
なのでバトルが終わるとデッキの枚数が増えていることもあったりなかったり。
まあ、それはともかく第3回戦。
どんな感じになるのか、ちょっと楽しみである。
あ、先鋒戦はワンキルで終わりました。
リバリクカノン
コストの±のバランスが取れているリバイバーとリクルーターのおかげで射出スペルのカノンを連打できることから、安定したワンキルができる。