LOG HORIZON ログ・ホライズン×世界樹の迷宮 〜始まりの翼〜 ※現在更新停止中   作:Fate.Lapin

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どうもこんにちは、Fate.Lapinです!…投稿遅くなってしまって本当に申し訳ないです(´・ω・`;) まとまった休みが取れず、ちょこちょこ書いてたらこの結果です汗 恐らく3週間振りくらいお待たせした事になりますかね…?
本当に申し訳ないです!それでは本編行きます!どうぞ!


CHAPTER7 腹黒メガネの策謀

シロエに呼ばれて入った部屋。暗がりからではよく見えなかったが、かなりの人数が部屋にいた。ラスティは部屋で顔を巡らす。埋まっている席は11。ヤマト最大級の戦闘系ギルド〈D.D.D〉のギルドマスター、〈狂戦士〉クラスティ。エリート主義を掲げ、最大レベルの冒険者のみ加入を認める〈黒剣騎士団〉のアイザック。少人数編成だが、精鋭揃いのギルド〈西風の旅団〉のマスター、ソウジロウ=セタ。アキバ第二位の規模を誇り、自身のWEBサイトでレイドゾーンの図解などを掲載し、サーバーの活性化を図った事で有名な〈ホネスティ〉のマスター、アインス。アキバ最大の規模を誇る生産系ギルドを率いる、〈海洋機構〉のミチタカ。アキバ第二位の規模を持つ〈ロデリック商会〉、〈妖精薬師〉のロデリック。アキバ第三位の規模を持つ〈第8商店街〉を率いるカラシン。〈RADIOマーケット〉の茜屋=一文字の介。〈グランデール〉のウッドストック=W。〈三日月同盟〉のマリエール。〈記録の地平線〉のシロエ。そうそうたる顔ぶれだ。

(うわ…、こうして見ると俺らのギルドが零細って言われるのも無理ないかもな…。)

ラスティは気圧されそうになる心を無理やり奮い立たせて議席に向かう。席に着くとシロエが口を開く。

『〈シルバーソード〉が離脱してしまいましたが、気にせず進めます。この会議に集まって頂いたのは他でもありません。治安悪化の一途を辿るアキバに、統治機構を設立する為です。加えて、初心者救済を騙り低レベル冒険者を勧誘、加入させ、〈EXPポット〉を搾取し、大手ギルドに横流ししているギルドについての対抗策についても話進めていきたいと思っています。』

恐らくハーメルンの事なのだろうが、その話をすると〈黒剣騎士団〉のメンバー達が居心地悪そうにしたのを、ラスティは見逃さなかった。

『統治機構…それは以前設立しようとした〈中小ギルド連絡会〉の様な物なのかな?』

〈狂戦士〉の二つ名に相応しからぬ落ち着いた物腰でシロエに尋ねるクラスティ。

『まぁ、それに似た様なものになると考えています。』

『しかしそれはっ。』

『えぇ、失敗しています。』

クラスティとウッドストックの問いに、メガネの鼻当ての位置を直しながら淡々と答えるシロエ。

『では今回も同じ様な結果に終わるのでは?現に〈シルバーソード〉が席を立っていますし…。とてもまとまりのある組織が設立出来るとは思えませんが…。』

こう話すのは〈ロデリック商会〉、通称〈ロデ研〉と呼ばれるギルドのマスター、ロデリックだ。学者風の服装に身を包んでいるので、ラスティの中での第一印象は理知的な人間なのだろう、といったところだったが、正にその通りだったらしい。

『〈シルバーソード〉の離脱はもともと計算内です。そこは作戦の進行に大きな差異をもたらすとは僕は考えていません。』

『そうは言うけどよぉ、腹黒。』

ここで口を開いたのは〈黒剣〉のアイザックだ。

『仮にだ。仮にアキバ内のギルドが徒党を組んで、決まりなんざ知ったことじゃねぇ、守る気もねぇってなったらそれこそ終いじゃねえのか?』

『…確かにそうですね。そんな事になったらギルド同士の戦争が起きる可能性も考えられます。やはり会議の設立は現実的でないと言わざるを得ないのでは?』

〈狂戦士〉の二つ名にそぐわない、落ち着いた物腰で疑問を呈するのは戦闘系ギルド〈D.D.D〉のギルドマスター、クラスティだ。

(確かにクラスティさんの言うことは当たらずと言えど…って所だろうな…。それに関して、あのシロエが何も考えてないとは思えないが…。)

クラスティが危惧している《可能性》。それは確かに、アキバの戦闘系ギルドが手を組んで反乱を起こせば、あっという間にアキバの統治権は彼らに渡ってしまうだろう。アイザックはその余裕から、クラスティは自分達がそのような立場に立たずに済むように。それらを危惧しての疑問なのだろう。

『それは確かにそうです。僕も少なからず考えていた《ビジョン》の一つです。でもここにいる皆さん…いえ、アキバ全体の冒険者は、〈円卓会議〉の取り決めに嫌でも従わなくてはならなくなります。』

シロエの自信たっぷりな発言に議場がざわつく。大手ギルドがその発言をするならともかく、まだ発足したての零細ギルドのマスターがそんな事を言っても、説得力は皆無だった。現にざわついているこの場が、それを如実に示していた。そしてシロエが手を上げてざわめきを制す。

『僕はつい先刻、このギルド会館というゾーンを購入しました。』

皆さんなら…どういう意味か分かりますよね?

室内に溶けるように響いて行く乾いたセリフ。それはベテランプレイヤーにとって、死刑宣告のように聞こえたことだろう。その瞬間、まるで時が止まってしまったように誰も口を開く事が出来なかった。

 




いかがでしたか?出来るだけ早く投稿していきたいので、どうぞ見捨てないで頂ければと思います。それでは次回お会いしましょう!
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