LOG HORIZON ログ・ホライズン×世界樹の迷宮 〜始まりの翼〜 ※現在更新停止中 作:Fate.Lapin
まぁ環境変わったからといって、この小説を書くのをやめるとかそういう事はないので心配しないで下さい!
それでは本編です!Let's Go!!
季節は夏。かの《腹黒メガネ》の策謀により、ギルドが一つ潰されたのも、今となっては過ぎた事となっていた。そんな中、ギルド〈三日月同盟〉のギルドホールで一人の女性が釣り上げられた魚の様に、ジタバタジタバタと床の上で暴れていた。
『なぁなぁなぁなぁ、ええやろ?ええやんか!』
『ですから、そんな性急に決められる様な事では無いと何度言わせれば分かるのですかあなたは!』
『…梅子は頭固すぎるんや。』
ボソリと呟くのは〈三日月同盟〉のギルドマスター、マリエールだ。
『その呼び名で呼ばないで下さいというのも、何回も頼んでいるでしょう!本当にあなたって人は…。』
嘆息気味にズレた眼鏡の位置を直す女性は、マリエールと同じく〈三日月同盟〉に所属する、ヘンリエッタである。
『何でそんなにダメ言うん?やっぱ夏といったら海しかないやんか!だからアキバの皆で楽しくパーっと遊ぼうや言うとんのに!ヘンリエッタのイケズ!アホ!バカー!行きたい行きたい行きたい行きたいー!』
手足を車輪の様に振り回し駄々をこねるGMを無視し、ヘンリエッタは一人、思慮の中に身を沈めていた。
(…まぁ、この数ヶ月色々ありましたしね…。リフレッシュがてら海に、というのも悪くないかもしれませんが…。それでも〈円卓会議〉の一角を担うギルドの長が、そんな簡単にアキバを離れてしまっても良いものなのでしょうか…。というかそもそも、マリエはその事分かってて言ってる…訳無いですわね。)
相変わらずジタバタし続けているマリエールを脇目に、頭が痛くなるヘンリエッタであった。
+++
『…と、言う訳なんですけれど…。』
場所は変わり、ここはギルド〈記録の地平線〉。もはやお馴染みとなった執務室で、シロエとヘンリエッタの両人が話し合いをしていた。
『海へ…ですか。この辺りだと、近くなのはザントリーフ半島…、現実世界でいう千葉の辺りが手頃ですね。』
『シロエ様は海に行くというのは賛成ですか?』
(怪訝そうな表情を浮かべてる辺り、ヘンリエッタさんはあんまり賛成出来ないんだなぁ…。)
そんな事を思いながら、シロエは自分の考えを素直に伝える。
『確かに〈円卓会議〉のに議席を持つギルドのマスターが、アキバを離れてしまうというのは、あまり好ましくはありません。ですが、それにキチンとした名目があったなら…どうでしょう?』
『キチンとした名目…ですか?』
『えぇ。ただ遊びに行くのでは格好がつきません。なので先日救出した、初心者冒険者の強化合宿、という形でザントリーフに遠征に行けば…。』
『あ…。〈円卓会議〉のマーケティング能力も向上させられますし、何よりレベルの高くない冒険者を、鍛える事が出来ますわね。』
『恐らくマリ姐はそこまで考えてる訳ではないでしょうが…、結果オーライという事ですね。』
なるほど、シロエの主張に素直に感心するヘンリエッタである。
『とりあえず〈円卓会議〉の方でも、何かしらの
『分かりましたわ。マリエにもそう伝えておきますわ。』
そうして、その日は解散となったのだった。
+++
『んーっ、やっぱりピクニックは最高やでぇ!』
『…マリエ、ピクニックではありません。強化合宿ですわ。』
『おっと、そうやった。強化合宿やね、間違えてもうた…。』
それでもニヤニヤが止まらないマリエールである。ここは〈ザントリーフ半島〉。現実世界でいう、房総半島辺りだ。今回は〈三日月同盟〉のみならず、アキバにあるギルドから沢山の参加希望者が、合宿に参加していた。
(むふふ…、ええやん、ええやん!皆で楽しくバカンス出来るやん!シーサイドにパラソルでかき氷ッ。サイッコーやね!!)
これからの計画に顔がにやけてしまっているのに、マリエールは気づかない。
『凄いですね…。こんな森の中でも、〈大地人〉の方達は生活出来てるんですね…。』
『本当だなぁ。お、あれって梨じゃないか?』
『本当ですにゃあ。あれは梨ですにゃ。』
〈記録の地平線〉に所属している、ミノリとトウヤ、そしてにゃん太も周りの景色に興味津々のようだ。しばらく森を歩くと、一行の目に見覚えのある建造物が見えてきた。
『お、おーっ!学校が見えてきたぞ!?』
その声を待っていたかのごとく、マリエールが先頭集団から声を張り上げる。
『よっしゃ!今日からここがウチらの寝床になるで!とりあえず皆で手分けして、教室三つを掃除するで!事前に班分けしてあるから、それぞれ手際よくやったってな!班分けされた人以外の人は、ウチと一緒に晩御飯の買い出しに行くで!それじゃ、レッツゴー!!』
マリエールの明るい掛け声と共に、それぞれが慌ただしく合宿の準備を始めるのだった。
+++
そんな一同の事を遠くから見つめる影が一つ。
『ふぅ…。なんで遅刻なんかやらかしちゃうのかなぁ、私。
悩める人影は夕暮れが来ても、その場から動く事が出来なかったのであった。
いかがでしたか??新キャラも登場の予感で、展開が早まっております!今後ともよろしくお願いします!
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