LOG HORIZON ログ・ホライズン×世界樹の迷宮 〜始まりの翼〜 ※現在更新停止中   作:Fate.Lapin

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どうもこんにちは!Fate.Lapinです!
最近投稿遅れ気味で申し訳ありませぬ…。楽しみにしてくださってる方がいるかどうかは分かりませんが、いてくださったら、申し訳ありません汗
さて、本編ですね!よろしくお願いします!


CHAPTER4 円卓と自由都市同盟

マリエール達強化合宿組が、ザントリーフ半島に向けて歩みを進めている頃、シロエ達(主にハブられ組)も別働隊として行動を開始していた。

『それにしても…〈大地人〉貴族様から直接ご招待がかかるとはなぁ。』

そう話すのは、アキバ最大の生産系ギルド〈海洋機構〉を取り仕切る、《豪腕》のミチタカだ。

『僕達はまだこの世界では新参者ですからね。相手もこちらの情勢を伺いたいという気持ちがあるんだと思いますよ。』

『シロエ君の言う通りだと思いますよ。わたしも〈大地人〉貴族の方々の生活ぶりを見てみたいですしね。』

(なんでこいつらダブル眼鏡は緊張しないんだ…?)

巷では《腹黒メガネ》と呼ばれている、〈記録の地平線〉ギルドマスター、シロエと、理知的な雰囲気と整った顔立ちからは想像も出来ないが、冒険者の間で《狂戦士》の異名をとる、ギルド〈D.D.D〉のマスター、クラスティの二人である。これから〈大地人〉の社交界に身を投じようとしているにも関わらず、緊張するどころかこの状況をむしろ楽しんでいるようにもミチタカには見えた。そんな事を考えていると、シロエが声を上げた。

『見えてきましたよ。あれが今回の会議…もとい舞踏会の会場、〈エターナルアイスの古宮廷〉ですね。』

 

 

 

 

+++

眼に映るは煌びやかな装飾。耳に入るは菅弦楽器の四重奏(カルテット)。どこかしこもアキバの持つ雰囲気のそれとはかけ離れた空間である。そんな中に所在無さげに立ち尽くすのは

『なんだか…僕たち場違いな気がするんですけど…。』

『さっきまでの態度はどこいったんだ?《腹黒メガネ》さんよぉ。』

『確かに、シロエ君の言う通りかもしれませんね…。ま、私の場合はここにいる方々全員、モンスターだと思えば落ち着きますが。』

(それはクラスティさんだけだと思うんだけどなぁ…。)

アキバの〈円卓会議〉代表団達であった。現実世界において、この様な舞踏会に招待されたこと経験などシロエ達には当然無く、とりあえず最低限のマナーであろう、礼服であるタキシードに身を包み、舞踏会の始まりを会場の隅で待っているのであった。そしてそんな三人の脇には従者として、アキバから同行してもらったメンバー達が控えていた。

『だから…っ、何でそんなに私に構うのだっ!』

『それはアカツキちゃんが余りにかわい…いえ、麗しいからですわ!諦めて私に捕まってくださいっ。』

『全力で遠慮するっ!主君も見てないで助けてくれても良いではないかぁ…。』

主にアカツキとヘンリエッタの二人が目を引いていた。

(ヘンリエッタさんのアカツキ狂も治らないもんかなぁ…。あれはあれで、今後色々困ると思うんだけど…。)

そんなシロエの心中嘆息をよそに、二人の掛け合いは加速していくのだった。と、そこに一人の壮年の男性が声をかけてくる。まるで、厳格さをそのまま着こなしている様な雰囲気を醸し出している。

『アキバの〈円卓会議〉代表団の方々ですかな?』

シロエ達がその問いに首肯すると、男性の雰囲気が一変する。

『それは良かった。私の名前はセルジアッド=コーウェン。〈自由都市同盟イースタル〉の取りまとめ役を相勤めさせてもらっておる。』

セルジアッドが同時に腰を折ると、クラスティ、ミチタカの二人が続けて口を開く。

『ご挨拶ありがとうございます。私はアキバの自治機構、〈円卓会議〉の議長を務めています。クラスティと言います。どうぞ、お見知り置きを。』

『俺はミチタカと言います。この様な場に慣れてないので、何かとご迷惑をおかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。』

ツラツラと自己紹介を済ませる二人にならい、シロエも簡潔に挨拶を述べる。それに続き、従者一行も挨拶を済ませ、顔合わせは終了した。

『それで…今回の《貴族位を受勲する》…というお話なのですが…。』

『おお、そうじゃったそうじゃったの。それがどうかしたかね?』

クラスティとセルジアッドの二人の会話に、シロエが割り込む。

『僕達〈冒険者〉はギルドといって、この〈自由都市同盟イースタル〉を小規模化した様な団体に所属しているのですが…。』

『その中の一人だけ、あー、要するにクラスティの事なんだか、クラスティ一人に貴族位を受勲するとなると…。』

『我々の中に無用な軋轢が生まれてしまう可能性が生じてしまうのです。』

三者三様に、今回の貴族位受勲について〈円卓会議〉側の意見を伝えた。

『ふむ、あいわかった。そういう事であれば受勲の話は白紙に戻すという事で構いませんかの?』

『その方向性でよろしくお願いします。』

『俺らとしては、受勲するというよりかは《貴族と同じ立場であると見なして》もらった方が色々と都合が良いんですよね。』

そんな三人のやりとりを見て、シロエは一歩下がるのだった。そんなシロエの様子を見て、ヘンリエッタが耳打ちしてくる。

『…やはり、注目の的になっていますわね、私達。』

(やっぱそうなるよなぁ。彼等からしたら、僕達は完全に異質な存在なワケで…、当然っちゃ当然、だよね。)

不老不死の力を持ち、強力な魔物と闘う事で戦闘力が成長してゆく〈冒険者〉は、〈大地人〉のメガネを通すと、明らかに別の存在になってしまうだろう。それでも興味はあるのか、少し遠巻きにしながらシロエ達の様子を伺っていた。

(ま、セルジアッド公への遠慮も…多少はあるんだろうけど。僕には分からない事だし、考えても仕方ない、か。)

そんな折、背後で華やかに奏でられていた旋律が突如止まる。そして貴族達が形成していた人垣の輪が割れ、三人の少女が姿を現わす。

『おっと、紹介しよう。孫娘のレイネシアだ。』

冬薔薇の様な雰囲気を漂わせる少女が、先程祖父がそうしたように、微笑みを浮かべながら恭しく腰を折った。そんなレイネシアの様子を見て、シロエはこれから何か起きそうな、虫の知らせを感じた気がするのであった。




いかがでしたか?次回はもう一度マリエ達、合宿組に視点を変えたいと思ってます笑 まぁ予定なので分かりませんが^^;
それではまた次回。お楽しみに!
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