LOG HORIZON ログ・ホライズン×世界樹の迷宮 〜始まりの翼〜 ※現在更新停止中   作:Fate.Lapin

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どうも皆さんこんにちは!Fate.Lapinです!
なかなか原作3巻partの突破に手こずっております現在の私です…笑 もっと文才があれば綺麗にまとめられるんだろうけど、私には無理です!作家様凄い…
それでは本編です!どうぞ!!


CHAPTER6 舞踏と戦闘、そして探索

『これはこれは、セルジアッド公爵様の孫娘様から直々に挨拶に出向いていただけるとは光栄です。申し遅れました。〈円卓会議〉の議長を務めております、クラスティと言います。以後、お見知り置きを。』

『俺はミチタカと言います。ギルド、〈海洋機構〉のマスターを務めています。よろしくお願いします。』

(なんで二人はこうも堂々としていられるんだろうなぁ…。)

ボンヤリとそんな事を考えながら、シロエもレイネシアに対して挨拶をする。

『ご挨拶感謝します。私は〈自由都市同盟イースタル〉の筆答領主、セルジアッド=コーウェンの孫娘が一人。レイネシア=エルアルテ=コーウェンと申します。この様な公の場に出るのは初めてであります故、色々と不躾な姿を見せてしまうやもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。』

まるで商品取引でも行うかの様に、礼儀正しくレイネシアは挨拶を述べる。これでまだ15歳だというのだから驚きだ。

(僕が15歳の頃…。思い出すだけで身震いが…。)

レイネシアと同じ年齢の頃を想像し、一人シロエが身震いをしていると、何やら事が進んだらしく、クラスティが難しい顔をしていた。

『どうしたんですか?クラスティさん。』

『あぁ、シロエ君。どうやら私達は会議だけでなく踊り…、すなわち舞踏会にも参加しなくてはいけないようなんだ。』

『…それがどうかしたんですか?』

嫌な予感がしつつも、シロエはクラスティに聞き返す。すると

『平たく言えば、シロエ君に代表として出てもらいたいんだ。私はこれからセルジアッド公爵と、〈円卓会議〉(私達)〈自由都市同盟イースタル〉(貴族の方々)のトップとして、情報交換をする為に踊りには出れない。ミチタカ君は…。』

『俺ぁ踊りなんざするガラじゃねえだろ?身丈に合わないっていうかなんというか…。まぁ、俺も踊りには向いてないって事だ。』

『…それで、消去法で僕が踊らなくてはならない…と。』

(終わったな…。)

そもそも現実世界でダンスの経験など皆無のシロエにとって、いきなり舞踏会で、しかも〈冒険者〉であるという注目の的の中踊るなど、初期装備のままレイドコンテンツに挑もうとしているようなものだ。

(無理だ…。貴族社会に〈全力管制戦闘〉(フルコントロールエンカウント)は通用しないっ…。)

長い事考えたシロエであったが、この状況を打破できる良案が思い浮かぶ訳も無く、溜息をついて

『…分かりました。それでは僕が行きます。』

『うん、頼んだよ、シロエ君。』

『プ、精々頑張…れ。腹黒ププ…ッ。』

(あの二人グルなんじゃないだろうか…。少なくとも今回は恥をかくしかなさそうだなぁ…。)

もはや思考を停止させ、ぼんやりと舞踏会へ足を踏み入れようとすると、誰かが手を引いている事に気付く。

『…ロエ様、シロエ様!しっかりしてくださいまし!』

〈三日月同盟〉の敏腕会計、ヘンリエッタであった。

『なっ、何でヘンリエッタさんが!?』

『それは当然ですわ、シロエ様。貴族社会では殿方が踊りをなさるのに、傍らに女性がいないなんてあり得ない事ですわ。なので、この不肖ヘンリエッタが《腹黒メガネ》様のご相手を、勤めさせていただきますわ。』

キリッとメガネを押し上げ、高らかに宣言する。そんなヘンリエッタの様子につられて、シロエの視界も明瞭になり始める。

『…ありがとうございます、ヘンリエッタさん。それじゃあ、僕のお相手…お願いしても大丈夫ですか?』

『えぇ、もちろんですわ。私も踊りの教養がある訳ではございませんが、精一杯、お相手させて頂きます。』

眩しい光に包まれながら、二人の『メガネ』が歩みを進める。

『さぁ、シロエ様。行きますわよ!』

『よろしくお願いします、ヘンリエッタさん!』

いつもと違った戦場に、二人は身を投じたのだった。

 

 

 

+++

『なるほど、これが〈でぇんじょん〉というものかっ。』

『スゲー!やっぱそこらの野山とかとは雰囲気から違うな!』

『もう、トウヤったら!あんまりはしゃいで敵の注意を惹かない様にしてよね?』

ここは〈ザントリーフ半島〉が内の、ダンジョンの一つ。〈ラグランダの杜〉である。

『一応戦闘訓練なんだから、陣形も整えていかないとマズいと思うんだけどなぁ…。』

『確かに、五十鈴ちゃんの言う通りですよぉ…。私の脈動回復(ハートビートヒーリング)や、ミノリちゃんの障壁呪文の射程外に出られちゃうと、援護が出来なくなっちゃうので…。』

『私も一応前衛職のハズなのだが…。後衛職の妖術師(ソーサラー)の彼が前に出ているのだ…?』

結局、皆の行動が噛み合わないままダンジョン内部をどんどん進んでいく。そして曲がり角を折れたその先に、〈動く骸骨(スケルトン)〉の一団に発見されてしまう。

早く障壁呪文を唱えなければ、そう思い口を開きかけたミノリよりも早く、二つの影が横を通り抜けて敵の前に躍り出る。

『〈武士の挑戦〉ッ!!』

一人目はトウヤであった。《武士(サムライ)》が用いる挑発特技(タウンティング)の一つを、敵の前に姿を現しざまに発動する。その後に続く様に、金の風が流れるように呪文を詠唱する。

『〈オーブ・オブ・ラーヴァ〉!!』

叫ぶと同時に、ルンデルハウスの手元から灼炎の球体が形成される。それを敵陣に向かって放つと、〈動く骸骨〉の群れを貫き、次々灰に変えていった。

『スゲー威力だな!ルンデルハウスさん!』

『当然だ、ミスター・トウヤ!それと、僕の事はルディと呼んでくれて構わんぞ!父上、母上からはそう呼ばれているんだ!』

そんなやりとりをする二人の背後に、倒し損なった〈動く骸骨〉二体が襲いかかろうと武器を振り上げた。

『やらせない!〈巫剣術:痺針の剣〉!』

そう高らかに声を上げると同時に、飛び上がったユリアが一体のら〈動く骸骨〉を頭から真っ二つに両断する。そして返す刃で、もう一体の敵も沈黙させた。

『おぉ〜!ミス・ユリアもストロングだな!』

『当たり前だろう。この位出来なくて、〈冒険者〉など名乗れるハズも無い。』

平然とした顔でユリアは話す。しかし、明らかにその攻撃力は同レベル帯の〈冒険者〉よりも、頭一つ分抜きん出ていた。

『と、とりあえず、今みたいな急な遭遇をしないように、陣形を整えて先に進みましょう、皆さん。』

ミノリの言葉に、さしもの男子二人も首を縦に振る。こうして彼らは、〈ラグランダの杜〉の攻略を進めていくのだった。

 

 

 

 

+++

『〈シルバーソード〉がやられたって話、二人はもう聞いた?』

『あぁ。あれだけ腕の立つ連中を一瞬で倒しちまう〈冒険者〉がいるなんてな。正直驚きだぜ。』

『…あのギルドのマスターは鼻持ちなりませんが、実力は確かなハズです。それなのに、何故そんなにあっさり負けてしまったのでしょうか…?』

ここは冒険者ギルド、〈始まりの翼〉。その談話スペースに、メンバー三人が集まっていた。

『んー…。シロエがいないから何ともしようがないよね…。彼がいないだけでこんなに違うものなのか…。』

『確かに、あいつの知識の量はハンパじゃないからな。俺らなんか及びもつかないだろうな。』

『私達に既存の知識が無いのであれば、実際に現地に出向いてみるというのはいかがでしょう、ラスティ様。』

その問いに対して、ラスティが答えを出すより早く、シドウが反応する。

『良いじゃねえか!そろそろアキバ以外の所にも行ってみたいと思ってた所だし、俺は賛成だぜ!ラスティは?どうなんだ!?』

シドウの勢いに若干気圧されながらも、ラスティは自分の考えを二人に伝える。

『敵はヤマトサーバーでも指折りの戦闘系ギルドを、たった二人で打ち負かす程の強敵だ。実際俺達三人で勝負した所で、勝てる可能性は低いと思う。だから、今回の目的はあくまで探索、という事にして欲しいんだ。襲ってくる敵モンスターとの戦闘は仕方ないとして、例の二人とは戦いにならない様にして欲しい。それで良ければ、俺も賛成で良いけど…。』

その言葉を聞くやいなや、手を打ち鳴らしてシドウが出発の準備を始める。セルアも既に街に出てアイテムの補充に出たのだろう、姿が見えない。そんな中ラスティは

(一体何が待ち受けているんだろう…。同じ〈冒険者〉同士で争うなんて…。一体何を考えているんだ…?)

一人、事件の渦中の存在に、思いを巡らせていた。




いかがだったでしょうか?書いてて思ったけどユリア強い(確信)
チートキャラにならない様に、調整いれないといけませんね…笑
そしてラスティ達〈始まりの翼〉も、遂に独自の行動を開始します。これからどうなっていくか、期待していてください!それではまた次回!see you!!
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