LOG HORIZON ログ・ホライズン×世界樹の迷宮 〜始まりの翼〜 ※現在更新停止中   作:Fate.Lapin

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どうもみなさんこんにちは!Fate.Lapinです!!
…原作3巻に相当するこのpart、なかなか抜け出せそうにないですw
まとめんの下手くそか!とか思いながら、執筆している毎日でございます(´・ω・`;)
とりあえず本編参りましょう!それではどうぞ!!


CHAPTER7 忍び寄る脅威

『てやぁ!〈兜割り〉ッ!!』

高らかな声とともに、少年は手にした太刀を敵対者に対し振り下ろす。加速のついたその一撃に、〈動く骸骨〉の一体がバラバラに砕け散る。

『トウヤッ。まだ後ろに敵がいる!』

その声を聞いたトウヤは、返す刃で襲い掛かる二体目も斬り伏せる。

『この辺りの敵は…、うむ、全て倒せたようだな。』

ユリアの言葉通り、周りの敵は全て殲滅されたようだった。

『わんだふる!皆で力を合わせればどんな敵も恐るるに足らず、さ!!』

声の主は金髪の少年、ルンデルハウスである。

『皆さん、まだまだ先は長いですよ〜。気を抜かないで、程々に頑張りましょう?』

『うんっ。セラちゃんの言う通りだよ!力入れすぎても、後で疲れちゃうからね。程々に頑張ろう、程々に!』

セララと五十鈴の二人もまだまだ余力があるようだった。

『警戒を怠らず、先に進みましょう。奥に進めば進む程、難易度は上昇していくのがダンジョンですから。』

ミノリのその言葉を受け、一行は歩みを進めていく。

道中、何体かの敵モンスターに遭遇し幾ばくかのダメージを受けたものの、被害は然程大きくなかった。しかし、全員の表情に疲労が浮かび始めているのもまた事実であった。

『…まだ、続くのかな。』

全員で休憩をとっている時、呟くように五十鈴が言った。かなりの疲労と緊張感から、体力を消耗しているのだ。皆も口にはしないものの、言外にその言葉と同じ思いを持っている事が容易に分かった。

『大丈夫です、シロエさんがくれた地図によると…。この縄ばしごを下れば、ボスである〈燃え盛る悪霊(バーニング・デッド)〉のいる間に到着です。』

消沈した皆を励ますように、ミノリが言う。その言葉に焚き付けられたのか、トウヤが立ち上がり刀を引き抜く。

『うっしゃ!それを聞いたらやる気出てきたぜ!皆、こっからだ。頑張ろうぜ!!』

『OK、ミスター・トウヤ!僕も華麗なる〈冒険者〉の一人として、敵を焼き尽くしてみせよう!!』

掌の上に、小さな火球を生成し、ルンデルハウスが叫ぶ。

『私も微力ながら協力しよう。皆でここの大将を討ち取り、祝杯をあげようではないか!』

ユリアもそう言い放ち、愛剣である〈祈りの巫剣(マグス・スパーダ):壱ノ型〉を構えた。セララと五十鈴も無言で賛成の意志を示す。ミノリはそれを見て言った。

『それでは皆さん、進みましょう。ボスモンスターはこれまで戦ってきた相手とは格が違います。その事を心に留めて、戦ってください。』

ミノリの号令一下、一同は縄ばしごを下り、〈ラグランダの杜〉最後の戦いに挑むのだった。

 

 

 

 

+++

『うーんっ、海はやっぱ最高やね!!でぃすいず、あ、さまーやね!!!』

ここは〈メイニオン海岸〉。その砂浜に一輪の眩しい向日葵が咲いていた。

(初心者の皆、頑張っとるなー。〈エルダー・テイル〉始めたばっかの頃。昔を思い出して懐かしい…って!今なんかウチおばあちゃんっぽくなかった!?うわぁ、歳とってもうたんかなぁ…。)

《三日月同盟》のマリエールであった。視線の先にはレベルの低い、初心者冒険者達がいた。この海岸線は初心者冒険者の合宿には最も適していると言える。戦闘可能区域が広く、何より敵モンスターのレベルも然程高くない為に、危険が少ないのだ。それでもダメージを受けてしまう事がない訳ではないので、回復役としてマリエールが付き添いについているのだった(マリエール本人としては付き添いに加えてバカンスを楽しみたいという気持ちもなきにしもあらずなのだが)。そんな折、傷を負った少年がマリエールの元へ駆け込んでくる。

『マリエールさん、回復お願いします!!』

頭に矢が刺さったまま頭を下げる少年に、マリエールは笑顔で〈ヒーリング・ライト〉を詠唱する。この魔法は即時回復魔法の一種で、〈施療神官(クレリック)〉の十八番とも呼べる回復魔法、〈反応起動回復(リアクティブヒール)〉と双璧を成す回復魔法である。輝く六芒星が少年を包むと、損失した六割程のHPが一気に全快した。元々〈ヒーリング・ライト〉の回復量は多くはないのだが、最大HPの少ない冒険者に対しては、一気にHPを回復させるだけの回復量を持ち合わせていた。

『ありがとうございます!』

その言葉を置き去りにするかのように走り去っていく少年に、マリエールは

『おーう、頑張ってなー!!』

心からの声援を送る。その声が聞こえたのだろう、少年は振り返り大きく手を振り返す。それを見てマリエールも安心して、デッキチェアに寝そべろうとした。

『…ん?何やあの白いの…。なー、小竜ー。』

『なんですか?マリエさん。』

『あそこに何や白い筋が出てんのやけど…ほら、あそこの沖の方…。』

『ん…?あぁ、本当だ。あれじゃないっすか?魚とか。』

『あー、やっぱそんな感じっぽいよなー、もう消えとるし。ごめんな、小竜。引き止めてしもて。』

いえ、大丈夫ですよ。そう言い残し、小竜は巡回に戻っていった。

しかし、小竜とマリエールと小竜はこの時気付いていなかった。この事がこれから起こるであろう、災厄の前触れである事を。そして、その災厄がどのようなものであるかというのを。

『んーっ!やっぱり夏は、最高やね────!!』

束の間の幸せにひたすら身を預けるマリエール達一行であった。

 

 

 

 

+++

ここはマリエール達合宿組が拠点としている、廃校舎の裏手の山。そこより北方に数㎞進んだ、ここもまた山中である。

『…《悪意》を感じる。』

その女性、名を☆夢幻☆という。道に迷った…訳ではなく、何者かの《悪意》を察知した為に、わざわざこんな山奥に遠征したのだった。

(なんか、〈緑小鬼(ゴブリン)〉達の動きが騒がしい様な…。)

彼女の職業は〈幻術士(ミスティック)〉。空間を操作する魔法に長けた後衛職である。MPも高く攻撃力も非常に高い魔法職であるが、防御力が紙な為、普通はソロで斥候に出るなど正気の沙汰とは言えない行為なのだが、レベル90とカンストしている彼女にとって、この山中一帯で出没する敵モンスターなど、驚異と認定するにも値しない程にレベル差が開いていたのだった。現在も山中の一定範囲内に、彼女の〈特技(スキル)〉である〈方陣魔法〉を展開し、索敵しているのだった。

(なんでこんなに数が増えて…。ッ!まさか、【ゴブリン王の帰還】!?)

陸と海、双方からの脅威が、冒険者達に忍び寄り始めているのだった。




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それではまた次回!see you!
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