LOG HORIZON ログ・ホライズン×世界樹の迷宮 〜始まりの翼〜 ※現在更新停止中 作:Fate.Lapin
なんかもう凄い久々ですね、はい。グータラ過ぎてそろそろ自分死んだ方が良いんじゃないかとか思い出してしまっている、今日この頃です。
読者様(いらっしゃるかは分かりませんが!)をお待たせしてしまい、本当に申し訳ないです…。
とりあえずは久しぶりの本編です。楽しんで行ってください!!
『ハッ、ハッ、ハッ…。』
走る女性の息は荒い。〈緑小鬼〉の大群をたった1人で食い止め、逃亡への時間稼ぎをしているのだから当然だ。
『〈脚封の方陣〉ッ!!』
一声叫ぶと、手にした彼女の杖、
〈脚封の方陣〉。それは文字の如く、詠唱した対象の脚部を封じ込める魔法。方陣魔法と呼ばれる魔法の一種でもあり、決められた範囲に《設置》する事で、発動が可能になる。
『ギャギョギョ!?』
そうして、見事方陣の射程範囲内に入り込んだ〈緑小鬼〉達は、次々脚が動かせ無くなり、その場に倒れこんでいった。
(とりあえず、何十個か方陣ばら撒いとこうかな…。せめてもの時間稼ぎになれば良いけど。)
そうして彼女────☆夢幻☆は〈
『〈脚封の方陣〉!!』
空中から山中に向かって魔法を投射する。MPの続く限り、ただひたすらに。ここでなんとしても食い止めるという、☆夢幻☆の、不退転の決意の表れでもあったのだ。
+++
『…ここが。』
『〈
『セラちゃん緊張してる?』
『ふぇっ!?い、いえ!大丈夫です!むしろウキウキですよ!!』
『如何なる敵が来ようと、このルンデルハウス=コードが鮮やかに蹴散らしてくれよう!!』
『敵の大将とも言える存在…。一筋縄ではいかないだろうが、皆で力を合わせれば勝てるはずだ。頑張ろうではないか。』
ここは〈ザントリーフ半島〉に位置するダンジョン、〈ラグランダの杜〉。その右ルート最奥部である。
『それにしてもいないな。〈燃え盛る悪霊〉…。』
『おかしいではないか。ここにいるという話だったはずなのにッ。』
『…確かに。何でいないんだろ。』
『不思議ですねぇ…。』
全員が顔を見合わせ首をひねる中、ユリアただ一人だけが、弾かれたように背後に振り向く。
『…ッ!?違う!皆、後ろだ!!!』
その言葉通り、背後から突如として赤熱した炎が飛んでくる。しかし、ユリアの一足早い警告により、全員被害を受ける事は免れたのだった。
『こいつが…、〈燃え盛る悪霊〉か。』
『油断しないでね、トウヤ。』
『本当に燃え盛っているではないか!名前の通りだな!!』
『ちょっとルディ!?そんな呑気な事言ってられないよ!?』
『…負けませんっ。』
『怨霊如き、我が剣の錆にしてくれよう!』
最初に駆け出したのはトウヤだった。仲間達の間をすり抜けざまに、一声吠える。
『〈武士の挑戦〉!!!』
〈武士〉の固有スキルである〈武士の挑戦〉は、
『さすがだトウヤッ!次は僕の出番だ!〈オーブ・オブ・ラーヴァ〉!!』
トウヤの後を追う様に溶岩の塊を生成し、それを一気にぶつける。その熱量にさしもの〈燃え盛る悪霊〉も蹌踉めく。この溶岩球の魔法は元々の威力が高いのだが、それにしても今回の威力は高い。何故なら────
『〈マエストロ・エコー〉!!』
〈吟遊詩人〉の五十鈴の用いたスキルの特性、《
『お?おぉー!!さすがミス・五十鈴!!ぐれいとふる!まぐにふぃせんとだ!!』
『軽口叩いて気抜いてると、攻撃されちゃうよ!?ちゃんと周りの警戒もしないと、ルディ!』
その脇では〈
『えっとえっと…、〈ハートビートヒーリング〉!えいっ!!』
〈森呪遣い〉の使用する回復魔法は、他の回復職2種とは一線を画した魔法である。彼等が用いるそれは、投射した直後に効果が表れる訳ではなく、徐々にHPを回復していく魔法なのだ。その特性から総じて〈脈動回復〉とも呼ばれている。輝く緑のエフェクトが、前線で敵を引きつけるトウヤを包む。
『おー!セララ姉ちゃんありがとなー!!』
『はい!トウヤちゃんも頑張って下さーい!!』
そんなやりとりを脇目に、亜麻色の流星が戦場を駆け抜ける。
『〈巫剣術:疫毒ノ剣〉!!』
叫ぶと同時に、少女は手にした剣を振るう。風をも裁ち切るその勢いに、さしもの〈燃え盛る悪霊〉もよろめく。そして
『〈燃え盛る悪霊〉に
『ユリアさん、さっすがー!!』
『私の職業は、敵対する存在を状態異常に陥れる事で、さらに威力の高い攻撃を叩き込む事が出来る…。私の本気はここからだっ!!〈巫剣術:
縦に斬りつけた後、返す刃で〈燃え盛る悪霊〉を横薙ぎにする。〈十字華ノ舞〉の追加効果により、直前に付与した状態異常の
『あんまり皆が攻撃に回り過ぎると
そう言い放ち、息を止めた次の瞬間、トウヤは叫ぶ。
『〈火車の太刀〉ッ!!!』
大振りに振るわれた彼の刀は、〈燃え盛る悪霊〉のみならず、召喚された〈動く骸骨〉をも巻き込みダメージをあげる。まとめて攻撃を与える事で、敵全員分の敵愾心を煽る事に成功する。
(トウヤ、五十鈴さん、ルンデルハウスさんにセララさん、そしてユリアさん…。皆、凄い…!!)
ここにきて全員の連携が精彩を放ち始める。その瞬間にミノリの予想は確信に変わる。
(今、この瞬間のDPSを維持し続ける事が出来たなら…。)
『皆さん!このままのダメージ量を維持し続ける事が出来れば、残り120秒程で…、〈燃え盛る悪霊〉を倒す事が出来ますッ。』
『OK、ミス・ミノリ!ここまで来たら最早負けるという選択肢は存在しないだろうッ!!僕も特大の大技、決めさせてもらうよッ。トウヤ!敵愾心の管理は任せるぞ!!〈フロスト・スピア〉!!おまけで〈サーペント・ボルト〉もプレゼントだっ!』
鋭い氷槍に蒼の雷撃がまとわりつき、予想外の連続ダメージを弾き出す。そこにすかさず五十鈴が〈マエストロ・エコー〉で《複製》、更にダメージを加速させる。
『トドメだ!ミス・ユリア!!』
『ユリアさん!キメて!!』
『任せろ、二人の想い、しかと受け止めた!!私も私の持ちうる、最高の技を披露しようではないか!!ハァアァアアァ!!〈巫剣乱舞術・壱式:燎原ノ断刀〉!!!』
地面を擦るかの様に身を低くしたユリアは、そこから一気に膝のバネを使い刀を跳ね上げる。斬り上げた所から焔が上がり、〈炎上〉の追加ダメージを与える。更に刀を逆手に持ち替え、袈裟懸けに斬り下げ、また更に斬り上げ、斬り下げ、数え切れない程の斬撃を叩き込む。そして
『オオォオオオォオォォオォオオ!!』
断末魔の叫びと共に、〈燃え盛る悪霊〉が地に倒れ伏した。
『…やった。』
『『『『『『やったぞー!!!!!』』』』』』
こうして初心者六人組は、〈燃え盛る悪霊〉の撃破に成功したのだった。
いかがでしたか?もうなんか途中から文が同じようなフレーズ続きだったような気がします…。拙い文章を読んで下さる方がいてくれるかもしれないだけでも、感謝せねば…汗
と、とりあえず今回はここまで。次回は海岸組サイドに何か事件が起こるかも…!?乞うご期待!