LOG HORIZON ログ・ホライズン×世界樹の迷宮 〜始まりの翼〜 ※現在更新停止中   作:Fate.Lapin

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どうもこんにちは!Fate.Lapinです!!
活動報告で今週中旬辺り復帰とか言ったくせに約束守らず復帰してしまいました笑
楽しみにしてた!って人がいたら凄く嬉しいです笑
それでは本編です。どうぞ!!


CHAPTER2 Beginner hunting

鮮烈な光。その瞬間何が起きたか、全く理解出来ていなかった。困惑と焦燥、少女の胸を満たしていたのはただそれだけであった。放棄されて久しいビル群、それに絡みつくツタ。それに湿った空気、踏みしめる大地、全てがエルダー・テイルのそれであった。

(こんなの…、こんなのって…。ありえないよ…。)

ただ呆然と立ち尽くすしか無かった。無力なのは罪だ。この少女、ミノリには何かを変えられる力も、人望も、地位も、何一つ無かった。傍らには弟のトウヤが座ったまま地面を向いて顔を上げようとしない。

(どうして…?どうしてこんな事になっちゃったの?)

脱力と絶望に襲われた2人に、救いの手を騙った悪魔の手が迫っているのであった。

 

 

 

+++

ここはアキバ、ギルド〈三日月同盟〉のギルドホール内にある応接間である。そこに5人の冒険者が集結していた。

『『『ハーメルン?』』』

ラスティ、シドウ、セルアの3人の声が重なる。

『そうなんよ。初心者救済を騙ってEXPポットを巻き上げて、大手戦闘系ギルドに高値で横流ししとる悪徳ギルドや。まだシロ坊から詳しい話は聞いとらんから何とも言えへんのやけど…。』

関西弁の女性、名をマリエールと言う。職業はシドウと同じ、《施療神官》だ。

『この話を知っているのはこのギルド内でもマリエと私、そして皆様3人にシロエ様だけですわ。』

出来る秘書風の装備に身を包み、眼鏡を押し上げながら、現状の説明をするのは三日月同盟の(鬼)会計担当、ヘンリエッタだ。職業はである。

《吟遊詩人》とは援護歌と呼ばれる音楽を奏で、パーティーの攻撃力を底上げしたり、敵の移動速度を低下させたり、仲間の魔法をコピーして重ねて攻撃するなど、多彩な特技を持ち合わせる職業である。装備出来る武器の種類も多く、人気の高い職業の一つである。

『シロエって記録の地平線の?』

『あれ?ラッスーはシロ坊と知り合いなん?』

(早速あだ名を付けられてるし…)

心の中では嘆息気味のラスティである。

『えぇ。俺がギルドを立ち上げた時に隣で同じ様にギルドを設立していたので。』

『なら話は早いですわ。これからラスティ様3人にはシロエ様の所に行って頂いて…。』

ヘンリエッタの話はドアが開かれた音で遮られた。

『すみません、マリ姐。ちょっと考え事しながら歩いてたら遅くなってしまって。』

本当にシロ坊は色んな事、考えてばっかやなぁ。マリエールが心配気味にシロエを見る。そんな事ないですよ、と返すシロエ。

『…あれ、君は確か…。』

『ギルド会館で一回会ってるよな。改めて自己紹介させてもらうよ。ラスティだ。よろしく。』

『よろしく。僕はシロエ。今回は僕の作戦の為に集まってもらって本当にありがとう。早速だけど本題に入るよ。』

シロエが続ける。

『皆も話には聞いてるとは思うけど、今アキバには、初心者救済を謳ってEXPポットを巻き上げてるギルドがいるんだ。そのギルド、ハーメルンを僕は解散させようと思ってる。』

解散、現実味の無いその言葉に耳を疑うラスティ達一同。

そもそもギルドを解散させるなど、そうそう出来る事では無いのだ。死が形骸化したこの世界に於いて、武力で屈服させても神殿での復活が約束されている。屈服させられた事による屈辱、怒りから報復してくる人間も少なからずいる訳である。

武力で屈服させずに、ギルドを解散させるとなると、ギルドマスターがギルド解散を決定する以外に方法が無い。プレイヤーがギルド解散の判断を下す事などまずありえない事であり、これらの理由からギルドを解散させる、と言うのは脅し文句でしか無いのだ。

『でも、どうやって解散させるのですか?』

律儀に手を上げて発言をするセルア。確かにその質問はもっともである。ここにいる全員が思った事だろう。

『とりあえずお金が必要なんだ。まぁまぁな額になりそうなんだけどね…。』

『シロエ様?貴方のまぁまぁはアテにならないのは私共がよーく知っています。一体幾ら必要なんですか?』

物凄く警戒した顔でヘンリエッタが尋ねる。

『そんなに多くは無いんだけど…、とりあえず500万Gは必要だね。』

ドサッ、シドウが大口を開けて椅子から転がり落ちた。

マリエール達に目をやると、溜息でも尽きたそうな顔で顔を見合わせている。

『ごっ…ごっ…ごひゃっ…?』

あまりに驚愕しているのか、言葉に詰まっているので、ラスティが後を引き取る。

『500万Gも何に必要なんだ?普通のプレイヤーだったらそんな巨額の金なんか持ってないだろう?』

『そや!このギルドの金庫とギルメン全員のお金掻き集めても100万が限界やで?もしウチらに期待しとるんならそんなにお金用意出来へんよ?』

ラスティの言葉にマリエールが重ねる。

『それでも僕はマリ姐のギルドにこの作戦の全てを賭けているんです。これを読んでもらえば、何でマリ姐達三日月同盟に頼んだかが分かって貰えると思うんだけど…。』

シロエがローブの中から取り出したのは厚みのある紙束であった。

『『『『『!!!』』』』』

驚愕する5人。この紙束に今までの冒険者の生活を変える事実が書き留められているとは、5人以外、まだアキバの誰も知らないのであった。

 

 




どうでしたか?しばらく空けてたのでいつもより長めに書いてみました!満足していただければ幸いです!あとマリエールの関西弁ですが、もし関西方面で読んで頂いている方がいらっしゃったら、本当に申し訳ないです汗
完全なるエセ関西弁になっちゃってると思います…。不快に思ってしまったら本当に、本当にすみません…。
話は変わりますが、ログ・ホライズンのアニメ本編も〈奈落の参道〉編が佳境に入ってきてますね笑
リアルでもテンション上がりっぱなしの日々を送っております笑
それではまた次回、お会いしましょう!
(これからは出来るだけ空けないようにしたいと思います汗)
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