キミの支えになりたくて   作:飯即斬

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今回から都市伝説解体センターの本編に突入です!

基本的にオリ主の視点で進めていますが今回から話で⚪︎⚪︎sideといった方法で別キャラ視点も書いていこうと思います。

例:あざみ視点のときはあざみsideとなります。


10話 新しい後輩

柊木side

 

センター長に頼まれてた買い出しを終えセンターに戻っている最中にセンター長から電話がきた。

 

「お疲れ様です、柊木さん。買い出しの最中恐縮ですが今日新人の調査員を雇いましたのでセンターに戻りましたら早速ジャスミンを加えて3人で調査に向かって下さい。それでは」

 

「あ、ちょっと」

 

言うだけ言って切りやがった。

 

それにしても新人か、どんな人かな。後輩らしく可愛げがあると良いんだけど。

 

 

あざみside

 

今日は以前大学の校内で知り合った柊木さんという男性の方から紹介して貰った都市伝説解体センターに行くことにした。

 

センターの目の前に着くと入り口には金髪で二つのお団子頭の女の人が立っていた。

 

「あのー、都市伝説解体センターってここで合ってます?」

 

「なに、依頼?」

 

気怠そうな声と派手な見た目にビビりながらも負けじと会話を続けた

 

「こ、ここで働いている柊木さんって方に紹介して貰って・・・」

 

「え、ラギッチから?ふーん」

 

ら、ラギッチ??

 

「センターに用があるなら中のエレベーターで地下4階に降りて」

 

そう言われた私は女性の人にお礼を言ってエレベーターで地下4階に降りていった。

 

扉が開くと薄暗い部屋に着いた。

 

「すいませーん。ちょっと相談があってきたんですけどー」

 

誰もいないのかなぁ?そう思ったのも束の間奥の方から車椅子に乗ったアヤシイ男の人が現れた。

 

「待っていましたよ、福来あざみさん」

 

 

それからは大変だった。私の能力は"念視"というもので人やモノの痕跡を視覚化する能力だと言われた。

 

それが分かったのは良いけど何故か眼鏡を渡されそれを掛けるといつもよりコントロール出来るようになりハッキリ見えるようになってしまった。

 

見えるから困ってるのにこれじゃ意味ないよ!

 

しかも座ってと促された椅子を壊してしまいしかもそれが貴重な借物の椅子で弁償代1000万円の代わりにセンターで調査員として働くことになってしまった。

 

しかも今から調査に行かないといけないみたい、もう逃げ場なんてないんだぁ、何故か家の住所や携帯の番号まで知られてるし!

 

「精一杯働かせて頂きますぅぅ」

 

それしか言えなかった。

 

 

「では、早速現場に向かって下さい。詳しい話は外にいた女性に聞いて下さい。彼女はセンターのドライバーですので」

 

そう言われたので私は外に出てさっき会った女の人に挨拶をした。

 

「こんにちは、今日から働くことになった福来あざみです」

 

「ん、あー待って、今センター長からメッセきたから。えーと福来あざみ、あざみーね、アタシのことはジャスミンって呼んで」

 

あ、あざみー??初めて言われた・・・

 

「とにかく後ろに乗って、あと1人来るからまだ車出さないけどそんなにかからず来るから」

 

「は、はい。あのもう1人ってもしかして柊木さんですか?」

 

「そ、ウチの先輩。まぁ歳は同じだしお互いやり易いからタメで接してる。あざみーはラギッチとどういう関係なん?付き合ってんの?」

 

「いえいえ!違います!私犬神大学に通っているんですがそこでセンターを紹介して貰っただけでー」

 

うぅ、ジャスミンさんのせいで変に否定してしまったよ〜まぁでも良い人だったし悪くないかも・・・ってなに考えてるの私!

 

変なシーンが頭をよぎったので頭をブンブンしていると、ジャスミンさんが車の窓を開けて外に向かって声を上げた。

 

「ん、来たみたい。おーいラギッチ!こっちは準備できてっから早くしないと置いていくぞー」

 

バックミラーを見てみると両手でダンボールを抱えてこちらに向かってきている柊木さんの姿があった。

 

柊木side

 

買い出しの荷物を両手に抱えた状態でようやくセンターの近くに着くと車からジャスミンの声がした。

 

「おーいラギッチ!こっちは準備できてっから早くしないと置いていくぞー」

 

「ああ、荷物を置いたらすぐ行く!」

 

予定より少し遅くなってしまったみたいだったので急いで荷物を置いて調査の為の身支度をしジャスミンと新人さんのいる車に向かった。

 

「ごめんごめん遅くなって」

 

「大丈夫、まだ余裕あっから。それよりほれ、後ろ見てみ今日新人ちゃんが乗ってるよ」

 

ジャスミンが後ろを親指でクイっと指した先を見るとそこにはこの前大学で会った子が乗っていた。

 

「あ、お久しぶりです。覚えてますか?」

 

そう不安そうに後ろに乗った子は聞いてきた。

 

「もちろん。犬神大学で会った福来あざみさんだよね。新人さんがまさか福来さんだったなんて、よろしくね」

 

「はい!覚えてくれてて嬉しいです!あの私のことはあざみって呼び捨てで良いですから。先輩ですし」

 

「ん?そう?じゃあ改めてよろしくね、あざみ!」

 

「はい!」

 

「ちなみにアタシはあざみーって呼ぶことにしたから」

 

「は、はいよろしいお願いします・・・」

 

「あざみ、気をつけてた方がいいよ、この人怒らせると怖いから注意しないと・・・ってい痛い痛い、太ももつねるなジャスミン!」

 

「あざみーはこうなったらダメだから、分かった?」

 

「はい!心に刻み込みました!!」

 

あざみはとても綺麗な敬礼で元気よく答えた。

 

 

「あ、あの〜そろそろつねるの止めてくれません?」

 

「だめ」

 

「イタタタ、本当に勘弁して」

 

このときつねられて赤くなった跡は数日消えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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