柊木side
特定によって今回の都市伝説がブラッディメアリーだと判明。ブラッディメアリーって確か海外で有名な交霊術で呼び出される女の霊だっけ
その霊に襲われるとひっかき傷をつけられ傷をつけられた人は良くても気絶、悪いと死ぬとされているとか。
いつ聞いても恐ろしい都市伝説だな。
センター長はあざみにきのこさんが呪いにかかるようにサポートしてあげてくださいとか言ってたけど・・・
「柊木さん・・・本気なんでしょうかセンター長さんは」
「冗談、では無いと思うけど今は調査に集中、きのこさんにも気をつけるよう言っておくしかできないよ」
「ですよね・・・私、センター長さんが何考えているのか分かりません」
「まあ、よくある事だから気にしないのが1番だよ」
「そう、ですね」
はぁ、センター長、またあざみに悩ませるようなことを言うなよなぁ
そう頭を抱えているときのこさんが俺達に話かけてきた
「ねぇねぇ、昨日の動画が伸びているから今日もここで撮影しようかと思うんだけどさ、よかったら見ていかない?」
「きのこの心霊配信・・・興味あるかも」
「ジャスミンさん!?幽霊がでるかもしれないんですよ!柊木さんは嫌ですよね、一緒に帰りましょうよ!」
・・・あざみには悪いけど正直
「俺も興味ある。こんな体験なかなか出来ないからね。それにこれは仕事の一環でもある」
「そ、そんな〜、柊木さんまで〜」
ひぇーと泣き叫ぶあざみの声が部屋に響き渡ってしまった。その後はなんとかあざみをなだめて今晩改めてきのこさんの部屋を訪れる事にした。
夜ご飯を済ませて再びきのこさんの部屋を訪れた俺達は早速、きのこさんの指示に従い配信と儀式の準備を開始。
「こんなもんかな?どうですかきのこさん」
「うんうん、バッチリですよー、いやー男手があると助かりますねぇ」
「いえいえ、きのこさん!今日は幽霊の召喚をバッチリ捉えてましょうね!!」
撮影の準備が整い、いざ儀式が目の前で始まると思うとだんだんとテンションが上がってしまう。
「ジャスミンさん、柊木さんいつもよりテンション高くないですか?」
「あー、たまにあるんだわ。センターの調査員第1号なだけあるな」
「なんかセンター長さんに似てますね」
「それなー」
・・・なんか聞き捨てならないセリフが聞こえた気がするが無視無視、今は儀式に集中っと
「それでは部屋の明かりを消しますよー」
きのこさんが部屋の明かりを消し、鏡の前に座り例の儀式を開始した。
「メアリー、メアリー、メアリー・・・」
・・・しばらく待ったが何も起こらなかった。今回は失敗か、きのこさんも残念がってる。今日はこれで終わるみたいで今は配信の締めに入っている。
「えー、今回は都市伝説解体センターさんとのコラボで3人にも協力してもらったわけですが・・・現れず!今夜はこの辺で配信終わりたいと思います!チャンネル登録と高評価お願いしますよ!それではまた!」
終わってしまった。うーん、幽霊の痕跡はあったからなんかは出てくると思ったんだけど・・・しょうがないか
「残念でしたね、きのこさん」
「いえいえ、きのこさんはこれくらいじゃ諦めませんよー」
「それを聞いて安心しました。また明日からもよろしくお願いします」
きのこさんに帰りの挨拶を済ませてアパートの外に出た。
「大丈夫でしょうか?私達最後に鏡に映っちゃいましたけど・・え!」
「どうした?」
「い、今、柊木さん達の後ろに幽霊が!」
「「えっ!!」」
あざみに言われ俺とジャスミンは後ろを見て見るがそこには何も居なかった。
翌日
あざみside
今日もジャスミンさんの運転で3人で梅木コーポに向かう。
「昨日あの後背後が気になってしかたなかったわ、寝不足でダリぃ」
「運転変わろうか?」
「あー大丈夫大丈夫。そこまででもないから。ラギッチは昨日は平気だったん?」
「うん、別に、ぐっすりだったよ」
「うへー、肝座ってんなー」
結局、昨日のアレはなんだったのかな?そうだ、2人とも傷とか負ってないよね?確認しておこうかな
「2人ともどこにも傷はありませんか?」
「例のひっかき傷?ないよ」
「俺もないよ」
「よかったです!もしかしたら念視で見たものと見間違えたかもしれません。えへへ!」
「えへへ、じゃねぇ。まあいいや、気を取り直して仕事だー」
「はい!」
まずはSNS調査!頑張るぞ!!
まず最初に調べたのは昨日のきのこさんの配信について。やらせだという投稿もあったけど特に注目されていたのは昨日の配信の一部を切り取った投稿で、その投稿にはなんと後ろのすりガラスのところになにかが映っている。
あまりの事につい黙っているとジャスミンさんから急に黙ると怖いからやめて、と怒られてしまった。だって明らかに映ってるもん!って、あれ?なんか他のことでも盛り上がってる?なになに
「そんなことより後ろの3人は何者??」
「可愛い女の子が2人も!もっとよく見せて!もう1人の男は知らん!」
「解体センターの関係者ぽいよ。ってことはもう1人の男は2人も女の子を連れて回っているってこと!?許せん!!」
「え!あの男の人めっちゃタイプ!!」
「きのこの代わりに配信出たら今より再生数取れるんじゃね?」
これもしかして柊木さんのこと?
「なんか俺軽く炎上してない?なんで?ただあの場に居ただけなのに」
「気にすんなよ、どっちかて言うと肯定的な声が多いよ」
「そ、そうか。ならいいか、・・・いいのかな?」
「これを機にセンターのチャンネル出てみたら?」
「それは絶対に嫌だ!」
ちょっと見てみたいかも。そう思ったけど黙っておこう
「あれ?あざみについての投稿もあるね。フリフリの子タヌキっぽくて可愛い、だってさ、よかったじゃん」
「それ、喜んでいいんですか?なんか複雑です」
「あとは、廃墟に1人置き去り配信とか見てみたい、だって」
「ぜっったいに!イヤです!!」
ラーメン屋さんに1人で入るもの怖いのに1人で廃墟とか絶対に無理だよ!
次に調べたのは梅木コーポについて。お隣さんの言っていたように去年女の人が男の人を刺し殺し、自分も喉を刺して死んだ事件があったそう。無理心中だと世間では言われているみたいで女の人の名前も投稿されていた。"四谷みわ子"という名前らしい。
「こんなもんですかね」
「そうだね。気になるのはやっぱりアパートで起きた事件。四谷みわ子が男を刺し殺して自分も刺した、詳しく調べる価値はある」
「ですね、あと、あのアパートお隣さん以外からはなかなか話聞けないのでもう少し近所の人から話を聞いた方がいいかもしれませんね」
「あー、それならきのこのアパートの真ん中に公園があるからそこで聞き込みしたみたら?」
「分かりました!今日は公園も聞き込み範囲に入れます!」
柊木side
昨日に引き続き、まずは梅木コーポで調査を開始。ここで調べる事は主に二つ。四谷みわ子の事件について、これは垂髪さんに聞くのがいいだろう。2つ目はきのこさんのヤラセについて、まぁ、仮に本当にヤラセだとしても本人は認めないだろう。聞くだけ聞いてみよう。
まずはきのこさんに話を聞くとしますかね
「おはようございます、きのこさん。SNS見ました?すごい反響ですね」
「もちろん見たよ!空振りだと思ったけど映ってたね!その場で気づけなかったのが悔しいよ!」
「みたいですね、今日は過去の事件についても調べたいのでお願いします」
「いいよ、依頼通り幽霊の存在を明かしてくれるならね」
「ありがとうございます。早速なんですが昨日あの後何か変わった事はありませんでしたか?」
「それがこれ見てよ!朝起きたらついていたんだ」
「これひっかき傷じゃないですか!?」
「マズいですよ!柊木さんとジャスミンさんが危ないです!」
「え?なんで?」
「実は、ウチの調査員が帰り側に見たらしくて・・・」
「え!見たの!?なんでその子が見ちゃうんだよ!」
「まぁまぁ、きのこさん、まだ機会はありますって」
「だといいけどね」
ありゃ、ちょっと拗ねたみたいだな。
「それはそうと、SNSでやらせの疑惑が出てますよね?それについてはどう思われますか?」
「やらせ?今回はそんなことやってないよ!自分でも気づかず幽霊が映っているんだよ!やらせなわけないじゃん」
「で、ですよね。すいません」
今回は、ねぇ、まだやらせはないと決めるのは早そうだな。現場を調べたら何か分かるかも。
きのこさんに話を聞いたあと、昨日配信で使用した機材を調べてみたがそもそも幽霊が出た時はライブ配信で編集はできないはずなのだ。とりあえず他も見てみよう、玄関のすりガラス辺りなら何かあるかも。
玄関に移動し辺りを調べて見るが昨日と変わりはなかった。そういえばあざみが昨日の帰り側に幽霊を見たのこの辺だよな確認してみよう
「ねえ、あざみが昨日幽霊を見たのってこの辺?」
「そ、そうです!この辺りで間違いないです!」
「メガネで何か見えない?」
「は、はい。・・・・ひぇ、やっぱりいますー」
確かにいるな。しかも昨日見た幽霊と似ている。長い髪にワンピース、同じ幽霊なのか?でもこの幽霊がやらせならこの影は本物の幽霊ではないってことになるよな。ということは・・・
"きのこさんの協力者が玄関前に立っていた"この可能性がまだあるな、でもどうやって確認しよう・・・そうだ!
「あざみ、ちょっとお願いしたいことがあるんだけど」
「なんですか?なんでも言って下さい!」
なんでも、ときたか、じゃあ遠慮なく
「きのこさんからスマホを借りてやらせに関するやり取りがないか調べてきて、その間に俺は垂髪さんから去年の事件について聞いてくるから、じゃ!」
「え!ちょ、ちょっと柊木さーん!」
ごめんあざみ、あとは頼んだ。
あざみにきのこさんのスマホを調べるのをお願いして垂髪さんに話を聞くため外に出た。
「こんにちは垂髪さん、あの今日は去年の事件についてもう少し詳しく聞かせてほしいんですけど」
「あら!あなたもあの事件に相当興味があるのね!いいわ!話してあげる・・・んっふ」
垂髪さんのおかげでいろんな事が分かった。
前に住んでいたのは40代くらいの女性で長い髪にワンピースをよく着ていてそこに男がよく上がり込んでいたらしい。
男は朝昼晩と顔を出していたのでまともに働いていないのでは?と思ったそうだ。酒にギャンブル、そして女、とてもまともな男ではなくそれらが原因であの事件が起きた、とのこと。
凶器は部屋にあった包丁で男を殺した後で自分の首も刺したそうだ。
無理心中事件か・・・惨いな
垂髪さんから話を聞き部屋の中に戻ってくるとあざみが顔を膨らまして待っていた。
「柊木さんひどいですよー、急にきのこさんのスマホから情報を引き出せって、お陰で怒られちゃいましたよ!」
「ご、ごめん。あざみなら上手くやってくれると思ったから頼んだんだ、お詫びに今度スイーツ食べ放題に連れて行くからさ」
「え!?ホントですか?もう、しょうがないですねー、許してあげます!」
・・・押し付けといてなんだけど純粋すぎて心配になるよ
「それで、何か分かった?」
「はい!確かにスタッフとのやり取りが見つかりました。でも半年以上前に喧嘩別れした跡も見つかって、最近は誰かと連絡を取り合っている様子もありませんでした!」
「・・・・それ、きのこさんには言ったの?」
「はい!そのまま伝えました!」
「・・・そう」
ちょっときのこさんに同情しちゃったよ。どんまい、きのこさん
「ここで調べられることはほとんど調べたかな」
「ですね!なので次は公園に聞き込みに・・・あれ?ジャスミンさんはどこにいったんですか?」
あれ?いつのまにかいなくなってる・・・あ、ジャスミンから電話だ
「もしもし、ジャスミン?今どこ?」
「今?車の中。実はアパート前の管理人さんから路駐するなって怒られちゃってさ、少し離れた所に有料駐車場あるらしいからそっちに車置いてくるわ。あーダルぅぅぅぅ」
「了解、領収書忘れんなよ、じゃ、・・・だってさ、先に公園に行ってようか」
「はい!」
あざみside
梅木コーポの調査を終えた私と柊木さんはアパートの目の前にある梅木公園にやってきた
「特に何もないけどちょこちょこ人がいるね」
「ですね、アパートの目の前なので四谷みわ子の事件について知っている人もいそうですね」
「だね、早速聞き込みしていこうか」
「はい!」
まずはあそこにいるお爺さんに話を聞いてみよう
「こんにちは、公園の管理人さんですか?目の前に車を停めていた者です。車は教えていただいた駐車場に移動してます」
「あぁ、面倒なこと言って悪いね」
「いえいえ、実はあの向かいのアパートについて色々調べているんです」
「なんだ?2人であそこに住むつもりかい?」
え?2人?住む?もしかして柊木さんと私のこと!?
「い、いえ!そういう訳ではないんですけど・・・それにしてもかなり古いアパートですよね」
「あぁ、梅木コーポ?コーポ梅木?だったかな?もう5〜60年は建っているこの辺りで1番古いアパートでな。本町の方にも似たようなアパートがあるがそれよりも古い」
思ってた以上に古いみたい。事件についても聞いてみよう
「あの、向かいのアパートで去年事件があったって本当なんですか?」
「ああ、殺された男はよくこの公園他の女性と一緒にいて、マリーだのなんだの騒ぐもんで注意したこともあったからよく覚えておる」
「そういえば垂髪さんに事件の前日にマリって誰よ!?って聞こえたって言ってたな。」
「え!もしかしてメアリーですかね?」
「いや、俺も聞いたけど髪の毛は染めてたけど外国の人ではなかったらしいよ」
そっか、メアリーじゃなくてマリか
「そうそう、ワシも似たようなこと聞かされたよ」
「そ、そうなんですね、お話しありがとうございました!」
「あぁ、ちょっとそこの兄さん」
「はい、なんですか?」
「失礼だかあんた、どこかで会ったことないかね?」
「え?い、いや、ないと思いますけど・・・」
「そうか、引き止めて悪かったね」
「いえいえ、お気になさらず」
管理人さん、柊木さんと似た知り合いの人でもいるのかな?まさか生き別れの孫とか?いやそんなわけないよ、さすがに
次におっとりしてて優しそうなヒナタさんという女性に話を聞いた。
何日か前の深夜の帰宅途中にアパートで幽霊を目撃し、近寄るな!と睨まれたそう。目撃した幽霊の特徴も一致していた。それと四谷みわ子についても噂程度だけど知っているみたいだった。
他に聞いておくべきことは・・・そう悩んでいると
「ヒナタさん、マリって名前に聞き覚えはありますか?」
柊木さんがヒナタさんに尋ねた。それですよ!さすが柊木さん!
「・・・・そ、そういえば噂で聞いたことあるわ、無理心中が起こる直前にマリーって3回男がさけんだみたいなの」
「・・・なるほど、ありがとうございました」
どうやらヒナタさんも噂でしか知らないみたいだった
えーと、他に話を聞けそうな人は・・・ヒェ!
「柊木さん!明らかに雰囲気が違う人が居ます!どうしましょう」
「どうしましょうって、聞くしかないでしょ。ほら行くよ」
「わ!待って下さい!」
「あの!すいませんお話いいですか?」
柊木さん躊躇なく話しかけてる!凄いなぁ
「・・・対象から接近。お話をしたいのは私の方。あなた達の目的は何?突然私の目の前に現れたのか伺っても?」
なんなのこの人!怖い!思わず柊木さんの後ろに隠れてしまった
柊木さんは少しも臆することなく会話を続ける
「仕事で向かいアパートの幽霊について調べているんです。それで公園にいる皆さんに聞き込みをしているんです。あなたもただ公園にいるだけではなさそうなので何か知っているかと」
「その件と私は関係ないの。そんな事より私のお願いひとつ聞いていただける?」
「・・・なぜ俺達に?あなたも何か調べていらっしゃるんですか?」
「余計な詮索はしない方が身のためよ、ある人の書いた本を探して欲しいの。彼はとても愛されて追い詰められた人、その彼の本を探していただける?」
「本・・・ですか?」
「ええ、アナタ達にはあるんでしょ?とても、不思議な、チカラがね」
!!この人、私の念視や柊木さんのサイコメトリーの能力のことを知っている!?
「私がお願いしたいのはただの本探し。あなた達に害を為すつもりはないわ、やってくれるわよね?」
「・・・わかりました、行こうあざみ」
「は、はい!」
そのあと公園中を探したが本は見つからなかった。この公園にあるのは間違いないって言ってたのに
「ホントに本なんであるんでしょうか?」
「うーん、あの人は俺達の力のことを知っていてこの力に興味があるようだった。もしかしたら力を使えば見つかるかも」
「なるほど、さっそくメガネかけてみます」
メガネをかけてみるとさっきのアヤシイ男の人の影がでてきた。どうやらベンチの裏に何か置いているみたいだったので確認してみると1冊の本があった。
"グレートリセット 著者:如月努"って前にセンター長さんが言っていたやつかな?とりあえずさっきの人に渡そう、柊木さんが
「見つけましたよ、これですよね」
「私の動きを追っていた?まあ、今は一旦、ホンモノって事にしておくわ。私、あなた達に興味が湧いたわ、じゃあまたね、フクライアザミさん、ヒイラギキクさん」
ひっ!なんで私達の名前を!?もしかしてあの人も視える人?
「な、なんだったんでしょうか、あの人」
「さぁ?差し詰めブラックメンってとこかな」
「ぶ、ブラックメン!?なんですかそ・・・そ・・れ」
あれ?なんか急に眠くなってきた・・・
「ちょ!あざみ!大丈夫!?一旦ベンチに座ろう!」
柊木さんの声を最後に私は眠りについた
「・・・・」
なに?誰?
「・・・・」
誰なの?でも不思議と安心するような・・・
「・ざ・み、あざみ!」
「んが!ジャガイモ!」
はっ!いつ間に寝ちゃってたの!?驚いて立ち上がってしまった。あれ!?柊木さんは!?
「うしろ、うしろ」
「え?あ!柊木さん!えっと、私寝ちゃってました?」
「うん、ぐっすり、ジャガイモがどうとか言ってたよ」
「す、すいません」
うぅぅ、仕事中に眠ってしまった挙句、柊木さんに寝言まで聞かれちゃったよ、恥ずかしい・・・
「そうそう、ついさっきジャスミンから連絡があったよ、駐車場結局なかったから今からこっちにそのまま向かって拾ってくれるって」
「え!今までずっと駐車場探していたんですか?」
「みたいだね、多分もう来るとおもうよ」
「分かりました、あの、情報を整理がてら少し歩きませんか?」
「ん?いいよ」
「ありがとうございます!じゃあ行きましょう!」
えへへ、夜に公園を散歩ってなんかオシャレじゃない?っていけないいけない情報整理しなきゃ
「四谷みわ子の件、どうしたら解決できるんでしょうか」
「うーん、幽霊に直接会う、とか?」
「いやいや、怖すぎます!無理ムリむ・・・」
その瞬間、ツツジの花の茂みの中から足を掴まれた!
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「あざみ!大丈夫か!」
「ひ、ひひひ、柊木さん!い、いま、私、足を!」
震えが止まらないよ、どうしよう
「落ちつけ、あざみ、俺もいるから、な!」
柊木さんが真っ直ぐ私の顔を見て手を握ってくれた
「は、はい」
「い、今こっちの方から声が聞こえましたよ!あ!大丈夫ですか?」
「き、きのこさん?」
「偶然声が聞こえたので来たのですが、何があったんですか!?」
「っ痛・・・あ、足を」
「ブラッディメアリーは?どっちに行きましたか!?」
「きのこさん、そんな事より今はあざみを・・・ってあざみ!その傷」
柊木さんに言われて掴まれた足を見て見るとひっかき傷がついていた