キミの支えになりたくて   作:飯即斬

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22話 鏡像から迫る死

 

 

あざみside

 

 

幽霊に化けたきのこさんに襲われた次の日も私達は梅木コーポに向かっていた。

 

「柊木さん、ジャスミンさん、昨日はお疲れ様でした」

 

「きのこのヤロウもう一発殴っとけばよかった」

 

「我慢してくれてありがとうございます、ジャスミンさん」

 

「にしても、きのこさんは昨日配信してたんでしょ?良くも悪くもSNSに反響はありそうだよね」

 

「ですね、早速調べてみますね」

 

「え?調査の必要なくない?依頼の内容は幽霊の存在を明らかにすること、調査した結果はきのこのヤラセだった、これで十分じゃない」

 

「いや、そうとも限らないよ」

 

「ラギッチ?どういうこと?」

 

「1つ気になることがあってさ、お隣さんが昨日言ってたんだ、104号室の前の住人の名前は四谷みわ子であっているかって」

 

「んー、単にお隣さんが勘違いしているだけじゃないん?」

 

「もちろんその可能性はある。けどあの人の記憶と話はどれも正確だった。名前だけ勘違いするとはちょっと考え難いんよね」

 

「なるほどね、まだ調査する価値はあるってわけか」

 

「そういうこと、あざみ、SNS調査頼んだよ」

 

「はい!任せてください!」

 

よし、きのこさんの動画に対する反応と幽霊に関する情報を探そう!

 

 

えーと、あ!早速昨日のきのこさんがのびてるシーンの画像がある。ヤラセだと分かって悲しんでいる人や最初からそう思ってたって人もいるみたい。他には・・・え!これって!

 

「こ、これ見てください!外に幽霊がいます!」

 

「げ!マジじゃん!?どういうこと?」

 

「これは・・・全部ヤラセじゃない可能性も考えた方がいいかもね。他には気になる投稿はあった?」

 

「えーとですねぇ・・・」

 

あれ?私達のことでもなんか盛り上がってるみたい、なになに・・・

 

「女の子がビビっているの見たいのに男が邪魔で見えん!」

「この男が女を惚れさせるために仕組んだんじゃないの?」

「俺もそう思うわ、それで惚れる女とかも程度が知れるわな」

「女2人連れ回してモテてる気になってるだろ」

 

・・・これ、全部柊木さんのことだ・・・酷い!!さすがの柊木さんもショックだよね

 

「なーんか、色々言われてんな俺、まったく、コイツらは何がしたいんだか」

 

あ、あれ?あんまり気にしてない?

 

「柊木さん、イヤじゃないんですか?好き勝手に言われてますよ!」

 

「まぁ、いい気分ではないね、でもあざみやジャスミンは俺がそんな奴じゃないって知ってくれてるだろ?」

 

「当たり前じゃん」

 

「もちろんです!」

 

「自分の事をちゃんと知っていてくれる人が側にいるだけで十分なんだよ。ん?何ションボリしてんだ、ほらほら、調査に戻った戻った」

 

「柊木さん・・」

 

柊木さんはああ言っているけど平気なはずないよね、どうにかできないかな?・・・うぅ、なんか頭がクラクラする・・・

 

「あざみ?大丈夫?」

 

「ふぇ?だ、大丈夫です!調査に戻りますね」

 

事件の関係者のワードに反応があるから検索してみよう!

 

 

事件の関係者で検索してみるといろんな情報が混ざりあってごちゃごちゃしていたので柊木さんの手も借りてまとめてみた

 

「メンタルが病んだ女が不倫していた上司を殺した」

「内縁関係にあったクズ男を包丁で刺し殺してその後自分の喉を刺した」

「クズ男が浮気がバレて女にバレて刺し殺された」

 

どうしてこんなに情報が混ざり合っているんだろう?あ!四谷みわ子さんの父親についての記事もある!

 

「四谷みわ子の父親か・・・ラギッチはまだこの事件に疑問の余地があるんだよね」

 

「うん、できればその父親に話も聞いておきたいと思ってたとこ」

 

「よし、話を聞けるかどうか私の独自ルート使って調べてみるよ」

 

「ああ、助かるよ、ありがとう」

 

 

 

柊木side

 

SNS調査を終えて梅木コーポに着くとあざみが気まずそうにしていた

 

「あざみ?どうした?」

 

「昨日の今日で少し気まずいです」

 

「そう?あの人が悪いから気にする必要はないよ」

 

「そそ、何がやりそうになったらまたぶっ飛ばすだけだから」

 

「眼鏡かち割ってやるよ」

 

「2人とも穏便にいきましょうね!」

 

そんなやり取りをしているとあざみのスマホにセンター長から電話掛かってきた。

 

センター長によればブラッディメアリーの問題はまだ終わっておらず、まだ人が死ぬ可能性があるとか。そしてここからの調査は本物の幽霊の正体にどこまで近づけるか、それが鍵となるそうだ。つまり、幽霊の素性に四谷みわ子とその父親について調べろってことね。やってやりますとも!

 

 

「今日はまず何から調べましょうか」

 

「とりあえず、きのこさんに話を聞こうか。ヤラセとそうじゃない部分をはっきりさせておきたい」

 

「分かりました!」

 

さて、あざみは穏便にですよ!って言ってたけどどうなるかな?きのこさんの態度次第ではそうはならないかもね

 

 

「こんにちはきのこさん、昨日はやってくれましたね」

 

「ちょ!柊木さん!?」

 

「こっちのセリフだよ!よくもまぁ、あれだけの事をして顔を出せるもんだよ、首まだ痛ぇよ!」

 

「はぁ??」

 

どうすっかな、口も回らないようにした方がいいかな?

 

「柊木さん!穏便に、穏便に」

 

「ふぅー、大丈夫、穏便にね、分かってるよ」

 

きのこさんに話を聞くと公園と儀式のときに出てきた幽霊はきのこさん自身で昨日の最後の幽霊のは何も知らないとのこと。

 

「まったく、あざみがどんだけ怖がってたのか知ってんだろ、しかもその様子を動画にするつもりだったなんて。やっぱ歩けなくした方がいいかな?」

 

「どんどん物騒になってますよ!私は大丈夫ですから、柊木さんの気持ちだけで十分ですから!」

 

「あざみがそう言うなら・・・」

 

しょうがない、一旦我慢しよう。あれ?ジャスミンが手招きしてる。もしかして四谷みわ子の父親と連絡とれたかな?行ってみよう。

 

「ジャスミン、もしかして連絡ついた?」

 

「うん、いつでも行けるよ」

 

「すごいです!ジャスミンさん!」

 

「さすがジャスミン!よし、早速向かおうか」

 

「へへ、任せとけー!」

 

 

あざみside

 

四谷みわ子さんの実家に着くと中からやさぐれた男性が出てきて中に入れてくれた。この人がみわ子さんのお父さんみたい。早速話を聞こう

 

「こんにちは、突然お邪魔してすいません。娘さんのことでお聞きしたいのですが」

 

「ええ、今更何をお聞きしたいのか知りませんが、答えられることはお答えしますよ。あぁ、紛らわしいでしょうから私の事は名前呼びの方がいいですよね、次男(つぐお)といいます」

 

「次男さんですね、よろしくお願いします」

 

 

次男さんに話を聞くと私達が集めた情報と食い違っていた。

 

まず次男さんの印象、お隣さんは冷たい親と言っていたけど幽霊であっても娘に会いたいと言っていてとても子思いだった。

 

次に殺された男について、私達は浮気したりするような男と聞いていたけど次男さん曰く、みわ子さんを心配して家まで来てくれるような人だという。全然ちがうよね?

 

「柊木さん、どういうことなんでしょうか?」

 

「これは・・・一度次男さんに事件のことをイチから説明してもらった方が良さそうだね。辛いだろうけど」

 

「ですね、次男さん。お辛いと思いますが事件のことをイチから説明して頂いてもいいですか?」

 

「はぁ、では・・・」

 

次男さんから語られた内容は今までの調査結果とは別物だった。

 

みわ子さんは第一志望の会社にできたものの、パワハラが原因でアパートに引き篭もってしまう。それを心配した上司がみわ子さんを訪ねたところ、会社に連れ戻されると勘違いしてその上司を手元にあったハサミで殺し、その後自分を刺して自殺してしまった、

 

やっぱり全部話が違うよね、どうしてだろう?柊木さん達に相談してみようかな。

 

「ジャスミンさん、次男さんに話を聞いたんですが今までと話が違うんです」

 

「え?どいうこと?」

 

私はジャスミンさんに次男さんから聞いた話を伝えた。

 

「え?パワハラ?上司?ハサミ?もしかして全然違う人の家に来た?いや、そんなはずは・・・住所は!?確認してくれる?」

 

「それは俺がさっき確認してきた。"梅木本町1-2-3コーポ梅木"、住所が違うみたい」

 

「え?梅木コーポじゃなくて?聞き違いじゃない?」

 

「いや、次男さんの話とみわ子さんの遺品が入った箱に"コーポ梅木"と書いてあったから間違いない、それと・・・」

 

「まだ何かあるんですか!?」

 

「うん、次男さんに許可を貰って仏壇と遺品の入った箱を開けてみたんだけど、仏壇の写真にショートカットの女性が写ってたよ。次男さんに確認したらみわ子さんだった。そして箱にはジーンズとかボーイッシュな服が入った、これもみわ子さんので間違いないらしい」

 

「え?え?幽霊は長い髪にワンピースのはずでしょ?どうして・・・」

 

え?というとこはもしかして・・・・

 

"四谷みわ子は梅木コーポの幽霊も異なる人物"ってこと!?そんなまさか!?

 

「どうしましょう、真相からどんどん遠ざかっている気がします!」

 

「うーん、どうしてこうなったんだ?」

 

「このままじゃ、このままじゃ、私はブラッディメアリーに!」

 

「多分大丈夫だと思うよ」

 

「え?どうしてですか?柊木さん?」

 

「そろそろ、センター長から電話が・・・って言ってる側から」

 

「わ!ホントに掛かってきた!もしもし!福来です!」

 

「どうも、柊木さんとは違って混乱しているようですね、あざみさん」

 

「センター長さん!私もうダメです!調べれば調べるほど幽霊の正体がわからなくなっちゃってて!」

 

「幽霊は消えるものですからねぇ、しかもブラッディメアリーは鏡の中、やはり偽物の怪異ではこうはいかない。入り混じる情報と混沌こそ都市伝説の醍醐味ですね!」

 

「何で楽しそうなんですか!」

 

「おや?あざみさんなら理解できると思いましたが、柊木さんは理解できていますよ」

 

「冗談はそのくらいにしてさっさと解体しましょう、センター長」

 

よかった、柊木さんはこっち側みたい!

 

「これは手厳しい、そうそう、解体の前にあざみさん、ジャスミンに伝言をお願いします」

 

センター長さんからジャスミンさんへの伝言、それは"屋敷サラ"という人物を調べて欲しいとのことだった。誰だろう?初めて聞く名前だよね。ジャスミンさんは最初はなんで?と不思議がっていたけどすぐに分かるからと、どこかに電話をし始めた。

 

「では、いきますよ。全てを見極めよ 天眼錠(アイ・オープナー)

 

 

「それでは、最初の質問です。何故、幽霊はきのこさんの動画に映り込んだのか、具体的に答えてください」

 

具体的に・・・幽霊が現れたのはきのこさんの配信と私達も参加した配信の合計2回。その時に共通することといえば・・・

 

「メアリーと3回呼んだからです。」

 

「good!そう、女性の名前を呼ぶ事が召喚成功のカギになったのです。続けて2つ目の質問です、今回の調査対象である幽霊はどのような特徴がありましたか?」

 

調査対象の幽霊、つまり104号室の前の住人で、アパートの周りで目撃されている幽霊のことだよね、確かそれは・・・

 

「長髪でワンピースを着ている女性です」

 

「great!惑わされていないようですね。このまま3つ目も頼みましたよ」

 

「はい!」

 

「あざみさんは今混乱していますね、104号室の長髪のワンピースの女性を追っていたはずがショートヘアでボーイッシュな女性にたどり着いてしまった、何故そんなことが起こったのでしょうか?2人の人物を間違える原因となったのは何でしょうか?」

 

確か、柊木さんが気にしていたよね

 

「住所とアパート名です。柊木さんもそこに引っかかってました!」

 

「excellent!よく気がつきましたね」

 

「最後の質問の前に一度まとめておきましょう、あざみさん、今回の案件で幽霊と住所の情報によって分かった事とは一体何でしたか?」

 

「無理心中が2つあった、ですね」

 

「brilliant!いいですね、よく調べています。それでは最後の問いです、きのこさんがその存在証明して欲しいと依頼してきた幽霊の正体とは何かお答えください」

 

「え!正体!?正体って成仏できないでいる幽霊が存在するっていうそういう事じゃないんですか!?」

 

「違います。っとそろそろですかね・・・」

 

そうセンター長さんがいうとジャスミンさんが慌てた様子で電話を掛けてきた

 

「やばい!やばい!うちらが調査した無理心中事件!死んだのは1人だけだった!」

 

電波が悪いのか途切れ途切れであるものの、なんとか聞き取れた

 

「重要な事が分かったようですね。では、あざみさん、ブラッディメアリーの正体とは何かお答えください」

 

「生きている人間・・・です」

 

「fabulous!今回の案件、ブラッディメアリーの正体が明らかになりましたね。全てが解き明かされる」

 

 

   体ー

ー解

 

 

「幽霊の正体は生きた人間だったんですね」

 

「えぇ、彼女は今もなおアパート周辺を歩いては辛い過去を思い出しているようです」

 

「・・・これは、急いでアパートに戻った方がよさそう」

 

どういうことですか?そう柊木さんに聞こうとしたらジャスミンさんが大慌てで戻ってきた

 

「あざみー!ラギッチ!大変!。屋敷サラについて調べてきたんだけどさ、まずそもそも104号室の前の住人が屋敷サラという女性だった!」

 

「え?無理心中事件を起こした人が屋敷サラという人って事ですか?」

 

「それなんだけど、もしかした無理心中事件じゃなくて凶器の見つかっていない殺人事件の可能性があるって事!」

 

「え?え?え?どういうことですか!?」

 

「屋敷サラは死んでいない!生き残ったんだ!きのこがやばい!急いで104号室に行こう!」

 

 

柊木side

 

急いでアパートに戻るときのこさんが襲われそうになっていた

 

「カガミヲショブンンンンンン!」

 

「ジャスミン!やっちまえ!」

 

「よしきた!どっせーーーーい!!」

 

ジャスミンがジャンプキックを決めて幽霊は倒れた。正体は・・・やっぱりヒナタさんだったか。今は気絶しているみたいだけど

 

「アタシ警察呼んでくるから、きのこよろしく」

 

「な、なに、どういうこと!」

 

状況を把握できていないきのこさんに全て説明した。幽霊の正体、目的、最初から幽霊は存在しなかったこと、それを伝えるときのこさんはショックで気を失ってしまった。

 

しばらくして警察が駆けつけてきて、ヒナタさんは連行されて行った。

そして事情聴取を済ませて今は車でセンターに帰っている。

 

「それにしてもジャスミンさんて強いんですね」

 

「まぁ、体は動く方よ」

 

「私、ジャスミンさんと柊木さんとならどんな案件でもこなせる気がします!」

 

「いや、アタシは運転手なんで・・・」

 

「そんなこと言うなよ、ジャスミンがいて助かってるんだから」

 

「そうですよ!」

 

「ジャスミンがウチに来る前なんて俺1人で調査させられてたんだぞ、はぁ、思い出したらなんか余計疲れてきた」

 

「た、大変だったんですね。あの、よかったら今度その時の話を聞かせてください!」

 

「あー、アタシも興味あるわ」

 

「そんなに?まぁ、いいけど。あ、そうだ!あざみの入社祝いで今度皆で何か食べようか」

 

「いいんですかぁ!?お願いします!」

 

「アタシん時もしてくれたよね、なつかし」

 

俺の15万が消し飛んだ時ね、覚えてますよ

 

「日程とかは今度ゆっくり決めようか、あざみは何がいいか考えといてね」

 

「はい!楽しみにしてます!」

 

「お、そろそろセンターに着くよ2人とも、準備しといて」

 

「ああ、分かった」

 

「はい!」

 

センターに着くとあざみと一緒にセンター長に今回の案件の報告をしていた。

 

「何故屋敷サラさんはきのこさんを襲ったのでしょうか?」

 

「きのこさんは関係ないと思うよ」

 

「柊木さんと言う通りです。彼女の目的は備え付けの鏡、おそらく鏡の破片で男を殺してその破片は元に戻したのでしょうね。そして男に包丁を持たせて無理心中に見せかけた」

 

「そして、幽霊の噂に便乗した、というとこですね」

 

「その通り。それよりも感謝しますよあざみさん、きのこさんが持っていたこのイルミナカード"鏡像から迫る死"を持ち帰ってきてくれるなんて」

 

「召喚は失敗、幽霊は生きた人間、こんなカードはいらないって押し付けられちゃいました」

 

「予言は当たっていたように思えますがね・・・」

 

「それより、センター長さん、柊木さん」

 

「なに?」「なんでしょう?」

 

「SNS調査をしていると他人を傷つけたりして楽しんでいるような・・・そんな人達がいました。実際柊木さんもその人達に・・・」

 

「何も考えてないよきっと、ただ楽しんでいるだけ」

 

「そう、彼への誹謗中傷は私としても見逃せないとこですが・・・おそらくそう長くは続かないでしょうね」

 

「あんなに盛り上がっていたのにですか?」

 

「ええ、誰も真実には興味ないんですよ。所詮エンタメでしかないのですよ彼らにとっては」

 

「そんな・・・」

 

「噂も情報も扱う人次第、けどその使い方を履き違えている人が大勢いるようですね、センター長」

 

「そんな世の中こそ、やはり必要かもしれませんね、崩壊と審判、グレートリセットは」

 

「俺もそう思いますよ」

 

「センター長さん?柊木さんまで?どうしたんですか?」

 

「ん?なんでもないよ、そろそろ帰ろうか、ジャスミンも待っているし、センター長今日はこれで失礼しますね」

 

「ええ、お疲れ様でした」

 

 

 

???side

 

いよいよだ、やっと始まる!グレートリセットが!

 

グレートリセットまで残り999:59:58

 

さてと、

 

「本当によろしいのですね?」

 

「はひぃ!全てはあのお方のために!」

 

「素晴らしい!あの方もお喜びになられるでしょう!では、奥歯を2つほど頂きますよ・・・ふう、終わりましたよ」

 

「あ、ありがとうごさいますぅぅ!」

 

「お次はどなたですか?」

 

「はい!」「わたくしにも!」「僕にも!」「ワシにも」「私にも」

 

おやおや、これは苦労しそうですね

 

 

柊木side

 

ふぅ、やっと帰ってこれた、あー早く風呂入って寝たい・・・

 

「ただいまー、あれ?いないのかな?靴あるからいると思ったんだけど・・・いた」

 

いつもの出迎えがないと思ったら彼女はパソコンを操作していた

 

「今日は何してんの?NASAのコンピュータでもハッキングしているの?」

 

「違う、今回キミのことを批判していたアカウントがあったでしょ?そのアカウントのスマホとPCのデータを破壊してたの」

 

「え、そうなの!?」

 

「だって人の物を傷つけたんだから当然でしょ?人の物を傷つけたらダメだってこと無知な奴らに教えてあげないと」

 

「そっか、ありがとう、とても嬉しいよ」

 

そう言って後ろからそっと抱きしめた

 

「フフ、もう終わるから待ってて」

 

「うん、そのあいだにご飯の準備しておくよ」

 

 

 

 

 

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