キミの支えになりたくて   作:飯即斬

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4話 人魚

「時間がもったいないです。なるはやでいきましょう準備はいいですね柊木さん」

 

「は、はい」

 

若干興奮気味で早口なセンター長、こうなるともう止まらない。

 

電話の向こうではセンター長が本を開き、俺達の調査結果を元に都市伝説の種類を特定する作業に入る。

 

「それでは早速一つ目の質問です。柊木さん、被害に遭った方々の共通点はなんでしょうか?」 

 

共通点か・・・それは勿論

 

「男性の釣り人だというとこです」

 

「great!そうです、被害者は皆さん男性で釣り人でしたね」

 

そう言うとセンター長の後ろに一本の石柱が下から現れるイメージが俺の頭の中に現れる。センター長の力の一つらしい。

 

「続いて二つ目の質問です。現場には血痕ともう一つ痕跡がありましたね、それはどんな痕跡で、いつ付いた物でしょう」

 

ジャスミンが見つけたアレのことだろうけど"いつ付いたか"ねぇ、状況から考えておそらく・・・

 

「引っ掻き傷の様な跡でした。おそらく被害者が襲われたときに付いたものだと思います」

 

「excellent!いいですよぉ柊木さん、その調子です」

 

二本目の石柱が現れる。

 

「最後の質問です。被害が出る様になってからその村では他にも不思議な現象が出ているみたいですねぇ、どんな現象だっでしょうか。柊木さんは事件と何か関係があると思いますか?」

 

そう、それがずっと気になってる。やっぱり関係があるんだな

 

「女の歌声の様な音が聞こえる事があるようです。傷跡と同じで被害者が襲われたときに聞こえているのではないでしょうか」

 

「brilliant!その通りです。"男性の釣り人"が"引っ掻き傷の様な傷跡"が現場に残る襲われ方をしてその時に"女性の歌声"が聞こえる」

 

2本の石柱の間にピラミッドが下から聳え立つ。

 

「これらから導かれる都市伝説は一つしかありません」

 

ー特定ー

 

「それは"人魚"です」

 

「人魚!?人魚ってあの?」

 

ジャスミンがげっ!とした顔で驚いている。

 

「人魚。あの男を誘惑して海底に引き摺り込むっていうあの?」

うーんイマイチピンときてないなぁそう感じているのを察したのかセンター長がさっきよりも早口で語りかけてきた。

 

「ええ!!日本では古来より凶兆や瑞兆とされ、海外では船を難破させ、その肉や爪を食べれば不老不死になれるとういう・・・」

 

「ちょ、ちょっとストップストップ。解説はまた今度でお願いしますよ」

 

「おや、これからが面白い所なのに残念です」

冗談じゃない。ほっといたら後1時間はしゃべるぞこの人。

 

「と、とにかく特定は終わったので明日はそれを元に調査しますから」

 

「ええ、お願いしますよ」

 

電話を切りため息を付く。危なかった・・・

 

「ラギッチ、大丈夫かー?」

 

「あ、ああ、ありがとう。とりあえず今日はもう宿舎に戻ろう」

そうして俺達は用意して貰った宿舎に戻ったが一つ問題が発生した。

 

「ひ、一部屋しかない!?」

 

「ええ、おひとり様で来られるとお聞きしておりましたので・・・」

あの都市伝説変態千里眼男め!ジャスミンを参加させるつもりだったのなら連絡しとけよ全く!

 

「あ、あのージャスミンさん?どうしようか」

 

恐る恐る聞いてみると意外にも

 

「んー?別に良くね?変な事しようとしてきたらぶっ飛ばすだけだし、え、なになに、ラギッチもしかして童・・・」

 

「はぁー!?違えし!俺だって問題ないし!あの女将さん一部屋で大丈夫です。案内していただけますか?」

 

「か、かしこまりました」

 

脳筋金髪ギャルだったか・・・

 

「ラギッチ、今失礼な事思ったっしょ」

 

「そ、その様なことがあろうはずがございません」

 

 

 

 

心読めるの?このギャル

 

 




勿論風呂別々で入り布団は離して寝ましたとさ、
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