ウルトラマン…確かに全員男ですね…。
これより煉獄槇寿郎の性格は、ほぼ独自設定になります。
布団に横たわっていた槇寿郎さんが目を覚ましました。
多少は酒が抜けたのでしょうか、ぼんやりながらも、しっかり開いた眼でじっとこちらを見つめます。
「おはようございます槇寿郎さん。お茶を用意しますね」
そう言って立とうとすると、裾を掴まれてしまいました。
「まて…瑠火…。私を、置いて行くな…」
あら?まだ覚醒してないようです。これは亡くなった奥さんの名前ですよね…。
奥さん…瑠火さんの話は、杏寿郎師匠から少し聞いています。彼女が亡くなってから、槇寿郎さんの没落が始まったとか。
…後で思い出して黒歴史にならないと良いですが…。仕方ありません!
「大丈夫ですよ、私は向こうで待ってますし、何れ貴方も来る事になります。でも、まだその時ではありません。貴方には、まだやるべき事があります」
片手で槇寿郎さんの手をしっかり握り、もう片方で頭を撫でる。
そっと目を閉じさせ、ギュッと手を握っていたら、そのうち寝息を立て始めました。さっきより、呼吸が楽な様です。
そっと手を離して後を振り向くと、杏寿郎師匠と目が合ってビクッとしました。いつの間に後にいたの!?し、心臓に悪いです!
杏寿郎師匠は、珍しく何も喋らず手で向こうの部屋に来る様、指示をしました。うわ…さっきのやり取りの事でしょうか…。
離れた部屋に、対面で座ると師匠がガバッと頭を床に着かんばかりに下げました。
「すまん!竈門少女!父上が迷惑をかけた。そして、父上に寄り添ってくれて、ありがとう!」
「え、あ!いえ、そこまで迷惑では…」
「いや、俺が父上を止めるべきだったし、あんなに安らかに寝ている父上は、久しぶりに見た!これも、竈門少女のお陰だ!」
杏寿郎師匠、またガバッと頭を下げる。
そんな、師匠に頭を下げられたら弟子はどうするべきか、困るんですが。
丁度そこへ、蜜璃お姉ちゃんが夕餉の準備ができたと呼びに来ました。助かった〜。
「よし、続きは夕餉を頂きながらにしよう!お館様から鎹鴉で伝言が来ているからな!」
師匠はそう言って、居間へ向かうので慌てて追い掛けたのでした。
鎹鴉からの伝言は、手鬼を発見、退治したとの事でした。良かった、錆兎達には間に合わなかったけど、もうこれ以上の犠牲は出ないんだ。
師匠は不思議そうな顔をしたけど、全てはお館様に報告済、必要でしたらお館様から話があると思いますと言うと、納得して貰いました。
そうして夕餉を食べ終わる頃、槇寿郎さんが居間に現れたのです。
悪いが何か食べさせてくれと言うので、直ぐに槇寿郎さんの夕餉の準備をしていると、私には座って欲しいと頼まれました。
「禰豆子…と言ったか…。酔っていたとはいえ、激昂して襲いかかってしまった。すまない」
えっ?槇寿郎さんが頭を下げた!?私が驚いていると、話を続けてきました。
「だが、一つだけ聞かせて欲しい。炎の呼吸は弱くないと言ったが、実際はどうなのだ?俺は炎の呼吸を極めていたが、あっさりと負けてしまった…」
ああ、なるほど…。
槇寿郎さんが負けたのは私の必殺技のせいですが、それとは別に呼吸の先を話さないと駄目ですね…。
私は意を決して、話し始めました。