起きた。
目が覚めて、落ち着いたら対策を練ることにした。
もう、泣いても喚いても無惨が来るのなら、やれる事をやるだけだ。
先ず考えられるのは逃げる事だ。危険から遠ざかるのは護身術の第一歩だ。
が、そもそも何故、無惨はこんな山奥の炭焼き一家を、それも自身で直接狙ったのか?
例え襲うにしても、配下の鬼を使えば良かろうに。鬼を作りたかったのか…?
これが分からないと、逃げた先で襲われかねない。何時襲われるか不明なままより、時間と場所が確定している方が対抗策を練れるし、精神的にも楽だ。
次に鬼殺隊に助けて貰う事。
しかし…何故無惨が来る時間と場所が分かるのか、理由が説明できない。
そもそも、鬼殺隊は何処にいるの?
せめて藤の花の家の場所が分かれば…。
いや、狭霧山の場所が分かれば、天狗おじさんこと鱗滝左近次さんに助けて貰えるかも。
そうすれば鬼殺隊で鬼舞辻 無惨に立ち向かって…立ち向かう…?
勝てるか?無理だろ?
柱全員集合でもしない限り、全滅して終わりじゃね?
残る手立ては戦う事か。
別に勝つ必要はない、家族が逃げるまでの時間、足止めできれば大丈夫なのだ。
第一撃を受け止め、家族を逃がし、朝まで戦う…。うーん、できるのか?原作を思い出すに、無惨の攻撃はあまりに無体。
どれだけ鍛えたら届くのか…
まあ、最悪鬼になっても禰豆子の身体なら何とかなるかも…。多少、いやかなり賭けの要素があるけど。
その場合、どれだけ足止めすれば家族は助かるのか?30分?1時間?
いや、無惨をぶっ倒す覚悟で戦えば、朝まで持つかも知れない。
そして一度襲われて助かれば、後で来る冨岡義勇さんに言って藤の花の家に匿って貰えるかも。上手くすれば、藤の花の家で働けるかも知れない。
と言う事なら、方針は身体を鍛える事!
幸い、格闘ゲームの技を使える…はずだ!まだやった事ないけど、神様との話が正しいなら。
それともう一つ、父ちゃんにヒノカミ神楽を習う!徹底的に習う!
日の呼吸をマスターすれば、身体能力上昇して、生き残る可能性が増える。ああ、日輪刀が欲しい。
方針が決まれば、できる事をやるだけだ。
あ、ヒノカミ神楽は炭治郎兄ちゃんにも覚えて貰おう。最悪、あれを初期から覚えておけば、物語はかなり楽に進む筈だ。
と言うか、父ちゃん、病気って分かっていたなら早目に教えろよ…。約束なんだろう?
方針が決めれば、それに沿って動くのみ。
できるかどうかは、やってみなくては分からない。頑張るしかない…。