お兄ちゃんに、ヒノカミ神楽の正体を教えました。
日の呼吸を使って、十ニの型も見せたよ。
大変、驚いておりました。
「と言うわけで、多分お兄ちゃんも使えると思うんだけど」
「しかし禰豆子、鱗滝さんから習った水の呼吸を捨てるなんて…」
「捨てる必要はないよ。両方使えば良いだけ。他にも鬼殺隊の中には、習った呼吸が合わずに別の呼吸を学んだり、独自に呼吸を派生させたりしてる人がいるよ」
とりあえずは自分の日輪刀を手に入れて、色が分かってから考えて良いんじゃないかな?
とお兄ちゃんに伝えた。日の呼吸の色は真っ黒という事も。
お兄ちゃんにもヒノカミ神楽を踊って貰った。
うん、この二年間、全く踊ってないわね。当たり前だけど。
最終選別の後半は、ヒノカミ神楽の再教育で潰れました…。
しかし、ここで正しい呼吸、正しい動作を教えるのは、後々に役立つはず…!父ちゃんとの約束もあるし。
山から降りると、カナヲちゃんと善逸君、玄弥君、他に幾人かいた。
原作では手鬼に殺された人なのかな?
少しでも助かって良かったよ…。
「こんにちは〜!女の子の合格者がいて良かった!私は竈門禰豆子、貴方は蝶屋敷で見かけた事があるよ!宜しくね!」
「…栗花落カナヲ…」
とりあえず、カナヲちゃんと仲良くなっておこう。もしかしたら義姉さんになるかも知れない人だし。
…今は無理だろうけど…。お兄ちゃん、早くカナヲちゃんの心を開いて下さい!
後は、原作通り進んだ。玉鋼を選んで、一旦お兄ちゃんとお別れ。
玄弥君、腕大丈夫かな…?
因みに、私の鎹鴉は普段クークー鳴くのでクー太と名付けました。
「師匠〜!竈門禰豆子、無事に帰還しました〜!」
炎柱邸の門をくぐって大声で挨拶。
玄関から槇寿郎師匠が飛び出してきた。
「おお!よく帰ってきてくれた!怪我はないな、流石は俺の弟子だ!いや、俺は大丈夫と言ったんだが、杏寿郎の奴が心配性でな…」
ああ、うん、行く前にウザいとか言ったせいで、なんか言い訳が凄い。
槇寿郎師匠、後ろで杏寿郎師匠が呆れた顔しているんですが。
その日は薩摩芋鍋で宴会して、数日修行しながら刀を待ちました。
ヒョットコの面を被った刀鍛冶の人が持ってきたのが、炎の鍔をした大刀と、飾りのない短刀の2本でした。
手に持つと、刀身が黒く染まる。やっぱり、兄妹共に日の呼吸に適性ありか…。
槇寿郎師匠は赤くなる事を期待していたのか、少し残念がっていたけど。
問題は隊服なのです。
今、土下座して震えているゲスメガネこと、前田まさお氏を両師匠と私の三人で囲んでおります。
「で、これはどういう事か、説明して貰おうか?」
槇寿郎師匠が地面に叩きつけた隊服は、私の新しい隊服です。もちろん、蜜璃仕様です。
スカート丈も、膝上より股下で数えた方が早いでしょう。暴れたら簡単に股上になりますね、これ。
…まだ、今の年齢では何処がとは言いませんがA〜B程度に小さいので、こんなの着たら横から絶対に見えます。と言うか見えました。何処がとは言いませんが、先端が。
因みに槇寿郎パパがお怒りなのは、試着した所を見られたせい、でしょうか…。
…将来は原作でバインボインと決定しているので、別に悔しくないですよ。本当に。少し芯があるって言うか、痛いし。再三言いますけど、何処がとは言いませんが!
「い、いえ、恋柱様が喜んで着てらっしゃったので、妹弟子様も同じ仕様で良いかと…」
しどろもどろに言い訳する前田さん。
「と言うか、俺も確認してなかったが、甘露寺にはあの隊服を許したのか?杏寿郎…」
「面目ありません、父上。甘露寺も喜んで着てたので…。せめてもと、羽織は贈ったのですが」
いや、蜜璃お姉ちゃん、かなり恥ずかしがっていたような。
ま、ここは先人の蟲柱様に習いますか。
徐ろに取り出した油をたらーと垂らす。
そして火を着けると盛大に燃え出しました。
「あ、あ、あああっ!また〜!!」
「防刃性能高いのに、耐火被服じゃないんですね?私は蹴りも多用するので、上は普通、下はズ・ボ・ンでお願いしますね?(空を飛んだら下から見えるし)」
「……は、はい…」
前田まさお氏、KO!
耐火被服って本当は耐火被覆の文字違いで、意味も全然違うのですが、なんとなく語呂が良いので。
名前を付けたクー太ですが、この先出てきません…。