格闘ゲームの必殺技で鬼退治【完結済】   作:アールエー

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その二十六 那田蜘蛛山に到着

浅草から那田蜘蛛山まで、そこそこ距離があるのですが、槇寿郎師匠について走り回り、漸く到着しました。

引退した筈なのに、私より涼しい顔をしているのは矢張り元柱なんですかね。

 

那田蜘蛛山の周囲には、下級の鬼殺隊隊員が十数人、集まっていました。どうやら、那田蜘蛛山にいる鬼は下弦以上の位で厄介なので、隊員は周囲を封鎖して住民の侵入を防止しつつ、柱の到着を待っているそうです。

 

「と言う訳なのよ」

 

「ありがとうございます、尾崎さん!」

 

事情を教えてくれた尾崎さんに感謝して、師匠の所へ戻ります。

無闇に突入していないので、原作では首を折られて亡くなった尾崎さんはピンピンしてます。良かった。

あ、向こうに村田さんとサイコロステーキ先輩がいる。サイコロステーキ先輩の名前、なんだろ?

 

「うむ、ならば俺達で先に入っても問題ないな!」

 

「ええ〜。師匠、『元』柱では…?」

 

「ぬう、元でも柱は柱だ!」

 

山に入りたがる師匠を何とか引き留めていると、向こうからやって来たのは…!

 

「お~い!禰豆子!」

 

「あ、お兄ちゃん!お兄ちゃんもここに呼ばれたの!?」

 

炭治郎兄ちゃんでした。後ろに、猪頭の少年と、黄色い…。

 

「君が禰豆子ちゃんだねぇ!炭治郎から聞いているよ〜!可愛いなぁ!俺は我妻善逸って言うんだぁ。宜しくね、禰豆子ちゃぁん!」

 

うわ、くねくねしながら私の手を握って離しません。漫画では将来私の旦那になってましたが…嘘でしょう!?生理的に無理なんですが!

いざという時はカッコいいのですが…寝ていれば。まあ、逃げない勇気があるだけ凄いですよね。

 

そこでバシッと手を叩いて割り込んだのが、槇寿郎師匠でした。

 

「おい!うちの娘に何の用だ?」

 

「えっうちの娘!?禰豆子ちゃんのお父さん!?た、炭治郎、どういう事!?」

 

「あなたは俺のお父さんではありません!」

 

「おい、紋次郎!良いから山へ入ろうぜ!」

 

ああ、もうカオスです!

一先ず事情を説明しておきました。

今すぐ山に入ると騒ぐ伊之助は、一本背負いで優しく地面に叩きつけた後、馬乗りで動かない様に額を指で押さえながら、どちらが実力が上か本能に叩き込んであげました。

伊之助君は素直に言う事を聞いてくれました。

 

…若干、善逸君が引いていた気もしますが、この際無視です。

 

炭治郎兄ちゃんと話をすると、あの後でヒノカミ神楽を訓練したそうです。ちょっと見せて貰いましたが、かなりスムーズです。

原作とは比べものになりません。これなら、今後充分に使えそうです。

 

そうこうしている内に、蟲柱の胡蝶しのぶさんと水柱の冨岡義勇さんが来て、いよいよ作戦開始となりました。

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