意識が覚醒してから六年の月日が経ちました。
禰豆子、10歳です。
身体は思いっ切り鍛えたよ。家の手伝いするだけで、ある程度鍛えられるけど。
いやね、一番の仕事は水汲みなのよ。
井戸から汲んで水を溜める壺に入れて、川から汲んで桶に入れて洗濯して。
昔見た少林寺の映画みたいに、両手を広げて運んだりしながら筋トレをした。
次に炭焼きの仕事。
切り倒した木材を更に切って運んで、炭焼き小屋の前で寝かせて又運んで。
兎に角、1日中重い荷物をあっちへこっちへと運びまくった。
いや〜現代人の比じゃなく、体力付きますわ。
この家の手伝いも、下の子達の面倒を見ながらやる。
竹雄は一つ下だからしなくて良かったけど、更に小さい花子、ついで茂はおんぶに抱っこしながら家の手伝いをやるのだ。
正直、鬼滅の刃の世界でなければ逃げたくなるのよ。昔の人は偉かった…。足腰の強靭さなんて、比較にならんだろ現代っ子とは。
もちろん、炭治郎も同じく働いている。
私が積極的に働いているから、余計にお兄ちゃんぶって働いている。
流石は長男、頼りになります。
夜は寝る前に、父ちゃんからヒノカミ神楽を学んだ。
最初は驚いていたけど、小さい頃に見た!私も踊りたい!って説得した。
炭治郎も巻き込んだ。え〜お兄ちゃん、長男なのにできないの〜?と煽ったら釣れた。将来が不安になるくらい、簡単に釣れた。
まあ、ヒノカミ神楽の習得具合に差があるけど。もちろん、私の方が上手い。
この神楽が刀の型だと分かっている事と、何と言っても命懸けなのだから集中度合い、真剣さが違う。
今は12の形を覚えて、呼吸法を身に付けている所。何としても、無惨襲来までに常中までマスターしてやる!
こうして身体ができてくれば、格闘ゲームの技も身に付ける事ができる。
日の呼吸もそうだけど、格闘ゲームの技もある程度鍛えた後でないと使えないのは、何となく分かる。身体がまだだって止めるのだ。
格闘ゲームをマスターするに当たって、助かるのが基本技も技の一つとして数えて貰えた事だ。
所謂、大パンチ小パンチってやつだ。
いや、これが出来ないと必殺技をマスターしてもコンボが出来ないし、そもそも必殺技を使う状況に持っていけない。
そして、私は暇さえあれば、いや暇ないけど、弟妹の面倒見ながら、遊びの延長で技の練習を続けた。
基本技といっても、或いは基本技だからこそ、繰り返しの練習が必要なのだ。
今の私は圧縮状態の技がインストールされていて、身体の出来具合で都度解凍、解凍されたら最適化をしている様なもの。
大中小パンチ、キック、バックステップにジャンプに屈み技なんかの基本動作、基本技を繰り返した。
竹雄なんかは、「姉ちゃん、何踊って遊んでるんだ?」とか少し小馬鹿にしてきたが。
うるさい、姉ちゃん真剣なんだよ!
その竹雄も、基本動作の空中2段ジャンプが出来た時に目ん玉ひん剥いて驚いていたけど。
まあ、空中の何もない場所を蹴って5メートルは飛んだもんな。驚いただろう!
さて、いよいよ必殺技を試す時だ!