格闘ゲームの必殺技で鬼退治【完結済】   作:アールエー

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その三十二 人外へ…

「すると、帰ってきたら禰豆子がおらず、何故か服と猫だけが残されていたと?」

 

「はい、父上。その服と一緒に、あの、した、下着もありまして…」

 

千寿郎君が真っ赤になって槇寿郎師匠に報告しております。私は横で話を聞いておりました。にゃあ。

ちなみに下着とはズロースですね。ズボン履いていたので、腰巻きではちょっと。

ゴム紐がないから三角形の紐パン、自作しようかしら、にゃん。

因みにこの時代でも乳バンドはあります。東京には。私も買いました。あ、にゃん。

 

時刻は夕方になり、槇寿郎師匠、杏寿郎師匠の二人が戻って参りました。

その二人に千寿郎君がしどろもどろに報告するのですが、結局の所、禰豆子行方不明です。

 

「にゃ!にゃにゃにゃ、うにゃあ!!」

 

「父上!この猫が何やら話をしておりますが、私には分かりません!」

 

「俺にも分からんよ。しかし、この猫が唯一の手掛かりか…」

 

槇寿郎師匠が首根っこを掴んで持ち上げます。痛いにゃ!

 

「ふしゃ〜!」

 

「いっちょ前に怒っておるな!まだ子猫だろう。…雌か?」

 

ウギャー!ど、ど、何処を覗いているんですかにぁあ!!

 

「ローリングバックラー!」

 

急速回転し、槇寿郎師匠に突進します!身体も大きくなって…!

 

「ぐぁああ!」

 

槇寿郎師匠は吹き飛び、私は跳ね返る様に後方へ退避しました。

 

「な、何奴!…禰豆子か!?」

 

杏寿郎師匠は咄嗟に刀を抜き、私を見て驚愕しました。

 

「アイタタ…禰豆子!?…なんて格好してるんだ!?」

 

そう、私は猫耳に長い尻尾に、身体は猫の毛に覆われ…大事な所は毛で隠れていますが、ほとんど裸同然の姿で構え…イヤぁぁぁぁ!!

 

「ちょっと、駄目、私なんて格好、待って待って、まだ人間に戻らないで〜!!」

 

私は皆を置いて、猫なのに脱兎の如く自分の部屋へ駆け込みました。抜けていく大量の猫の毛を撒き散らして…。

 

 

 

「すると、その必殺技の影響で猫になって、何故か更に猫娘になってから人間に戻ったと?」

 

煉獄家の三人に囲まれ、私は正座して小さくなっております…。

 

「はい、その通りでございます…」

 

槇寿郎師匠、納得いかないって顔です。

 

「そもそも、その必殺技とは何なのだ?前から不思議に思ってはいたが」

 

「それは、その…私も良く分からなくて、鬼のいる世界に生まれる前、神仏に頂いたとしか…」

 

実際、そうだもんね…。

 

「うむむ…分かった禰豆子。しかし、今度からその、必殺技を試す時は俺か杏寿郎がいる時にしなさい」

 

「はい、申し訳ありません…」

 

うう…人間以外のキャラは、まだ封印かなぁ…。




煉獄師匠、2年も経って今更必殺技を追求するか?と言うとの、いやでも煉獄家だしなぁと言うのが、半々です。
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