「すると、帰ってきたら禰豆子がおらず、何故か服と猫だけが残されていたと?」
「はい、父上。その服と一緒に、あの、した、下着もありまして…」
千寿郎君が真っ赤になって槇寿郎師匠に報告しております。私は横で話を聞いておりました。にゃあ。
ちなみに下着とはズロースですね。ズボン履いていたので、腰巻きではちょっと。
ゴム紐がないから三角形の紐パン、自作しようかしら、にゃん。
因みにこの時代でも乳バンドはあります。東京には。私も買いました。あ、にゃん。
時刻は夕方になり、槇寿郎師匠、杏寿郎師匠の二人が戻って参りました。
その二人に千寿郎君がしどろもどろに報告するのですが、結局の所、禰豆子行方不明です。
「にゃ!にゃにゃにゃ、うにゃあ!!」
「父上!この猫が何やら話をしておりますが、私には分かりません!」
「俺にも分からんよ。しかし、この猫が唯一の手掛かりか…」
槇寿郎師匠が首根っこを掴んで持ち上げます。痛いにゃ!
「ふしゃ〜!」
「いっちょ前に怒っておるな!まだ子猫だろう。…雌か?」
ウギャー!ど、ど、何処を覗いているんですかにぁあ!!
「ローリングバックラー!」
急速回転し、槇寿郎師匠に突進します!身体も大きくなって…!
「ぐぁああ!」
槇寿郎師匠は吹き飛び、私は跳ね返る様に後方へ退避しました。
「な、何奴!…禰豆子か!?」
杏寿郎師匠は咄嗟に刀を抜き、私を見て驚愕しました。
「アイタタ…禰豆子!?…なんて格好してるんだ!?」
そう、私は猫耳に長い尻尾に、身体は猫の毛に覆われ…大事な所は毛で隠れていますが、ほとんど裸同然の姿で構え…イヤぁぁぁぁ!!
「ちょっと、駄目、私なんて格好、待って待って、まだ人間に戻らないで〜!!」
私は皆を置いて、猫なのに脱兎の如く自分の部屋へ駆け込みました。抜けていく大量の猫の毛を撒き散らして…。
「すると、その必殺技の影響で猫になって、何故か更に猫娘になってから人間に戻ったと?」
煉獄家の三人に囲まれ、私は正座して小さくなっております…。
「はい、その通りでございます…」
槇寿郎師匠、納得いかないって顔です。
「そもそも、その必殺技とは何なのだ?前から不思議に思ってはいたが」
「それは、その…私も良く分からなくて、鬼のいる世界に生まれる前、神仏に頂いたとしか…」
実際、そうだもんね…。
「うむむ…分かった禰豆子。しかし、今度からその、必殺技を試す時は俺か杏寿郎がいる時にしなさい」
「はい、申し訳ありません…」
うう…人間以外のキャラは、まだ封印かなぁ…。
煉獄師匠、2年も経って今更必殺技を追求するか?と言うとの、いやでも煉獄家だしなぁと言うのが、半々です。