格闘ゲームの必殺技で鬼退治【完結済】   作:アールエー

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その三十三 無限列車でGO!

「うまい!うまい!」

「美味い!美味い!」

「う、うまい…うまい」

「…………」

 

はるばると、やって来ましたのは、無限列車でございます。

乗る前にちょっとした鬼退治をして、煉獄親子と私とで無限列車に乗り込みました。

もちろん、駅弁も山程買って腹拵えしております。

 

私は駅弁一つだけですが。そんなに食べられません!

 

確かに駅弁は美味いのですが、素直にうまいと大声で言えない未熟者であります。恥ずかし!

 

…段々、煉獄家に染められている様な…。

まさか…いえ、勘違いですよね~。

…髪の毛、色が変わってないよね…??鏡、どこだっけ?

 

ちなみにもう一人、水柱の冨岡義勇さんが横に乗っています。

お館様に無限列車にて上弦の参、猗窩座に遭うと話しましたので、念の為呼ばれたのだと思います。

いや、杏寿郎師匠だけなら原作的に不安でしたが、槇寿郎師匠に義勇さんまでいるとか、タイタニック号の如く安心感がありますね。

 

因みに義勇さんは駅弁を食べておりません。…若干、煉獄ファミリーを呆れた目で見てる気がします…。

え?私も一括りに見られてる?

 

「うおおおお!!腹の中だ!!主の腹の中だ、うぉおお!!戦いの始まりだ!!」

 

「うるせーよ!」

 

あ、お兄ちゃん達かまぼこ隊も来た。原作通りだね。

そして伊之助君が五月蝿い。

 

「あ、禰豆子!それと煉獄さん、冨岡さん」

 

「ああ!禰豆子ちゃぁん!俺に会いに来てくれたの…あ、お義父さん」

 

「誰がお義父さんだ!」

 

「うまい!」

 

杏寿郎師匠、まだ食べてたんだ。

カオスだ。しかし皆集まったのなら、これ以上カオスになる前に、これだけは配らないといけない。

 

「これ、新しい切符です。今持ってる切符は捨てて下さい。血鬼術が掛かっているので」

 

そう、切符の交換であります。流石に、夢の中とはいえ、自分の首を跳ね飛ばす事はしたくない。

 

「あ、本当だ!微かに鬼の臭いがする」

 

「ひええ!なんでそんな物を売ってるんだよ!」

 

「禰豆子、この切符はどうしたんだ?」

 

「お館様が先行して調査したところ、切符が怪しい様だって結論が出て、鎹鴉を使ってわざわざ送って頂いたの」

 

「うむ!流石はお館様だ!」

 

話をしたのは私ですけど、お館様の信頼度は天元突破してますね、やっぱり。

 

後はまあ、切符を切りに車掌さんが来るのを待ちましょう。

そう思って槇寿郎師匠を盾に、挟む様にして善逸君と対局に座ります。

ごめんなさい、ちょっとグイグイ来られるの苦手です。…流されそうになるので。

 

あれ?伊之助君、なんで私から目を反らすの?

あ、会った時に制圧した上、弱ったところ見たからねぇ。…そのうち、元気になるでしょ。

 

無限列車が動きだし、車掌さんが切符を切ってから鬼が出るまでの僅かの時間。

 

先日は人間以外のキャラになって失敗したけど、今回の相手は下弦の壱、魘夢。その先には上弦の参、猗窩座。

そうは言ってられないよね…。

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