鬼の強さとのバランスが難しい…。
格ゲーのバランス調整みたいになりそうです。
ヒノカミ血風譚で無惨様が出ましたね。
勝ったら笑顔なんですが。そういや、原作で笑った事あったかな…?
「月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮!」
「ソウルフィスト!」
相手が放つ、強烈な一撃を空中へ回避しながら反撃するわ。鬼も、空からの攻撃には慣れてないみたいね、幾つか小さな傷を負ったけど、回避はできたわ。ま、人間だけを狙っていたようだから、仕方ないか。
「ブンブンと…煩い蝿だ…。その羽…切り落としてやろう…」
「あら、情熱的なお誘いね!一発くらい、まともに殴られても宜しくてよ」
それにしても、この必殺技という技能…。
かなり便利ね。私にかかれば複数の必殺技を同時に使い、複合させる事も可能ね。
一口で必殺技といっても、本来ならその使い手が長い時間、もしかしたら一生をかけて習得する、人生をかけた技。
必殺技を使うと言う事は、その人の生涯をなぞる事に他ならないわ。
普通の人間の時でも表面上の技しか使えないし、まして魔物や私の様な長い時を生きる悪魔の技を使うとすれば…それは、身体が変化し、乗っ取られるのも仕方のない事ね。
「月の呼吸 漆ノ型 厄鏡・月映え」
おっと、私が滞空しているから、遠距離の斬撃を放ったわね。
素早く羽根をジェットにして躱すわ。
それにしても、唯でさえよく分からない飛ぶ斬撃なのに、軌道に複数の細かな斬撃が渦巻くのね、そう三日月の様に。
面白い技と武器だわ。武器は、自分の身体から生み出したみたいね。
普段なら地上に降りるところだけど…超能力者の技でずっと滞空してられるわ。
でも、遠距離からチマチマ攻撃するのは私らしくないわね!
「マグネットアンカー!」
「むう…!また…この技か…!」
空中から一気に上空へ引き上げてあげるわ!
「いらっしゃい、坊や!偶には空中散歩も良いものよ!」
空で藻掻く鬼に、ガンガン攻撃を叩き込む。
空中戦には慣れてない様ね、経験不足よ!
ぐは!と血反吐を吐きながら落ちていく鬼さん。
「あら!もうお帰り?お土産を忘れているわよ!」
ジェットを吹かし、距離を詰めるとしっかりと掴む。
「落ちろぉー!!」
そして地上に叩きつける!ちょっとしたクレーターができる程の衝撃。
「ぬうう…何故だ…身体が治らぬ…」
「あら、聞いてなかったの?私の技は魂を削る技。物理的な攻撃ではないわ」
そう言いながら、私は自身に付いた小さな傷を癒していく。ふふふ…六つの目を見開いて驚いちゃって…。可愛い坊やだわ!
そもそも、ただの物理攻撃でダークストーカーを殺せるわけないじゃない!
「坊やの攻撃は、いくら呼吸を使おうと所詮は物理攻撃。私を傷付けようと殺すには至らないわ!どう?一方的に斬られる感想は!?」
「おのれ…月の呼吸 伍ノ型 月魄災渦」
鬼の身体の周囲を、無数の月の斬撃が飛び交う、面白い技ね!でも…まだ甘いわ。
「バルキリーターン!」
瞬時に鬼の背後に回り込み…私の幻夢が邪魔して覗き見できないから、初動が掴めずこちらを見失って、無防備になった背中にドリルキック!
「ぐ、おおっ!!」
ガリガリ背中を削って、鬼を吹き飛ばしたわ!
「先ほどの猗窩座って奴もそうだけど…。坊や、多分、鬼になって弱くなってない?」
「な…にぃ…。数百年…鍛えたのだ…。弱い…わけがなかろう…」
「技の冴えはそうかもね…。でもねぇ、技ってのは防御や受け流しも含まれているのよ。回復する身体に頼ってそれらを疎かにし、ただ攻撃のみを高めた武術っていうのは、アンバランスで脆いのよねぇ…」
言ってしまえば、ガードも牽制も知らずに只管大攻撃や大技を繰り出している様なもの。
攻撃を受けても痛くなく、直ぐに治る事が前提の闘い方なのよ。痛くて治らない攻撃ができるダークストーカーに取って、隙が多過ぎるのよねぇ。
その時、遠くでドン!と爆発音が響いたわ。これは…玖ノ型、煉獄?2人分はありそうね。
…向こうは決着、着いたかな?
ベベン!一瞬、気を取られた隙に、こちらの鬼さんは消えていったわ。
「次は…勝つ…!」
あらら…逃げられちゃった。でも、可愛らしいわね、強がりを言う坊やは嫌いではないわ。
「バルキリーターン」
ヴァンパイアに登場するモリガン・アーンスランドの必殺技。高速で画面外に飛んで後方から攻撃する技。