師匠達は水柱の義勇さんと協力して、猗窩座を倒したそうです。
まあ、順当ですね。原作でもほぼ引き分けに近い敗北でしたが、今回は透き通る世界に突入した槇寿郎師匠、杏寿郎師匠に冨岡義勇さんの三人でフルボッコでしたから。
…義勇さん、透き通る世界に入れたのかな…?
もしかしたら、煉獄親子の攻撃を見て、矢張り俺は柱に相応しくない…とか思ってたりして…。
面倒くさい性格だと思います。ま、お兄ちゃんに任せましょう!
その前に、師匠二人に何故人外の必殺技を勝手に使ったか、懇々と説教されました。誠に申し訳ございません。でも、流石に緊急事態でしたよ?
え?ハレンチな格好?不可抗力です!
それより、恥ずかしい目に合ったら元に戻るかもって善逸君に教えたの、誰ですか!?いや助かりましたけど!
いえ、すみません、元凶は私でございます。反省しております、大変申し訳ございませんでした。ただいまノーブラなので早くお家帰りたい…。帰っても持ってる乳バンド、サイズ合わないけど…。
そして今、私達は緊急柱合会議に出席しております。杏寿郎師匠と義勇さんは柱なので当然ですが、私と槇寿郎師匠も呼ばれております。
ちなみに、私は甲に昇進、槇寿郎師匠は元柱ですが甲待遇だと言う事です。
あ、お兄ちゃん達も昇進したのですが、蝶屋敷へ運ばれております。特にお兄ちゃん、瀕死でしたので。
今回呼ばれた理由は簡単で、下弦の壱、上弦の参を撃破、上弦の壱を退けたからです。
お館様は大変喜ばれ、いやちょっと興奮しすぎです病人だから抑えてって感じでした。
それから、上弦の壱、黒死牟の姿形、能力を柱の方々と共有。元鬼殺の剣士で、月の呼吸を使い攻撃範囲が矢鱈と広いなど。
もし時透君達が遭遇しても、この情報があれば初戦で手を切り落とされる事はないでしょう。
その後、私と槇寿郎師匠、杏寿郎師匠の三人がお館様に呼ばれました。
そこで私の未来情報を、両師匠にも伝えられたのでした。師匠達は驚いておりましたが、納得もした様です。
「禰豆子の見た未来では、杏寿郎は1人で猗窩座と闘い、負けて命を落としていた様だよ」
「なんと!確かに上弦と言うだけあり、猗窩座は強かった!単独ならば、或いは負けていたかも知れません」
「そうだね、もしかしたら危なかったかも知れないね。それで、この話を杏寿郎に伝えるのを躊躇ったんだ。でも、現実は上弦の鬼を倒した。前回、遊郭と取引所で倒した上弦に続いて3体目だ。これは、兆しなんだ。無惨を倒せると言う、明確な兆しなんだ」
「しかしお館様。禰豆子の話では、鬼となり太陽を克服した禰豆子がいたから、無惨は表に出たのではないかと。今回は穴熊の様に奥に隠れてしまうのでは…」
「大丈夫だよ槇寿郎。勘、だけどね。最近、鬼の活動が少しずつ少なくなっているんだ。まだ無惨は確証を得てないと思うけど、太陽を克服できる可能性を見付けたと、考えているのではないかな」
「それは、まさか!」
「そう、禰豆子だよ。報告にあった必殺技により、上弦の壱すら退ける力を持った異形。彼女を喰らえば、自らもより上位の存在になるのではないか、そう考えている可能性があるんだ」
あり得る事です。千年探しても見つからない、存在すら疑われる青い彼岸花よりも、信憑性があります。
「そこで禰豆子。君には、炭治郎の傷が治った頃に、一緒に刀鍛冶の里へ行って欲しいんだ。炭治郎の刀の修繕も兼ねてね。その為に、鬼を倒す前に無惨に伝わる様に、禰豆子が刀鍛冶の里へ行くと噂話をして貰っている」
遊郭編が無いので、丸々半年くらい原作をすっ飛ばしていますね。
もしかしたら、お館様も助かるかも…!?
「それは、禰豆子を囮とする、と言う事でしょうか?お館様」
「すまないね、槇寿郎。無惨を⋯上弦の鬼を誘き寄せるには、こうするしかないんだ…」
「分かりました。大丈夫です、お館様!刀鍛冶の里へ行って参ります。つきましては、刀鍛冶の里長へ襲撃の可能性の話をして頂けたら…」
「大丈夫だよ。既に何時でも避難できる様にしているし、増援も送るつもりだ。有一郎、無一郎、蜜璃、天元、それに…槇寿郎、引退した柱に頼むのは心苦しいが、引き受けて貰えないかな?」
「ははっ!お館様におきましては、何の遠慮も入りませぬ!是非、この槇寿郎にご命じ下さい!」
こうして、引き続いて刀鍛冶の里へ行く事が決まったのでした。
あ、その前に、お館様にできれば、で良いので手に入れたい武器をお願いしました。
まあ、気休めですが…。