格闘ゲームの必殺技で鬼退治【完結済】   作:アールエー

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その五十三 無惨との攻防

「日の出まで、後一時間半!」

 

無惨を倒すまでの時間、何とか耐え切らないとなりません。柱が集結しているとはいえ、日の出迄の時間の長い事!

 

『ラキキ…妾に任せよ。人鬼を倒し、その魂を以て世界をアンブロジァ様に捧げよう』

すみません、却下で。

 

『ニャニャ!暴れても良いよ〜!』

貴女の場合、私が裸になるので周りに男の人がいたら直ぐに元に戻るんです!

 

『口ばかりの男は退屈なのよね…今回はパス』

あ、さいですか。

 

『力を貸して上げても良いけど…まずは自分の力でやってごらん?』

うう、厳しいけど…自分の力でやるべき…?

 

なんか、必殺技が進化したら使えなくなりましたぁ!

仕方ありません。そもそも私が鍛え上げた必殺技、日の呼吸をフル活動します!!

 

「お兄ちゃん!」

 

「禰豆子!何としても無惨を抑えるぞ!」

 

「うん!その為に、二人で息を合わせるの!日の呼吸最強の剣士は無惨より強かったわ!最強の剣士と同じ強さの縁壱零式は、腕が六本必要だった!私達は二人で四本だけど、力を尽くせば最強の剣士、縁壱さんに近付けると思うの!」

 

「…よし!禰豆子、呼吸を合わせるぞ!」

 

「はい!私が後ろを護ってみせるから、お兄ちゃんは攻撃を!」

 

「「日の呼吸壱ノ型、円舞!!」」

 

爆血刀により赤く燃え上がった日輪刀が、無惨の身体を焼き斬ります!

原作よりも、遥かに日の呼吸を身に付けたお兄ちゃんが、無惨に攻撃を集中させ!

私は回りから襲いかかる触手を、力の限り薙ぎ払います!

 

『それだけじゃ、駄目ねぇ。二つのモノが一つに交わると、とても気持ちのイイものよ』

 

二つのモノを一つって、ええっと、私に足りないモノは火力!!

 

「日の呼吸参ノ型、烈日紅鏡+龍炎舞!」

 

後方から炎を吹き出しながら、両手で素早く二連撃を繰り出してみる!さっきまで硬かった触手が、思ったよりすんなりと切断できた!

 

「日の呼吸伍ノ型、陽華突+波動拳!」

 

突き崩す様な攻撃を放ち、波動拳が内部より粉砕する!

 

「日の呼吸陸ノ型、日暈の龍・頭舞い+炎鳥(ファイヤーバード)!!」

 

お兄ちゃんに一斉に襲いかかる触手の群れを、全身を火の鳥に包まれながら日輪刀でぶった斬る!!

 

お兄ちゃんは攻撃に徹して、私は護りに徹する。何処まで息を合わせる事ができるか分からないけど、何処まででも合わせてみせる!

 

突いて、押して、払って、最後に斬る!ずっとずっと訓練してきた基本技が、必殺技が、日の呼吸が!

息の続く限り、何度でも!って、またスピード上がったぁ!危ない、全体攻撃!?

 

「バリアガード!」

 

お兄ちゃんの前に躍り出て、一瞬だけガードする。側面からくる触手はお兄ちゃんが払う。

 

「禰豆子、竈門少年、交代だ!一旦後方へ行け!」

 

杏寿郎師匠が炎の呼吸肆ノ型、盛炎のうねりを放ちながら私達の隣に立ちました。

 

「今の攻撃で甘露寺と伊黒が負傷した!今、柱が倒れるのは不味い、禰豆子の力が必要だ!」

 

「禰豆子、行け!ここは大丈夫だ!」

 

なんか心配だけど、杏寿郎師匠の支えを信じて交代します。後方に下がると、伊黒さんと蜜璃お姉ちゃんが負傷…毒を受けて倒れてました。

 

「禰豆子さん、お願い!鬼の毒を中和しているけど、量が多くて追いつかないの」

 

「はい!爆血!」

 

二人の身体が燃え上がり、えっ?生きたまま火葬!?とか言われたけど、無事に解毒できました。

…二人共、痣が出てたよ…。お兄ちゃんも浮かび始めたっぽいし、他の人も…。

ううん、今は考えない。悲鳴嶼さん以外は数年の余地がある…筈。

 

治療を終えて、再び無惨に向かおうとした時、爆音とも言える激しい音が響き渡りました。

無惨が全方位に、今まで以上の高速攻撃を加えたのです。悲鳴嶼さん、不死川さん、天元さんもお兄ちゃんも吹き飛ばされていました。

 

辛うじて防御が間に合った杏寿郎師匠と、回避できた時透兄弟が残って闘ってます。あ、少し離れた場所にいた冨岡さんが、水の呼吸拾壱ノ型・凪で無惨を斬りました!

 

回復した伊黒さんと蜜璃お姉ちゃんも、直ぐに参戦します。その間を突いて、他の剣士が倒れた柱の救助をしてました。

 

「本当、しつこい!一番しつこいわ、鬼舞辻無惨!」

 

そんな事を叫びながら、私は救助を援護する為、再び無惨に立ち向かったのです。

 

日の出まで、後30分となっていました。

 

 






「龍炎舞」
餓狼伝説2の不知火舞の必殺技。帯を燃やして一回転し、横に薙ぎ払う技。

「ファイヤーバード」
ワールドヒーローズのジャンヌの奥義。全身を火の鳥にして敵に突撃する。
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