格闘ゲームの必殺技で鬼退治【完結済】   作:アールエー

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ひとまず、本日はここまでです。


その九 二鬼目は聞いてない

「アンヌムツベ!」

 

迫りくる触手を切り裂き、無惨から距離を取る。

分かってはいた。覚悟はしてた。しかし。

 

無尽蔵の体力と即効回復持ち最強ラスボス VS 日の呼吸だけが取り柄の格ゲー娘(一撃死もあり得るよ♡)

 

やっぱり勝負にならない!

いや勝利は端から捨てているけど、逃げる余裕もない。

時間経過具合が分からないけど、多分1時間も経ってない。下手したら数分かも。

日の出まで後6時間?7時間?

そもそも柱が何人も飛び掛かって軽く排除されていたんだから、当たり前だけど。

初っ端からラスボス戦は仕方ないとはいえ、もうちょっとどうにか出来なかったのか〜!!

 

「いいやあぁあああ!」

 

漫画でアニメで善逸の情けなさが嫌だったけど!今は気持ちがよく分かる!

今なら善逸と良い酒呑めそうだぜ!未成年だけど!

 

ごめんなさい!無惨様舐めてました〜!

 

再び鞭の様な触手が襲いかかる!

格闘ゲームって実は、鬼滅の刃のゲームも格闘ゲームだよね。で、鬼滅の刃の技も使えます。

いや血鬼術も柱の技も、体感的に今の段階では無理、使えないんだけど!そもそも日輪刀もないし!!

しかし、基本技として攻撃が来る範囲が、前もって赤く見えるんよ。

これがなかったら、とっくに死んでたわ!

 

「中々粘るではないか、小娘」

 

私が逃げ腰なのと、無惨の手抜き攻撃で辛うじて避けてるけど、舐めプが何時まで続くか分からない!

…しかし、無惨様短気だと思うんだけど、よく手抜きできるなぁ。開幕超山嵐で地面に叩きつけられて、「ぐはぁあ!」とか叫んだクセに(笑)

 

「何やら良からぬ事を考えている様だな…。そろそろ殺すか…?」

 

うひぃい!ごめんなさい無惨様ぁ!

もうちょい、舐めプでお願いします!

 

「妙な技を使うのと、愉快な顔をして向かって来るからつい見逃したが…。流石に目障りだ」

 

また鞭が来たあ!避けるのに手いっぱいで、言い返す余裕がない!右!もう一度右、二段ジャンプ!地面が凄い事にぃ!

 

「えぎ〜〜〜!!やめてとめてやめてとめてやめてぇ!!とめった!!」

 

次々と繰り出される触手を、雑魚の様に叫びながら必死になって躱したけど!とうとう一撃貰ってしまった!

いや短刀で防ぎはしたけど、安物の短刀は木っ端微塵、勢いが落ちはしたが触手が腹部に命中し、十数メートル吹き飛ばされる!

いってぇ~!息ができない!内臓大丈夫かぁ!?

 

「かっはぁ!しかし、距離が取れた、チャンスだわ!え~い、波動拳!」

 

無惨に波動拳を放ち、そのままバックステップ!もうちょい距離を取ってダッシュで逃げるぞ!

 

「やあやあ初めまして、俺の名は童磨。いい夜だねぇ」

 

行く手を塞ぐ、どっかで見た顔が。

は?え?うえ??

なんでこいつ、ここにいるの???

 

…あ、オワタ?

 

 





「鬼滅の刃ヒノカミ血風譚」
言わずと知れた鬼滅の刃のゲーム。
ストーリーモードで鬼と戦う時に、次の攻撃範囲を赤く表示してくれる親切仕様。無いと初見で死ぬ。
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