Fate/Beast   作:赫星

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事変始まり

 ここは、とある学校。その教室の端で、読書をしている人がいる。その人物の特徴は、白い髪に真紅と紺のオッドアイの女性、〔獣咲 結華《じゅうさき ゆか》〕そんな彼女に声をかける人がいた。

「結華、おはよう」

 挨拶をしてきたのは、茶髪のショートヘアーの女性〔宮凪 莉奈《みやなぎ りな》〕

「相変わらず、読書しかしてないのね」

 かいこう一番に、こんなことを言うのは黒髪ロングの女性〔縁城 聖奏《えんじょう せいか》〕

 結華は読書している手を一時的に止めて「おはよう」と短くいいすぐに読書に戻ってしまう。そんな彼女に、聖奏その態度に納得いかず。声を少し荒げて

「あなた! いつもいつも読書ばっかりで、少しは他の人と話そうとしないの!」

 こんな風に聖奏が声を荒げているのは致し方ないことであった。結華はクラスの会話に参加せず、委員会でも必要なこと以外も喋らない。部活にも入っていない。そんなことをしていると。

「はぁ…、別にそれは私の勝手でしょ」

「なんですって?」

結華の返事にイラッときている聖奏、その様子をあわあわとしながら見ている莉奈。そんな中、朝のHRのチャイムが鳴り、皆席に戻って、HRをする。その後、昼休憩の時も聖奏がうるさかったりしたが、無事に?今日の授業が終了した。結華は、荷物をまとめ帰る。その帰り道に、聖奏と莉奈を見つける。いつもなら無視して帰るが。2人が、いつもとは違う方向に帰宅を始めており少し疑問に思っていた。

(2人はどこに行こうとしてるんだ?)

その疑問と少しの好奇心で跡をつけて行く。しばらく2人の跡をつけて行くと街外れにある古い倉庫に行き着いた。2人はそのまま中に入っていき、結華も入り口からこっそりと覗くすると聖奏が結晶の鳥を生み出して、自分の周りを飛行させていた。莉奈は水を生み出し自分の周りに漂わせている。そんな空間を壊すように倉庫の壁が爆発した。そこからは禍々しい体毛で覆われた約5mもある大狼がいた。大狼は2人に狙いをつけて飛びかかってくる。2人はそれをを避け反撃をする。

「結晶猟鳥《イーグル》」

「水針百刺」

結晶の鳥と水でできた百の針が突き刺さる。だが少し怯むだけですぐに襲いかかってきた。その動きは巨体に見合わずに素早く動き2人を翻弄する。

「こいつっ、巨体に見合わずに素早いっ」

「このままじゃ」

大狼は素早い動きで翻弄してくる。2人は何とか対処しているが防戦一方である。そんな時、

「しょうがない…。2人とも避けて」

倉庫からそう言われ振り返る2人。そこには突っ込んでくる結華の姿があった。

「結華!?」

「結華っ!あんた何しにきてるの!にげなさい!」

「うるさい!そこどいてっ!」

そう言い飛び上がり、大狼に右拳を構え狙いをつけると赫と蒼の光を纏い空をけり、大狼の頭部目掛け放つ。

「砕けろ!」

その拳は、大狼の頭部に突き刺さり結華が離れるとその巨体は「ズシンッ」と音を立ててぐずれさる。それを見た聖奏と莉奈は唖然としていたが、結華帰ろうとしていたところを慌てて呼び止る。

「ちょっと!今の何にしたの!」

「なにって…、2人と同じく魔術を使って、あいつの頭部に打ち込んだだけだよ」

「それじゃあ、結華も魔術が使えるってことだよね」

「あぁ…、そうだけど」

「じゃあさ、何の魔術なの?」

「確かに、あれだけの威力なら相当威力が高い魔術を使ったんだよな」

「いや、強化の魔術を使って、殴っただけだけど」

『!?』

2人は唖然となる。強化の魔術それはその名の通り色々なものを強化する魔術、刃物なら切れ味、食べ物なら栄養、身体なら筋力と敏捷力を強化できる。だが強化にも限度がある。さらには自分たちの魔術に少ししか怯まない相手を強化の魔術だけで倒せるのはおかしいのだ。

「そんな出鱈目なこと言わないで本当のことを言いなさいよ!」

「ならこれを見たら信じてくれる?」

そう言い近くの気に近づき拳を構え、打ち込むすると打ち込んだ木が木っ端微塵になった。そんな光景を見た2人は絶句する。

「( ゚д゚)」

「つ、つまり強化の魔術だけじゃなくて自分の身体能力で殴ったってこと?」

「そうだが、何かおかしいか?」

聖奏はそれを聞き声を荒げていう

「つまりあなたは!自分の異常な身体能力を強化して殴っただけで、攻撃できる魔術は使ってないってこと!?」

「さっきからそう言っているだろう」

「結華…、私たちの魔術があまり効いていない中、強化と自分の身体能力に頼った拳だけで倒したから、それが異常だっていうことだよ」

莉奈からそう言われ、「そうか?」といまだに納得しきってない中、結華は瞬間的に異変を感じ取る。そして、聖奏と莉奈のスマホの通知音が鳴る。2人がスマホを見るとそこには、

【新宿謎のドーム発生!?内部との連絡が取れなくなる!?】

そこには新宿がドームに覆われている写真が載っていた。

「これって何?」

「わからない、何かの魔術か?」

「いや違う」

そう言ったのは、結華であった。その発言に疑問を持った聖奏が聞く

「ならこれは何だってのよ」

「聖杯戦争」

「はっ?」

「正確には今回の異変の形が聖杯戦争として機能しているから、そう言っているだけ」

そう言い倉庫から出て行く結華に莉奈が声をかける。

「どこにいくの?」

「家に行く、そうすればそのドームをどうにかできる」

「どういうことだ?」

「くればわかるが、くるということはこの問題解決に付き合ってもらうぞ」

2人は考えたが、すぐにこう返した。

「私はあんたがどうやってあれを消すのが気になったからついていってやるよ」

「私はあの中にいる人たちを助けたいから一緒に行く」

「わかったついてきて」

結華の跡を2人はついて行く。森の中を突っ切って行くとそこには一際大きい大樹があった。その大樹に結華が手を当てると扉があらわれた。

「さあ、中に入って」

2人が扉を潜り抜けると、そこには行く数万もの本に囲まれた空間に出た。

「ようこそ、私の運営してる。《星の図書館》へ」

『星の図書館?』

2人が首を傾げているので、結華が説明する。

「ここでは、この星で起きていることすべての情報が本として記録される」

「歴史の本があるってことかしら?」

「極端に言えばそうだけど実際は違う」

「どう違うの?」

結華は3回手を叩くと一冊の本が出てくる。2人は始めは本が飛んできたことに驚いていたが、聖奏がその表紙を見て驚く、なぜならその表紙には聖奏の家系についてと書かれていた。

「ちょっとどうして私の家系の本があるのよ!」

「なぜも何もここには、歴史だけじゃなく人の辿ってきた道、個人の情報も技術も当時何があったのかも載っている。もちろんあのドームのことも」

結華はそう言い本を持った手を少し上に掲げると本がひとりでに棚に戻る。

「さてと、この図書館についてはわかった?」

「色々納得しきれないけどわかったと言っておくわ」

「私もです」

「じゃあ次こっちにきて」

そう言われて結華の後をついて行くとさっきの本がたくさんあったところと違い石造りでできており水が流れて所々に自然の木が生えた空間に出た。その奥には一つの扉がある。

「なあ、あの扉は何なんだ?」

「あぁ、あれはあのドームの中に入るために使うものだ」

「入るために使う?」

「そうだ、あれは一種の世界の異物本来あり得ない歴史、出来事が起きている。あれを放置すればとんでもないことになる」

「とんでもないことって何なの?」

「倉庫で出てきたあいつもあのドームから発生している」

『!?』

「さらに放置しているとあのドームを排除しようと、抑止が動き最悪の場合東京含む周りの県が吹き飛ぶ」

「はぁ!?」

「そんなにまずいことになってるんですか!?」

結華は頷くそして、近くの扉を開き中に入る。とそこにはさっきの部屋と違い、近未来的な部屋についた。

「それじゃあ今回の新宿突入するのは私と聖奏だけでいく」

「ちょっと待て、莉奈は連れて行かないのか?」

「あぁ、そうだ」

「そうだじゃ無いわよ!何で莉奈だけ連れて行かないの!」

「結華…、私だと足手纏いだから?」

「はぁ〜、最後まで話を聞け、莉奈にはここでとある奴と一緒にオペレーターとして、動いてもらうだけ」

そう言い何も無い空間に拳を振ると空間が割れる。そこに手を突っ込みあるやつを引っ張り出す。

「仕事の時間だから手伝ってもらうぞ、アーチャー、アサシン。」

そう言い空間の裂け目から、獣の耳が生えている人が現れた。

「毎回のこと言うが普通に呼びにくるとかしないのか」

「無理でしょう、マスターはもとよりこんな方でしたから」

「うるさいぞ、仕方ないだろ急を要するし、アサシンの部屋は入りにくいし」

そんな会話をしていると聖奏が聞いてくる。

「おい…、結華もしかしてだがそこにいるのって、サーヴァントか?」

「そうだが、それがどうした?」

「どうしたもこうしたもないでしょ!どやって呼んだのよ!」

「それなら」

「おっとマスターそのことなら私に任してください」

アサシンと呼ばれた。女性が割って入ってきた。そして、そのまま解説し始めた。

「それでは、説明は私、真名《闇のコヤンスカヤ》がさせていただきます。まず、サーヴァントがなぜ呼べるかと言いますと、星の図書館が英霊の座に接続し、召喚のサポートをしているのです」

「なるほど、でも、魔力はどうしているんですか?」

「そこもご心配なく、マスターの持つ無限の魔力があるため心配には及びません」

「ちょっと待てぇぇぇぇ!」

「何ですか?」

「結華は無限に魔力を持ってんの!?」

「そう言いましたが?」

「納得できないわよ!どうしたらそんなことになるの!?」

「そこに関しましても、私は知りませんしマスターは教えてくれません」

「必要なことではないしな」

結華はそう言い聖奏に近づくと聖奏の左手を取り、そっと手を重ねる。すると、聖奏の手に令呪が付与される。

「これってれっれれ令呪!?」

「私と共に行くのだから必要だろう?」

「でも、何で私に?だってあなたがそこにいる。サーヴァントのどちらかを連れて行くんでしょう?」

「?」

「えっと?違うの?」

「違うぞ、聖奏が私とパスを繋いで一緒に行くんだぞ。つまり私が聖奏のサーヴァントになるってことさ」

「( ゚д゚)」

「まあ、霊体化ができないのが唯一の問題だけど」

「いやほんとに待て、あなたがわたしのサーヴァント?どうしてそうなるの?」

「この中であのドームと相性がいいのが私だからだが?あと、誰でも入れるわけじゃないのも理由」

「じゃあ、私がいけないのもそのせい?」

「そうだね、まぁ、必要な説明はしたから、聖奏行くよ」

そう言い聖奏と共に扉の前に立ち扉を開くと知らない路地裏に出た。そのまま裏路地から出る。

「ここがドームの中?」

「そうだな」

{不思議な空間ですね}

「うわっ!」

「通信できてるみたいだな」

{はい、しっかりと繋がっており、そちらの状況もモニターに出ています}

「ならここから動くか」

結華たちはその場から移動する。しばらく移動していると、スケルトンと遭遇する。

「うわっ!?結構いるわね」

「ああそうだな、聖奏目を瞑って頭に浮かんだ言葉を強く叫べ」

「えぇっと、う〜〜〜ん」

聖奏が目を瞑って唸っていると。一つの単語が思い浮かんだ。それを叫ぶ。

「こいっ!セイバーーーーーッ!」

そう叫ぶと結華の姿が変わる。白い髪は黒い紐で人束にまとめられ、ワイシャツに黒いズボンにブーツ、灰色のマフラーに一本の刀を携えた姿になった。

「さあ、マスター初戦だ。気を抜くなよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




真名:獣咲 結華
クラス:セイバー
属性:人?・中立・善・女性・人型
保有スキル
行動予測:相手の動きを一瞬のうちに予測できる
武技模倣:相手が刀剣を使っていれば、その技を模倣できる
剣の獣:獣が剣を携え共に戦う
クラススキル
対魔力EX
騎乗B
筋力A 耐久C 俊敏B
魔力EX 幸運B 宝具?
宝具
無銘刀・無心一刀・新月(むめいとう・むしんいっとう・しんげつ)
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