少年は新しい自分をビルドする   作:kazuribook

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やっぱりちょっとグダってる?


第1話 廃墟と謎の箱

 

 

 

3人で遊んだ日の翌日、セントは一旦ビルドの開発や研究のために必要な施設を探してみることにした

 

 

セント「……やっぱり普通の場所より使われてない建物の方が都合いいよね…………」

 

 

セントはまだ小学生ということもあり、建物などの規模の大きい買い物は出来なかった

 

 

セント(…………あそこに行ってみるしかないか〜)

 

 

セントの言うあそことはミレニアム近郊にある廃墟のことで現在は立ち入りを制限されているため連邦生徒会長の許可無しでは通ることを許されない

 

 

セント「まぁバレなきゃいいでしょ♪あそこはかなり広いみたいだし、常に警戒しとけばいいだけだし」

 

 

そう言って廃墟に向かって歩いていく事にした

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

それから20分ほど歩いた末、目的の場所に到着したがそう簡単に事が上手く進むはずもなく………

 

 

バババババババン

 

 

セント「ひーーーっ!こんなにロボットがうろちょろしてるなんて聞いてないって〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

 

 

事前の情報収集などしていなかったため常に数十を超えるロボットが徘徊しているとも知らず、銃弾に襲われる羽目になっていた。

 

 

だがセントは自身のまだ幼い体と毎日欠かさずランニングをして身についた体力を生かしながらロボットの姿が見えなくなった瞬間に近くの廃墟に入り、敵を撒くことが出来た

 

 

セント(あっぶねーーーー!ビルド作る前に死ぬところだった。)ε-(´∀`*)ホッ

 

 

セント「さて………っと」(流石に収穫なしで帰りたくはないし、どうしようか……………ん?)

 

 

セント「何これ?地下の扉かな?………開けてみるか」

 

 

ギィ

 

 

その扉は確かにセントの予想通り地下に続く扉ではあったが開いた先の道が異常に清潔に保たれていた

 

 

セント「いやいやいや、廃墟でこの綺麗さはありえないでしょ」

 

 

セントはその異常さに驚きと少しの恐怖を抱きつつも怖いもの見たさの精神で廊下を進んでいく

 

 

しばらく歩いていると外側にガードテープの模様が入った厳重な扉が姿を現した

 

 

セント「………すーーーーっ」(開けて大丈夫かこれ?てか開けれるのか)

 

 

セント「…」ゴクッ

 

 

セントはその扉に触れてみることにした

 

 

〘 生体情報ヲ獲得シマシタ 〙

 

 

セント「おわっ!」(何!?)

 

 

〘 個体名<汐野 セント>二"E.L.P.I.S"ノ使用権限ヲ付与シマス 〙

 

 

〘 ヨロシクオ願イシマス。マスター 〙

 

 

セント「ま、マスター?」(え、何に?どうゆこと?)

 

 

今のセントは突然聞こえてきた声とマスターと呼ばれたことに困惑と驚きを隠せずにいた

 

 

〘 ハイ、私ハコノ研究施設"E.L.P.I.S"ノ管理AIデアリ、ツイ先ホドマスターノ従順ナ下僕ト成リマシタ 〙

 

 

セント「下僕!?!?」

 

 

〘 マスターハ、コノ施設ヲ自由二扱ウ事ガデキ、マスターニシカ使ウコトガ出来マセン 〙

 

 

セント(こんな都合がいいことがあっていいの!?)

 

 

セント「…………君の名前は?」

 

 

〘 私二名前ナドゴザイマセン 〙

 

 

セント「そ、そうなんだ〜」(汗)

 

 

セント(ん~、でも不便そうだし何か名前つけてあげるか)

 

 

声の主には名前が無いとのことなのでセントは呼び名を考えることにした。

 

 

数秒悩んだ末に1つの案が浮かんだ

 

 

セント「………あ、じゃあ君のこと<エリー>って呼んでいい?」

 

 

エリー〘 …………エェ、構イマセンガ 〙

 

 

セント「それじゃあ改めてよろしくエリー」

 

 

エリー〘 ………ハイ 〙

 

 

小学生故に悪い意味で飲み込みが早いセントと特に感情がない筈のエリーと名付けられた少々困惑気味のAIがそこに居た

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

エリー〘 ソレデマスターハ何ヲオ求メニナリマスカ 〙

 

 

セント「実はね、変身ヒーローのためのアイテムを創ろうと思ってるんだ」

 

 

エリー〘 変身ヒーロー……デスカ 〙

 

 

セント「うん………俺は周りと違って弱いんだ………だから少しでも自分を変えたい……」

 

 

エリー〘 ソウイウコトナラバコレヲオ使イクダサイ 〙

 

 

そう言い終えるとともに部屋の真ん中の机から黒い正方形の箱のようなものが現れた

 

 

セント「これは?」(何か見覚えあるけど……)

 

 

エリー〘 コレハ"パンドラボックス"ト言イマス。コレニ秘メラレタエネルギーヲ使エバマスターノ望ム物ガ出来ルデショウ 〙

 

 

セント「…」(まんまビルドのパンドラボックスじゃん!?)

 

 

セント「………ありがとうエリー、これがあれば作れそうだよ」

 

 

エリー〘 オ役二立テタヨウデ何ヨリデス 〙

 

 

その後エリーの手助けとパンドラボックスのおかげで悩みの種であった問題が解決し、暇があればE.L.P.I.Sに通いながら順調に制作と研究に励んでいった……………

 

 

どこかあまりにも都合が良すぎる展開に少しばかり目を瞑りながら…………………

 

 

 

◇◇◇

ネル視点

 

 

 

ネル「…………はぁ〜…」

 

 

アスナ「どうしたのネルちゃん、ため息なんかついちゃって」

 

 

ネル「………だからネルちゃんはやめろっていつもいってんだろ………」

 

 

セントがビルドの制作に性を出している間、ネルは大きなため息をついていた

 

 

ネル「……最近、セントと遊べる時間が減っちゃったろ〜。一体、どこで何してんだか…………」

 

 

アスナ「なるほど〜♪ネルちゃんはセント君がいる時間が減って寂しいんだね〜♪」ニヤニヤ

 

 

ネル「なっ!?違う!!あいつがいじめられてないか心配なだけだ!!!」////

 

 

アスナ「ふ〜ん」ニヤニヤ

 

 

ネル「そのニヤニヤやめろ!!!」////

 

 

アスナ(まぁでも最近確かにどこかに行くことが増えたよね〜?………………いつか問い詰めなきゃね!)

 

 

セントが研究に没頭している中、彼の知らないところで物騒な思惑が立てられていることは知る由もないのである

 





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