転生したので傍観する事にしました。─結局巻き込まれて草生えた件について─ 作:シャリシャリえのき
「朽木ルキアと申しますわ。皆さん、よろしくお願いいたします」
それから数日後、朽木ルキアが学校に転入生として入って来た。という事は、黒崎くんは死神になったのかと、つまらないHRを聞きながら他人事のように右から左へと話を流していた。どうやら、着々と原作は進んでいるらしい。
「席はそうだな···逢田」
先生に言われて返事をすれば、朽木ルキアと目があった。アニメや漫画でしかなかった彼女は、想像していたよりも小柄で華奢で、肌は玉のように白く、かなりの美少女だった。(ちなみに井上織姫に出会った時も美少女で驚いた)
「はい」
「今返事をした逢田の隣が朽木の席だ」
「分かりましたわ」
スタスタと歩いて来て、私の隣に座った朽木ルキアは私に表向きの笑みをニッコリ浮かべた。
「朽木ルキアと申しますわ。どうぞよろしくお願いします。逢田さん」
「私は逢田はるか。こちらこそよろしくね」
軽く挨拶を済ませた後で、私達は机をくっつけた。と言うのも、まだ教科書が届いていないらしく、私の教科書を一緒に見ると言う事になったのだ。こうして一緒に授業を受けるだなんて、やっぱり不思議と言うか未だに慣れないとふと、思う事もある。
それからしばらくしてから、黒崎くんが登校して来た。
その後朽木ルキア、ルキアちゃんに拉致られて行ったけれど。これから大変な死神業が待っているだろうが、頑張って黒崎くん。
ちなみに、私には虚の声を感知したり出来るが、何も出来ないので何もしない。むしろ新しく来た担当の死神がいるのだから無理に介入する事はない。出来ないし。···襲われたらまぁ、仕方がないけれども、不思議な事にそれは無い。
何故かと言われれば分からないけど、幽霊に取り憑かれる以外は何とも無いのだ。何でかなと考えた事もあるけれど、結局分からない物は分からないと放棄した。
そんなこんなで···。
「逢田さん···その刺繍糸は何処の物を使っているんだい?」
部活中、手芸部に入った私はトト〇のクロスステッチを刺していた。図案を見ながら刺していると、不意に後ろから石田くんに話かけられた。
「これはオリムパスの刺繍糸だよ。色々なメーカーのがあるけど、光沢があって丈夫だし、私はオリムパスの糸一択」
と、手芸オタクならではの会話を繰り広げていたりすると、時折眼鏡が光ったような気も···しないでも無い。
「なるほど···オリムパスか、今度僕も買ってみるよ」
「ん、おすすめだよ」
「ちなみにそれはトト〇かい?」
「うん、そう。可愛いよね」
「ちなみに、僕は猫バス派だ。もちろんトト〇も捨て難いがね···」
何故かこんな会話をするまでに、石田くんとは仲良くなった。
石田が猫バス派なのは作者のただの妄想www