黒龍の転生者、白兎になる 作:馬です
僕、フィン・ディムナは衝撃を隠せなかった。
【ロキ・ファミリア】団員であるアイズが起こした斬り付け事件にて当事者であるベル・クラネルの所属する【ヘスティア・ファミリア】との対談に赴いた。
その間も親指はかすかに疼く程度で少し荒れる位なものだと思っていた。
しかし、それは間違っていた。
そして、そこで聞いたのは彼が元人間でありながら黒龍となり二度目の転生でベル・クラネルという少年に転生したという事だ。
しかもだ、さらっと
その上、神ゼウスと神ヘラというかつての最強派閥の主神達に大精霊アリアの復活をさせているとまで言われた。
あの傍若無人な神々に言う事を聞かせるなんてどんな手を使ったんだろうか。
それを聞いたアイズはベル・クラネルに近付き問いかける。
「お母さんに…会えるの?」
「もうすぐお前を母親に会わせてやる」
「うわあぁあああああああああああんっ!!」
ベル・クラネルの言葉にアイズは泣き出した、悲哀からではなく歓喜による涙だ。
ベル・クラネルはそっとアイズの頭をなでていた。
「うぅっ…」
「どうした、ロキ?」
何故か苦しんでいるロキに問いかけるとこう返ってくる。
「アイズたん斬り付け事件の話し合いやったはずやのに、黒龍討伐しました報告されて巻き込まれたんやぞ。こんな厄ネタぶち込まれるとか思わへんやろ…胃が痛いぃ~」
「胃が痛いのは日頃の過剰飲酒が原因ではないか」
ロキの言葉にリヴェリアが辛辣な言葉を言う。
「ちがわい、よく考えてみぃやリヴェリア。三大
「……」
確かにそれを聞いたら不味いな、もう討伐されてるんだけどなぁ~って思ってしまう。
あっ、僕も頭と胃が痛くなってきた。
闇派閥の対応と対策もしなくちゃいけないのに…。
「フィン、あまり深く考えんでいいじゃろ」
「ガレス…」
「一つの不安要素が消えた、そう考えればいいじゃ。そうでなくては胃が持たんぞ、儂もお主と同じじゃ」
「そうだね」
ガレスの言葉で僕の胃が幾ばくかマシになった気がした。
しかし、更にベル・クラネルから爆弾が投下される。
「あと、
「ごふっ⁉」
そこで僕の胃は限界を迎えるのだった。