黒龍の転生者、白兎になる 作:馬です
俺はこの世界に来てよかったと思っている、それは悪食を極め美食も極めたザルドの飯を食うことが出来たからだ。
「美味ぁ…!!」
「美味そうに喰っとるのう」
「まぁ、あれぐらい喜んでくれるのなら作った甲斐はあるな」
「」
今日の献立は鹿肉ブロックのローストと赤ワイン煮込みにポテトサラダ、野菜のキッシュそれと鶏肉と野菜のパエリアだった。
どれもこれも極上の馳走だったとここに書いておこう。
夕食を終えて俺はゼウスに呼び出されていた。
「なんだ、爺。今から明日の仕込みがあるんだが」
「ザルド、お主の【ステイタス】を更新しようと思ってな」
「今更更新したところで、何か変わるとは思えんが」
「物は試しじゃ」
「はぁ、分かったよ」
そう言われて俺は八年ぶりに【ステイタス】の更新を行うのだった。
ザルド
Lv.7
力S999→SS1472
耐久S999→SS1325
器用S902→SS1265
敏捷C673→S917
魔力D515→A818
狩人D 耐異常E 破砕F 剛身F 覇撃Ⅰ
【魔法】
【レーア・アムブロシア】
・炎属性
・詠唱式【
【
【
【
【
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・
・
・
「「はぁっ!?」」
俺とゼウスは【ステイタス】の数値と新スキルを見て驚愕する、というかしない方がおかしい!!
「これってもしかしなくても、原因はベルだよな」
「そうじゃろうな、それと
「あぁ、頼む」
ザルド
Lv.7→8
力I0
耐久I0
器用I0
敏捷I0
魔力I0
狩人D→C 耐異常E→D 破砕F→E 剛身F→E 覇撃Ⅰ→H 無毒EX
【魔法】
【レーア・アムブロシア】
・炎属性
・詠唱式【
【
【
【
【
・
・
・
・
・
「うむ、これで良し。アルフィアにも話をしてヘラの奴を探さんとな」
「あぁ、早急にな」
【ステイタス】のスキルもそうだが、発展アビリティの中にあった新しく発現した「無毒」もベルの影響であることは間違いないだろう。
そう考えた俺とゼウスは行動に移すことにした。
私が本を読んでいると、ザルドとゼウスがやってくる。
「アルフィア!!」
「
大声を出しながらやってくるザルドを私は魔法で黙らせ、家が半壊した。
まぁ、ザルドとゼウスに直させればいい。
「ごふっ、相変わらず容赦ないなお前」
「そんなことよりも、ザルド家を直せ」
「なにがそんなことよりもだ、全く。アルフィア、俺はLv.8になった」
「は?」
私はザルドが言った言葉に面食らった。
「
あまりの事に私は問いかける。
「おそらくだが、原因はベル…黒龍と対峙し生き残ったことが偉業とみなされたとしか言いようがないな。お前も
「敗北して新たな頂に上るなど不愉快でしかないがな」
「こればっかり仕方あるまい、異界の黒龍はそれだけの存在であることなんだろうよ」
ザルドは私の問いに答えそう言ってくる。
「『勝者は敗者の中にいる』…それを今の俺達が体現するとはな…」
「不愉快この上ないが、あの
「あぁ、俺も
ザルドは昔の事を思い出し、怒りに震える。
「ふむ、そうなれば私もヘラに会いに行く必要があるな」
「そうだな…」「ぎゃぁああああああああああっ!!」
「ゼウスの悲鳴だな」
「探す必要がなくなったな」
「あぁ…」
「「来たな、ヘラ」」
私とザルドはゼウスの悲鳴からヘラが現れたことを察知するのだった。
「ベルの事も話さなくてはな」
「荒れるな」
「荒れない方がおかしかろう」
「だな」
新たな火種の襲来に私達は溜息を吐くのだった。
ヤベェ女神・ヘラの襲来
ヘラだけオリキャラとして登場してもらおうと思います。
オリキャラはヘラだけにしたいと思います