スーパーラブライバー大戦   作:バシム

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お久しぶりです。

他の作品を優先していましたが、こちらを求める方がいらっしゃるのも事実。

また投稿頑張っていきます。


第二話-夜を走る少女達-①

―チアフルコーポレーション―

 

 

雷刃「よし! 会社についた!」

 

 《ZECT》から解放された直後、雷刃はヨハネと戦兎、万丈と共に自分の勤める会社へ行くのだった。

 

 

戦兎「会社なのに俺達を連れて行って大丈夫なのか?」

 

雷刃「ああ。むしろこうするのが仕事……って感じかな」

 

万丈「アイドルのグッズ売る会社なんだろ? 俺達に何の関係があるんだよ…」

 

 前に雷刃から聞いた話をもとに質問する万丈。アイドルグッズを売る会社。戦兎達を連れて行くことが仕事になるはずがないのは万丈でも分かる。

 

 

雷刃「やっぱりそう思うよな……その辺は会社の歴史と一緒に詳しく話すから、中に入ろう」

 

 不自然な点はあるが、そこはしっかり説明する気の雷刃。3人はそれを信じてチアフルコーポレーションに入る。

 

 

 

 

 

作太郎「ようこそ! チアフルコーポレーションへ!」

 

 待合室に入る4人。雷刃の同僚である作太郎が出迎える。

 

 

雷刃「この人は川野作太郎。昨日俺が使っていた『バトライバーシステム』の開発スタッフの1人だ」

 

戦兎「この会社での科学者ってことか」

 

作太郎「そういうこと。よろしくお願いしますよ」

 

 作太郎は戦兎達と初対面であるため自己紹介から入る。そして全員席につき、いよいよこの会社の歴史に関して話すことに。

 

 

 

雷刃「我がチアフルコーポレーションはアイドルのグッズを売る会社。この世界ではスクールアイドル《μ's》が日本中を席巻していて、我が社もその人気と同時にアイドルグッズの売り上げを伸ばしていった」

 

ヨハネ「そっちの世界にも歌が溢れてるのね……」

 

戦兎「お、おう……」

 

 

雷刃「だがμ'sが活動を終えてから、さっきみたいな怪人や他の星からの侵略者が現れて、人々を脅かし始めた。治安の悪化に伴ってスクールアイドルの活動は下火に、そしてウチの業績も低下し始めた」

 

戦兎「あんなの出てくる中でライブとかやったら間違いなく危険だからな…」

 

 ライブは大人数が集まる行事。人を襲う怪物にとっては格好の的とも言えるものであり、スクールアイドルがμ'sの時のように表立って活動出来ない世の中になってしまったのだ。

 

 

 

雷刃「そして……治安の悪化によるこれ以上の業績の悪化を防ぐため、何より我が社からも怪物の犠牲者が出てしまったことで、我が社は軍事事業を行うことになった」

 

作太郎「2ヶ月前に我が社は『バトライバーシステム』を完成させて、雷刃を中心に本格的に戦いに身を投じることになったわけだ」

 

 

 

雷刃「我が社の現在の目的は怪物とそれを使役する存在を全て倒して平和を取り戻すこと。しかし民間企業の作った兵器1つでは限界がある……。そこで戦兎さん達に協力して欲しくて今日ここに呼んだんだ」

 

 雷刃が戦兎達に要求したのはチアフルコーポレーションの活動への協力だった。『バトライバーシステム』だけでは平和を取り戻すことなど到底無理なので、他にも戦力が欲しいのだ。

 

 

戦兎「その答えを出す前に1つ聞いてもいいか?」

 

雷刃「もちろん」

 

 ここで戦兎がここまでの会話で気になったところがあるらしく、雷刃達に協力することを決める前に確認することに。

 

 

 

戦兎「さっきヨハネと雷刃が『この世界』と言っていたが、何故そんな言い方なのか気になった。もしかしてこの世界はパラレルワールドの研究が進められているのか……?」

 

ヨハネ「ハッ! そういえば言っちゃってたわ……」

 

雷刃「この会話で勘づくなんて、中々鋭いな。そう、実はパラレルワールドの研究は最近され始めたんだ」

 

 戦兎の問いに特に隠すことなく答える雷刃。続けてそれに関連した事情を説明する。

 

 

 

雷刃「ここ最近、この世界の技術では明らかに制作不可能なロボットや兵器、存在しないはずの生物が大量に出現しているんだ」

 

ヨハネ「それって昨日のスマッシュ……っていうやつ?」

 

作太郎「あのロボットみたいなのはスマッシュって名前なのか。あなたの世界の兵器なのか?」

 

ヨハネ「いいえ? そっちのお兄さんがそう呟いていたから、それを思い出しただけよ」

 

戦兎「ああ。あれは俺達の世界にいた兵器だ。……と言っても、俺にとってはこの世界のスマッシュはまだ分からない事だらけだけどな」

 

雷刃「……と、言うと?」

 

 正体不明の兵器を知る機会が出来た……と思いきや、返ってきたのは予想外の答え。戦兎の知るスマッシュとは異なる点があるらしい。

 

 

戦兎「スマッシュは本来人間が素体になって、成分を抜き取ることで元に戻すのだが…昨日出たスマッシュは素体にされた人間もいなければ、成分を抜き取ることも出来なかったんだ。……そもそも、あのスマッシュがどういう経緯でこの世界に誕生したかも分からない」

 

雷刃「そこはやっぱり戦って解き明かしていくしかないか」

 

戦兎「そうなるな。話を戻すが、俺はあなた達に協力していくつもりだ。この世界にスマッシュが……いや、愛と平和を脅かす存在がいるなら、俺は戦う」

 

雷刃「ありがとう……! そちらの方は? もちろん強制じゃないので……」

 

万丈「俺も戦うよ。俺だって、愛と平和を守る仮面ライダーなんだからな」

 

 仮面ライダーの2人は戦うことを承諾。旧世界の時と同じように、愛と平和のために戦うことを誓う。

 

 

 

 

雷刃「よし……じゃなくてヨハネさんはどうする? もちろん、ここはやる流れだろ! なんてことは言わないから安心して欲しい」

 

ヨハネ「心配しないで。私も、この世界で困っている人がいたら放っておかないわよ。普通の女の子だから、そこの2人よりは、助けになれないかもしれないけど……」

 

戦兎「そうか? 昨日は俺よりもスマッシュと戦えてたと思うぞ」

 

万丈「ウソだろ!? マジ最強マジ半端ねえじゃん!」

 

ヨハネ「えぇ!? ダンジョンのモンスターとも少しは戦ったけど、もしかして私、戦闘の才能ある……?」

 

 戦兎に褒められてまんざらでもなさそうなヨハネ。とにかく、ヨハネもこの世界の人間を放っておけないという事で、協力を取り付けることが出来た。

 

 

雷刃「改めて、協力してくれることに感謝する。衣・食・住は責任もって提供させていただくので、これからよろしく頼むよ」

 

作太郎「現在、我が社はあなた達のような異世界人を保護して、出来れば協力を取り付ける仕事を進めているんだ。そのために経費で大きい社宅が作られているから、今日からそこに住んで欲しい。雷刃、お前も今日からその社宅に移り住んでくれ」

 

雷刃「了解した。すぐに引っ越しの準備をしないとな」

 

ヨハネ「えーと、私達は……」

 

作太郎「あなた達はこれからボクが社宅まで案内する。雷刃が荷物をまとめている間に、社宅の使い方を説明しておくよ」

 

戦兎「分かった。……ふう」

 

 こうして、雷刃は自分の家へ、その他のメンバーはこれから住む社宅に向かうことになった。戦兎はこの状況に深く安堵していた。

 

 

 

 

―社宅―

 

 作太郎に一通り部屋を案内された一行。今はリビングでくつろいでいるところだ。

 

 

戦兎「良かったな万丈。この世界に来て一番懸念だったことは解決できそうだ」

 

万丈「どういうことだ? まだスマッシュのこととかは何も分かんねえだろ」

 

戦兎「それも確かに懸念だが、もしここに拾ってもらってなかったらそれどころじゃなかったぞ。今の俺達はどこの誰かっていう証明がないから、家も仕事も探せないところだった」

 

万丈「なんで証明が無きゃダメなんだよ?」

 

戦兎「お前だったらどこの誰ともわからないやつに家貸したり雇いたいと思ったりするか? もしかしたら凶悪犯かもしれないのに!!」

 

万丈「そういう事か……って、大問題じゃねぇか!!」

 

戦兎「気づけよバカ!!」

 

万丈「だからせめて筋肉ってつけろって!!」

 

ヨハネ「ちょっ、落ち着きなさいよ!?」

 

 戦兎の煽りに対して飛び掛かる万丈。ヨハネはびっくりしながらツッコミを入れることに。

 

 

 

 

 そして2時間後……

 

 

雷刃「よし! 引っ越し完了だ!」

 

ヨハネ「お疲れ様よ」

 

 雷刃の引っ越し作業も完了。これで社宅が本格的に4人の家、そして拠点となった。

 

 

 

雷刃「じゃあ、夕食にしよう! ここまで来るのに、結構疲れたと思うし……」

 

ヨハネ「賛成よ」

 

万丈「じゃあプロテインラーメン食わせてくれよ!」

 

雷刃「OK! 社宅の食事としていっぱいあるから、是非食べてくれ!」

 

戦兎「なんでそんなミスマッチラーメンが社宅の食事として大量にあるんだよ!?」

 

万丈「プロテインラーメンバカにすんな!! 美味いんだぞ!?」

 

雷刃「怪物と戦う以上、身体作りは特に重要だ。だから筋力をしっかりつけるために、会社の備品として選ばれたわけだな」

 

ヨハネ「そう言うと真っ当かもしれないけど……。まさか食事に全部プロテインが入ってるとかじゃないでしょうね!?」

 

雷刃「さすがにそれはないから安心して!? というか野菜や果物も摂らないと強くなれないからな」

 

戦兎「ちゃんと栄養バランスとかは考えられてるみたいだな。万丈、お前もプロテインラーメン以外にも野菜とか食っとけよ?」

 

万丈「ああ、わかったよ。ってかこの世界に来てから何も食ってねえし……。プロテインラーメンだけじゃ足りねえとこだったしな」

 

雷刃「トロピカル・ラ・メーンも買ってきた方がいいか?」

 

万丈「いらねえよ! 何だよそれ!?」

 

 明らかにまずそうなラーメンばかり売ってあるような世界である……。それはともかく、各々支給品から食べたいものを、栄養バランスを考えつつ選んで食べたのであった。

 

 

 

ヨハネ「ごちそうさま! ふぅ~、美味しかったわ」

 

『速報です。現在上野にて黒服の男性の集団と、女子高生の集団による銃撃戦が行われているとのニュースが入りました。付近を歩行中の方は、速やかに避難してください!』

 

雷刃「……!」

 

 食事を終えたところで、平和を乱す存在の情報が流れてきた。当然雷刃はそれを見逃さない。

 

 

戦兎「早速戦うことになったみたいだな。そっちに向かうつもりなんだろ?」

 

雷刃「ああ。街の平和を乱すやつを放っておくわけにはいかない!」

 

 

プルルルル!

 

 

 雷刃の携帯が震える。どうやら作太郎からの連絡の様だ。

 

 

 

作太郎『雷刃! ニュースは見たか!?』

 

雷刃「ああ。見たよ。今からそこに向かう準備をするところだ」

 

作太郎『仕事が早いな。……今戦っている銃を持った女子高生だが、映像を見ると頭に天使の輪っかみたいなものをつけていた。もしかしたら異世界人かもしれない』

 

雷刃「そうか……。だったらこっちで保護したいところだな」

 

作太郎『頼んだぞ。今、会社から出動用のバスをそちらに走らせた。それで現場まで頼む!』

 

 電話の内容は当然ニュースで流れた戦闘行為に関して。会社も協力してくれるようで、目的地に早く移動するためのバスが来てくれるようだ。

 

 

 

 そして、数分も経たないうちに……。

 

 

キキィッ!!

 

 

新米「お待たせしました! 雷刃さん! すぐに現場まで行きましょう!」

 

雷刃「新米君か。よく来てくれたな。よし、みんな、行くぞ!」

 

万丈「おう!」

 

 新米という名前の社員が、出動用のバスで現場まで飛ばしてくれるようだ。4人はすぐにバスに乗り、戦場に乗り出すのであった。

 




お知らせ

他の作品を投稿している間も、この作品をより良くするために展開を色々考えていました。

その結果、参戦作品を3つほど追加することが決定しました。

次回更新時に参戦作品紹介を修正し、最新話で作品名を発表しますので、よろしくお願いします。
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