スーパーラブライバー大戦   作:バシム

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お知らせ

以前話していた参戦作品の追加ですが、参戦作品紹介にて戦闘シーンまで描き終えました。

『機動戦士ガンダム』、『新機動戦記ガンダムW』、『仮面ライダーカブト』が参戦することを、こちらでもお伝えいたします。


第二話-夜を走る少女達-②

 

―???―

 

 時は雷刃とヨハネ達が出会うより前に遡る。

 

 

「―――ナノマシンが開発されたのは今から数百年前のことだ」

 

 

「これはウイルスに似た働きがあり、これが体内に入った生物は数週間かけて全ての細胞が入れ替わる」

 

 

「見た目はそのままだが、皮膚は頑丈になり、筋力も飛躍的に上昇する。手の一部を変形させて銃器や日本刀を生成することも出来る」

 

 

「主食は人間の血液とする所から、我々は吸血鬼(ヴァンパイア)のモデルとなったと推察されている」

 

 

「……俺たちには敵がいる。十字架でも銀製の弾丸でもなければ神父でもない」

 

 

「この写真を見てくれ。この黒い機械の服を着た連中が敵だ」

 

 

「人間でないことに誇りを持て」

 

「人間を捕食し、唯一の天敵である奴らを根絶やしにする―――!!」

 

 

 黒服の男が自分含めたこの場にいる者の生い立ち、特徴、そして使命を語る。彼らは自分たちをモデルにした架空の化け物から名前を取って、『吸血鬼』と名乗る。そして、既に何人かの人間を襲っているようだ……

 

 

 

そして、その行為が数日後の夜に行われようとしていた。

 

 

 

 

―上野―

 

 高海美渡という女性がバーでカクテルを飲んでいた。彼女は静岡の人間なのだが、仕事の出張で東京へ。その最後の夜であるため羽目を外しにバーを訪れたようだが…

 

 

バーテンダー「お客様……流石に飲みすぎでは?」

 

美渡「うるしゃいわね! じぇんじぇん平気よぉ!!」

 

バーテンダー「は、はぁ……左様ですか」

 

美渡「おかわりよ! さっきのカクテルをお願い」

 

バーテンダー「“みかんカクテル”でよろしいですか?」

 

美渡「そうよ!」

 

 

 

バーテンダー「―――どうぞ」

 

 美渡は出されたカクテルを一気に半分以上飲み干す。もう何杯目か分からない程飲みまくっているようで、顔も赤くなっており相当酔いがまわっている。

 

 

バーテンダー「来店してからずっと同じカクテルをお飲みですね。みかんがお好きなんですか?」

 

美渡「……別に、私はそこまで好きじゃない」

 

バーテンダー「?」

 

美渡「妹が……好きだったのよ。みかん」

 

バーテンダー「妹さんが好きなのですか。おいくつ何ですか?」

 

美渡「そうだな……丁度二十歳になる頃かな」

 

バーテンダー「随分と他人事のように言いますが……妹さんなんですよね?」

 

美渡「もう何年も会ってないんだよ……ある日突然居なくなりやがったんだ、アイツ」

 

バーテンダー「!」

 

美渡「様子が変なのは気が付いていたんだ……何か重大な秘密を抱えている、そんな感じだったんだよ」

 

美渡「こっちからさりげなく聞いてみても『何でもない』の一点張りでさぁ……だから深く追及しなかったんだ」

 

美渡「その結果がこれだよ……クソッ…」

 

バーテンダー「……」

 

美渡「バカ千歌ぁ……なんで居なくなったんだよぉ……なんで……なんで……うぅ」

 

美渡「……ひぐっ、うぅ、うあああああああああああああ!!」

 

 妹である『千歌』の話をして、泣き出してしまう美渡。泣き上戸であることを考慮しても、妹と二度と会えなくなってしまった悲しみは想像できないほどに深く、悲しみと後悔の中、涙を流しながら無我夢中にみかんカクテルを飲み続けるのであった……

 

 

 

 

 

 そして……

 

美渡「……すぅ、すぅ」

 

バーテンダー「……眠ったか。いいぞ、入れ」

 

 酔いつぶれた美渡は眠りにつき、それを確認したバーテンダーは黒いスーツを着た男を数人バーに入れる。そう、彼らこそが人間を襲う『吸血鬼』なのだ。

 

 

 

「いっそ、この場で解体してもいいんじゃねぇか?」

 

バーテンダー「止めてくれ。ここに妙な痕跡を残したくない」

 

「へいへい」

 

「アジトのクラブまで連れて行けばいいのか?」

 

「いや、あっちでも解体しているから、いつもの路地裏でいいだろう」

 

美渡「う、うぅ……」

 

「おい、慎重に運べよ。起きたら面倒だ」

 

「はいよ」

 

 黒服の男たちは人間の生き血を啜るため、人目につかない場所まで人間を運んで解体するようだ。現在進行形で犠牲者が出ており、美渡もその一人になろうとしていた…

 

 

 

 

―路地裏―

 

美渡(う、気持ち悪い……流石に飲み過ぎた)

 

美渡(あれ、ここは? さっきまでバーで飲んでたよな……なんで外にいるんだ?)

 

 

吸血鬼A「お目覚めか」

 

 

美渡「あ? お前達なんだよ!? 腕放せよ!!」

 

吸血鬼A「そうはいかねえ。お前は今から俺達に食われるんだ……!」

 

吸血鬼B「バカ野郎! この女は斎藤さんに貢ぐんだろうが!」

 

美渡「っ!? や、やめろよ!」

 

 獲物を前に舌なめずりをする吸血鬼。それを他の吸血鬼が止めるが、その言動で美渡は自分がロクな目に遭わないことを悟り、腕を振りほどこうとするがびくともしない。

 

 

吸血鬼B「……それにしても斎藤さん遅いな。いつもならもうとっくに首を切り落としてるとこだぜ?」

 

吸血鬼A「もう俺たちで解体してしまうか?」

 

美渡「ひっ!?」

 

美渡(嘘……嘘嘘嘘嘘ウソウソウソ!!!? 何、死ぬ? 殺される、殺されるの!?)

 

 吸血鬼たちは上司の斎藤という者に美渡を解体してもらう予定だが、いつまで経っても斎藤が現れない。早く獲物を食べたい吸血鬼は、もう自分達で美渡を解体しようと決め、それを聞いた美渡はパニックになる。

 

 

 

 

ズダダダダダ!!!

 

 

吸血鬼A「銃声だと!?」

 

吸血鬼B「斎藤さん、まさか戦闘中なのか!?」

 

 突如鳴り響く銃声。獲物の美渡そっちのけで銃声がした方へ身構える吸血鬼。

 

 

 

――バキッ!!!!

 

吸血鬼A「ごはあぁ!!?」

 

――ドゴ!! バキッ!!!

 

吸血鬼B「ぐふぁ!!?」

 

 しかし、今度は後ろから強い打撃をもらい、2体の吸血鬼は痛みと共にたまらず吹き飛ぶ。そして、吸血鬼が手を放し、拘束が解除されてその場に倒れそうな美渡を、何者かが抱きかかえる。

 

 

美渡(ちょ、へ? 何何何!!?)

 

「―――美渡姉!!! 跳ぶよ!!!!」キュイィィィン!!

 

美渡「……えっ」

 

 今起きている状況をほとんど飲み込めない美渡。そんな中で、自らを抱きかかえて跳ぶ者の声を聞き、今までの驚きとは全く違う戸惑いを見せるのであった……

 

 

 

 

吸血鬼A「……っ! 獲物を奪われちまった!」

 

吸血鬼B「やべえ! これじゃ斎藤さんに顔向けできねえ! 追うぞ!!」

 

吸血鬼C「残念ながらそんなことをしてる暇はねえぞ……」

 

 獲物を奪われたことにすぐに気づき、飛び去ったものを追おうとする二体の吸血鬼。しかしどこからかもう一体の吸血鬼が現れ、その行為を止める。

 

 

吸血鬼C「斎藤さんから援護に入れとの連絡だ! のこのことここに迷い込んだ哀れな人間が7人いたもんで、そいつらを解体しようとしたんだが……抵抗が激しくてもっと多くの人数が必要みたいだ!」

 

吸血鬼B「さっきの銃声の正体はそれかよ!」

 

吸血鬼A「だが人間7人はでけえ……すぐに斎藤さんのところに行くぞォ!!」

 

吸血鬼C「頼んだ! 俺は幹部やボスに連絡してくる! お前の言う通り人間7人はデカいし、なによりあの連中は只者じゃない……お前らも気を付けろよ!」

 

 そう言うと吸血鬼はすぐに自分の役割を果たすために各自移動を始めるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズダダダダダ!!!

 

 

 上野の町はずれに鳴り響く銃声。先程吸血鬼が話していた通り、ここで7人の人間が斎藤なる者と戦っているらしい。

 

 

吸血鬼D「オラァ!! ハチの巣にしてやる!!!」ズダダダダダ!!!

 

―――ドスドスドスッ!!!!

 

「…っ!」

 

 吸血鬼が菫色でツーサイドアップの髪の少女に向かってサブマシンガンを連射。少女は両腕に銃を持ちつつ、その銃と右腕でサブマシンガンの銃弾を受け止める。

 

 

“ユウカ。たくさん銃弾を受け止めてるけど、ケガはない?”

 

ユウカ「大丈夫ですよ。……跡は残っちゃうかもしれませんが」

 

吸血鬼D「クソが! スーツもないのになんで死なねえんだよ!」

 

吸血鬼E「まさか俺達と同じ吸血鬼なのか!?」

 

“違う。彼女たちは私の生徒だ”

 

 後ろで指揮していると思われる男性がユウカという少女を心配するが、これといって大事には至っていない模様。これだけの銃弾が当たれば普通は即死なのだが、この少女たちはその限りではないようだ。

 

 

 

 

彼女たちは『学園都市キヴォトス』という世界から来た“生徒”と呼ばれる存在。『早瀬ユウカ』、『守月スズミ』、『砂狼シロコ』、『十六夜ノノミ』、『火宮チナツ』、『音瀬コタマ』の6名が今この場にいる。そして、後ろで指揮をしているのはそのキヴォトスで暮らす全ての生徒のために奔走する、“先生”と呼ばれる存在だ。

 

 

 

スズミ「これ以上の攻撃はやめてください。私達はあなた方に危害を加えたいわけではありません!」

 

ユウカ「そうよ。私達はここがどこなのかあなた達に尋ねたいだけなのよ!?」

 

斎藤「そうはいかねえ。既に数十人の仲間も呼んでるんだ。逃げられると思うなよ?」

 

 斎藤の周りには既に10名以上の吸血鬼が武器を構えて徒党を組んでいた。何が何でもこの7名を餌にするつもりのようだ。

 

 

 

チナツ「交渉に応じる気は皆無のようですね」

 

ノノミ「こうなったら、みんなお仕置きするしかないみたいですね~」

 

シロコ「先生、戦闘の許可を」

 

先生“うん。これ以上何もしないわけにはいかない”

 

先生“吸血鬼を追い払って、ここから脱出しよう”

 

 どうやら吸血鬼と戦闘にならずに済むよう、先生の指示で攻撃は控えていたようだ。しかし吸血鬼たちは話し合いに応じようとせず、それどころかさらに戦力を増やしてきた。戦わなければ自分達の身がいよいよ危なくなる。生徒たちは自らの武器を構え、先生の指揮のもとシロコ、ユウカ、スズミ、ノノミが前線に立つ形で吸血鬼たちの迎撃を開始する。

 

 

 

 

ユウカ「私たちの勝率はかなり高い。自信をもって行こう!」

 

斎藤「……言ってくれるじゃねえか」

 

 先程受けた銃弾から敵の強さを予測。そこから自分たちの勝率は高いと判断するユウカ。吸血鬼たちからすれば自分たちを舐めているとしか思えず、ピキピキと頭に血管を浮かべている。

 

 

 

吸血鬼E「あんまり俺たちを舐めるなよ!!」

 

 激昂した一人の吸血鬼が、凄まじい咆哮をしながら斬りかかる。それを合図に他の吸血鬼も肉体の一部を変化させ、日本刀や拳銃を携えて襲い掛かってきた。

 

 

シロコ「……」タタタタン!!

 

吸血鬼E「ぐへっ!?」

 

 シロコの愛用するアサルトライフルから銃弾が何発も放たれる。弾は斬りかかってきた吸血鬼の心臓に吸い込まれ、その息の根をあっという間に止めてしまう。

 

 

 

吸血鬼D「やりやがったなー!!」ズダダダダダ!!!

 

ユウカ「無駄よ」

 

 別の吸血鬼がユウカの頭目掛けてサブマシンガンを連射。しかしユウカは頭を傾けて即座に銃弾をかわす。

 

 

 

ユウカ「そこっ!」バババババ!!

 

吸血鬼D「ブフゥッ!!」

 

 お返しに両手のサブマシンガンを吸血鬼の腹に連射。全弾まともに受けてしまい、こちらもあっという間に死に至った。

 

 

 

吸血鬼A「オラァァッ!!」ブンっ!!

 

スズミ「ふっ……!」ガシッ!

 

吸血鬼A「なっ……!?」

 

 日本刀を振り下ろすが、スズミはかわして峰の部分を右手でつかみ取る。これによって吸血鬼は武器を封じられた状態となる。

 

 

吸血鬼A「お、お前らァ! 援護が機能してねえぞ!」

 

吸血鬼B「こっちだって撃ちまくってんだよ!」

 

スズミ「……」

 

 吸血鬼は数にものを言わせて接近戦を仕掛けつつ、他の吸血鬼が拳銃やサブマシンガンの弾を当てる戦法を取っていた。……吸血鬼たちの狙い通り、確かに生徒たちに銃弾が当たっているのだが、まるで何事もないかのように接近戦の相手をしている……

 

 

 

ノノミ「えいっ」ドドドドド!!

 

吸血鬼B「ギャアっ!!」

 

吸血鬼F「ゴッ!!!?」

 

 スズミ目掛けて必死に銃弾を当て続ける吸血鬼たち。そこにノノミの放ったガトリング弾が放たれ、身体に吸い込まれた途端怯むどころか即死してしまう。

 

 

 

スズミ「……無力化します」

 

バギィっ!!

 

吸血鬼A「ぐへえっ!?」

 

 援護を失い、身体の一部となっている武器を抑えられた吸血鬼はスズミの攻撃を甘んじて受ける以外になかった。スズミから左脚で顔面に蹴りを入れられ、死にはしなかったものの意識を失う。

 

 

 

斎藤(こ、こいつら……ただの女と思ったが、俺達に協力してる怪人共と大差ねえぞ……!)

 

 生徒たちが自分の仲間を次々と倒していく様を見て、焦りが見え始める斎藤。彼女たちは自分達より強い。そして、彼女たちが持っている武器も当然自分達のそれを上回る物だと察しがついてしまう。

 

 

 

 そして……

 

 

シロコ「いくよ」ポイっ

 

ボフンッ!!

 

吸血鬼「ぐはあっ!」

 

 シロコの手榴弾が吸血鬼の背後に投擲され、爆発する。銃弾の3倍以上もの威力を誇る爆発に、吸血鬼は手榴弾と共に爆発四散。吸血鬼は3人程度まで数が減らされる。

 

 

 

スズミ「……もうあなた達に勝ち目はありません。降伏してください!」

 

吸血鬼「忘れたのか? こっちは増援を呼んでるんだぜ?」

 

斎藤「それに、俺達の仲間を殺しといて逃がすわけにはいかねえ!」

 

ユウカ「その選択は合理的じゃないわね。その仲間がもっと傷つくことになるのよ?」

 

先生“降参はさせなくていい。こっちが早く逃げよう!”

 

 これ以上の戦闘は無意味と伝えるが、当然吸血鬼側は戦闘をやめる気はない。敵は3人。もう逃げることが可能であるため、先生の指示で生徒たちはこの場からの撤退を試みる。

 

 

 

 

―――バンッ!!!!

 

 

ユウカ「痛っ!?」

 

スズミ「ユウカさん!? 大丈夫ですか!」

 

 突如吸血鬼のいる場所とは逆の方向から銃弾が飛んでくる。この場で受けてきた銃より威力が高いようで、ユウカは怯んでしまう。

 

 

幹部A「あ? 対物ライフルの弾丸だぞ……これで痛いで済むのか」

 

幹部B「あいつら、スーツを着た人間じゃねえよな……どこが弱点なんだ?」

 

幹部C「そんなことより、随分と殺されちゃってるじゃん。ウチら弱くない?」

 

 弾を放ったのはまた別の吸血鬼。しかも幹部クラスの吸血鬼が来たようだ。

 

 

 

ボス「……斎藤、待たせたな」

 

オートマタ「……」

 

斎藤「ぼ、ボス……!!!」

 

 そして斎藤のもとにはボスと呼ばれる存在が来た。そしてその後ろには、真っ黒な装備に身を包み、アサルトライフルやロケットランチャー、シールドを持ったロボット兵士が複数立っていた。

 

 

 

スズミ「あれは……! ブラックマーケットのオートマタ!?」

 

チナツ「ここは外の世界のはずでは……!?」

 

ユウカ「それより、この状況はまずいですよ、先生……!」

 

 先程の吸血鬼たちより格段に強いであろう幹部及びボス、そしてオートマタの軍勢。現在の状況は幹部に後ろを取られ、正面にはボスとオートマタ達が立ちはだかり、逃げ道を塞がれつつ挟み撃ちを受ける形となる。

 

 

 

 

雷刃「よし! ここだな!」

 

幹部A「なんだ!?」

 

 幹部たちが生徒たちに武器を向けようとした途端、彼らの後ろから雷刃達4人組の戦士達が。ここで銃撃戦が行われているニュースを見て駆けつけ、ようやく戦場に着いたようだ。

 

 

 

雷刃「お前達! 直ちに戦闘行為をやめろ!」

 

幹部B「なんだぁ? 警察じゃねえよなこいつら……」

 

幹部A「というかあの女、ツシマじゃね? 要注意人物のリストに入って……無いな」

 

ヨハネ「だから私は善子なんて人じゃないっつーの!」

 

ボス「……他人の空似か。まぁいい。見たところその辺で戦いごっこをしている連中だろう。こんな所に迷い込むとは哀れなものだな……」

 

雷刃「……」

 

 雷刃は停戦勧告をするが、ボスは聞き入れず。雷刃を小馬鹿にしながら手で合図をし、幹部たちに雷刃達も攻撃するように伝える。

 

 

雷刃(悔しいが、今の『バトライバーシステム』、そしてそれを使う俺には、戦闘経験もデータも足りていない……奴らにとってはその程度の存在に過ぎないのは当然だろうな)

 

 一般人の武器に関する所持や研究が比較的容易となっているこの世界。チアフルコーポレーションや雷刃と同じように怪人や異星人に対抗するべく武器を作り、手に取って戦う企業や民間人は少なくない。……しかし、所詮は正規軍でもない者達の独学によって生み出された武力。怪人と戦うには力不足で、せいぜい自らを守るのが精一杯であるケースがほとんどである。

 

 

 

 

戦兎「雷刃、あんな奴の言うことなんか気にするな。あんたも愛と平和のために戦うんだろう?」

 

万丈「それが戦いごっこなわけねえだろ!!」

 

 そう言うと2人はビルドドライバーを取り出して腰に装着。自分達を襲ってくる吸血鬼の幹部を迎撃すべく、仮面ライダーに変身する。

 

 

 

雷刃「ああ、そうだな……そのためにも、まずはあの人たちを助けるぞ」

 

 雷刃も『バトライバーシステム』のデバイスを取り出す。同じく吸血鬼に狙われているユウカ達を救出するべく、4人で戦場に躍り出る。

 

 

 

 

【ラビット! タンク! ベストマッチ!】

 

【ウェイクアップ! クローズドラゴン!】

 

 戦兎は2つのフルボトルを、万丈はクローズドラゴンというドラゴン型のユニットに1本のフルボトルを挿し、それぞれビルドドライバーに装填。レバーをまわしてアーマーを形成する。

 

 

 

《Are You Ready?》

 

戦兎 万丈「変身!!」

 

雷刃「『バトライバーシステム』、コール!!」

 

 2人の掛け声と同時に、デバイスから黄色い光を出す雷刃。それぞれの変身アイテムから生み出されるアーマーが3人を包む。

 

 

 

【鋼のムーンサルト! ラビットタンク! イェーイ!!】

 

【Wake Up Burning! Get CROSSーZ DRAGON!Yeah!】

 

 

ビルド「さあ、実験を始めようか」

 

クローズ「今の俺は負ける気がしねえ!」

 

 変身が完了した3人。仮面ライダーはお互い決めセリフを発して気合を入れるのであった。

 

 

 

ユウカ「何あれ……ミレニアムでもあんなものは見たことがない……」

 

コタマ「外の世界の技術でしょうか……」

 

先生“彼らは敵じゃないみたい。一緒にこの場を切り抜けて、ここがどこなのかも聞いてみよう!”

 

スズミ「分かりました」

 

シロコ「キヴォトスの兵器も使ってるなら、放っておけない……!」

 

 生徒たちも当然戦闘態勢に。ボスとオートマタの方を向いて銃を構えるのであった。

 




他の作品に比べて一話ごとの文字数が長い…

情報量が多いので長くなるのは仕方ないですが、個人的に5000字が読みやすいので、それで収まるようにはしたいです。
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