幼い日の約束   作:mairu_i

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1日目 - 後編 どこにも行かない

さて、少し本を読んでから寝るか。そう思ってベッドに腰掛けた瞬間、静寂を破るように机の上のスマートフォンが震えた。大学の友人からだった。

 

(どうせまた、くだらない世間話だろうな)

 

講義の感想だとかサークルの飲み会の話だとか。彼からの電話はいつもそんな調子だ。しかし、その屈託のない明るさに救われることがあるのも事実だった。彼は、凪が気兼ねなく話せる数少ない友人の一人だった。

 

凪は小さく息をつくと、まあ話すくらいならいいかとスマホを手に取り、通話ボタンをスライドさせた。

 

「もしもし?」

 

『よぉ、ナギ! やっぱり起きてると思ったぜ!』

 

電話の向こうから、ノイズ混じりの快活な声が飛んでくる。凪は思わず苦笑した。

 

「お前こそ、こんな時間にどうしたんだ。またサークルの連中と飲み会か?」

 

『それがさ、違うんだなー! まあ聞いて驚けよ…』

 

やけに勿体ぶった弾むような声。凪はまたいつものくだらない話だろうと高を括っていた。しかし、次に続いた言葉は彼の予想を大きく裏切るものだった。

 

『俺、彼女できたんだ!』

 

「……ほう」

 

思わず間の抜けた声が出た。凪は一瞬、言葉の意味を頭で整理した。こいつに彼女か。

 

「それは驚いたな。いや、おめでとう。良かったじゃないか」

 

驚きから一転、心からの祝福の言葉を贈ると、電話の向こうで「だろ!?」と得意げに叫ぶのが聞こえた。

 

『同じ学部の子なんだけどさ! この間の講義のあと、思い切って飯誘ったらOKでさ! 昨日、正式に付き合うことになったんだよ! めっちゃいい子なんだぜ!』

 

堰を切ったように語り出す友人の惚気話を、凪は静かに聞き続けた。自分の日常とは少しだけ違う、恋愛というキラキラした世界の話題。それを楽しそうに語る友人の声を聞きながら、彼はベッドに背を預け、穏やかな笑みを浮かべていた。

 

一通り、幸せに満ちた馴れ初め話を聞き終えた後、電話の向こうで彼がふっと一息つくのが分かった。自分の話したいことをすべて吐き出して、満足したのだろう。しかし、会話はそれで終わりではなかった。

 

『…でさ』

 

友人が少しトーンを落として言った。

 

『ナギは、どうなんだよ?』

 

「…どう、とは?」

 

凪が聞き返すと、少し呆れたように言った。

 

『決まってんだろ! 彼女とか好きな子とか、そういう話だよ! お前、大学でも浮いた話ひとつ聞かねーじゃん。もったいないぜ!』

「俺は別に…」

 

『別に、じゃねーって。いるのか? いないのか?』

 

矢継ぎ早に問い詰められ、凪は少し言葉に詰まる。恋愛。好きな人。そういう単語が自分の日常からどれだけ遠い場所にあるかを、改めて思い知らされた気がした。

 

彼の脳裏に浮かぶのは、いつだって一人の少女の姿だけだ。

 

「…まあ今は勉強が恋人、ということにしておいてくれ」

 

電話の向こうで『またまたー!』と茶化すように笑っていたが、それ以上は追及してこなかった。その笑い声とは裏腹に彼は薄々気がついていたのだ。

 

時折凪の口から語られる妹の存在。講義が終わると、どこにも寄らずに真っ直ぐ家に帰る彼の背中。そして、両親が仕事で長期間海外にいるという事実。

 

(…そりゃ、そうだよな)

 

一人、心の中で納得していた。

あれだけ特別仲が良い妹がいて、しかも両親が不在となれば、兄が彼女を支えなければならないのは当然のことだ。慣れない家事をこなし、まだ中学生の妹の面倒を見る。それは、大学の勉強と両立するには、並大抵のことではないだろう。

 

そんな状況で、自分の恋愛にかまけている暇など、果たしてあるのだろうか。

 

「まあいいや!とにかく、俺の春が来たって報告でした! 今度また昼飯でも行こうぜ!」

 

「ああ、そうだな」

 

友人の気遣いを、凪はありがたく受け取る。そうして二人は、またいつものくだらない世間話に少しだけ戻った後、電話を切った。

 

ピッ、という電子音と共に画面が暗くなり、部屋は再び元の静寂に包まれた。友人との他愛ない会話を反芻し、自分とは違う世界に生きる彼の眩しさを思いながら、凪は小さく息をついた。その時だった。

 

きぃ…と小さな音を立てて、彼の部屋の扉がゆっくり開いた。

 

そこに立っていたのは、パジャマ姿のななだった。その腕には、自分の枕を大事そうに抱えている。一度は自分の部屋に戻ったものの、やはり眠れなかったのだろう。

 

「…なな?」

 

凪が声をかけると、ななは少し気まずそうに、もじもじとしながら兄の顔を見つめていた。その表情はまるで迷子の子どものようだ。

 

「どうしたんだ、眠れないのか?」

 

問いかけると、ななはこくりと小さく頷く。その潤んだ瞳が、言葉よりも雄弁に彼女の気持ちを伝えていた。

 

ななは枕をぎゅっと胸に抱きしめ、おずおずと口を開いた。

 

「…ごめんなさい、お兄ちゃん」

「どうして謝るんだ?」

「…さっきの電話…。少しだけ聞こえちゃったの」

 

その言葉に凪は少しだけ目を見開いた。ななは俯きながら小さな声で続ける。

 

「お友達に、彼女さんができたって…。それで、お兄ちゃんも、好きな人とか…そういう話…」

 

言葉尻がどんどん小さくなっていく。彼女が何を聞いて何を思ったのか。凪には痛いほど伝わってきた。

 

「だから、邪魔しちゃいけないって思ったんだけど…。でも、やっぱり…」

 

眠れなかった、と。そう言外に訴える妹の姿に、凪は胸が締め付けられるような思いがした。彼はベッドから静かに立ち上がると、ななの前に歩み寄り、その小さな頭を優しく撫でた。

 

「ななが、邪魔なわけないだろう」

 

その声は、どこまでも穏やかで、揺るぎない。

 

「それに、兄さんの答えも聞こえてたんだろ? 今は勉強が恋人なんだ。だから心配することなんて何もないよ」

 

そう言って微笑むとななはゆっくりと顔を上げた。その瞳には安堵の色が浮かんでいた。

 

兄の優しい言葉と笑顔に、ななの心に張り詰めていた糸が、ふっと緩むのを感じた。

 

(よかった…)

 

一番聞きたかった言葉に、ななは確かに少しだけ安心する。兄はいつも通り、自分のことを一番に考えてくれている。友人に彼女ができたという話も、今の兄にとっては遠い世界の出来事なのだと。

 

だが、完全に気が休まったわけではなかった。心の隅に小さな棘が刺さったみたいに、ちくりとした痛みが残っていた。

 

(…まさか)

 

ななの脳裏に、拭いきれない疑念が浮かぶ。

 

お兄ちゃんは優しくて、賢くて、格好いい。本気になれば、彼女のひとりやふたりすぐにできるはずだ。それなのに、大学の友人にも不思議がられるほど、浮いた話の一つもない。

 

それはまさか。

 

(私のせい…?)

 

両親が海外にいて、まだ中学生の自分がいるから。兄が自分の時間を犠牲にして面倒を見てくれているから。自分が兄の部屋に入り浸って、こうして甘えてばかりいるから。

 

私がお兄ちゃんから「青春」を奪っているのではないだろうか。

 

その考えに至った瞬間、ななは先ほどまでの安堵が急速に色褪せていくのを感じた。せっかく顔を上げたのに、また兄の顔を真っ直ぐに見られなくなってしまう。それは、先ほどの「やきもち」とは全く違う、ずしりと重い罪悪感だった。

 

ななの心の中で、光と影が喰らい合うような激しい葛藤が渦を巻いていた。

 

一つは兄への深い愛情と感謝からくる、切実な願い。

 

(お兄ちゃんには幸せになってほしい)

 

自分のせいで兄が何かを我慢しているのだとしたら。自分の存在が兄の青春の足枷になっているのだとしたら。そんなことは、絶対に耐えられない。兄には、自分と同じ年の友人たちのように恋をして、笑い合って、輝くような毎日を送ってほしい。心からそう思う。

 

(でも…)

 

実際に、兄に特定の誰かができることを想像した瞬間、全く別の、どす黒い感情が胸の奥からせり上がってくる。

 

兄の隣に自分ではない誰かが立つ。兄が自分に見せるのと同じ、あるいはそれ以上に優しい笑顔を、他の誰かに向ける。兄の時間が、自分ではない誰かのために使われる。

 

その光景を思い浮かべただけで、息が詰まりそうになる。胸がぎゅうっと締め付けられて、どうしようもなく苦しくなる。それは、もっと耐えられないことのように思えた。

 

兄の幸せを願う気持ちと、兄を独り占めしたいという醜い独占欲。

優等生の「妹」でありたい自分と、ただの「女の子」である自分。

 

二つの矛盾した感情に引き裂かれ、ななは訳が分からなくなっていた。頭がぐちゃぐちゃで、どうしたらいいのか分からない。ただ、兄のパジャマの裾を、迷子の子どものように強く握りしめることしかできなかった。

 

凪はパジャマの裾を強く握りしめる妹の様子に、ただならぬものを感じていた。

 

(様子が、普通じゃない…)

 

さっき確かに伝えたはずだ。「恋人なんて作らない」「心配することはない」と。いつものなななら、あの言葉で安心してくれるはずだった。それなのに、今の彼女は明らかに動揺し、何か別の、もっと深い感情に囚われているように見えた。

 

単なる不安だけではない。もっと複雑で解消されない何かが、ななの小さな心をかき乱しているのだろうか。

 

「なな…?」

 

凪はそっと彼女の肩に手を置いた。びくりと震えるその反応に、彼の胸が痛む。

 

自分が彼女を安心させるためにかけた言葉が、かえって彼女を追い詰めてしまったのだろうか。それとも、自分が気づいていない何か別の要因があるのだろうか。

 

ただ一つ確かなのは、今、目の前の妹が、一人では抱えきれないほどの大きな感情の渦の中で、助けを求めているということだった。凪は、どうすれば彼女の心を救い出せるのか、必死に言葉を探していた。

 

凪はななの震える肩に置いた手に、そっと力を込めた。無理に聞き出すことはできない。だが、このまま彼女を一人で苦しみの渦の中に放置することだけは、絶対にあってはならなかった。

 

彼はななの目線に合わせるように、ゆっくりと膝を折る。

 

「なな」

 

呼びかける声は夜の静けさに溶けるようにどこまでも優しい。

 

「もし、ななが何かを怖がっているなら、兄さんがそれを全部取り除いてやる。もし、何かに悲しんでいるなら、一緒に泣いてやる。…だから、教えてくれないか?」

 

彼は一度言葉を切り、妹の瞳を真っ直ぐに見つめた。

 

「ななが、どんなことを考えていても。たとえ、それがどんな我儘なことでも、醜いことだと自分で思っていても…。兄さんは、絶対にななを嫌いになったりしない。ななの味方でいるって約束する」

 

それは彼の心からの誓いだった。

 

「さっきの電話の話が、まだななを苦しめているんだろう?」

彼は核心に、慎重に触れていく。

 

「もしかして…ななは、兄さんのことを考えてくれてるのか? 兄さんが恋愛をしないのは、自分のせいじゃないかって…。そんな風に、自分を責めてるんじゃないか?」

 

その言葉は、まるで固く閉ざされたななの心の扉を、合う鍵でゆっくりと回すような、的確で優しい響きを持っていた。

 

凪の言葉は、ななの心の一番柔らかい場所を、的確に射抜いた。

どうしてお兄ちゃんは、私の心が必要とする言葉をいつも見つけてくれるんだろう。

 

ななの大きな瞳から、こらえていた涙がぽろぽろと大粒の雫になって溢れ出した。一度溢れてしまえば、もう止めることはできない。彼女はしゃくりあげながら、途切れ途切れに、心のすべてを吐き出した。

 

「…うん…っ、そうなの…!」

「お兄ちゃんが、私のせいで…お兄ちゃんの友達みたいに、なれないんじゃないかって…。私が、お兄ちゃんの時間を奪ってるんじゃないかって思ったら…すごく、申し訳なくて…っ」

 

ごめんなさい、ごめんなさい、と繰り返す。

 

「でも…っ、でもね…!」

 

ななは兄の服をさらに強く握りしめ、顔をくしゃくしゃにしながら叫んだ。

 

「実際に、お兄ちゃんに彼女さんができたらって考えたら…すごく、嫌なの! 私以外の誰かを、特別にしたりするの、見たくない…! 苦しくて、胸が潰れそうになるの…っ!」

 

幸せになってほしいのに、独り占めしたい。

ごめんなさいと思うのに、嫌だと叫んでしまう。

 

「良い妹でいたいのに…っ、こんな我儘で、嫌なことばかり考えちゃう…! どっちが本当の気持ちなのか、もう、わかんないよぉ…っ!」

 

嗚咽と共に、ななはその場に崩れ落ちそうになる。ぐちゃぐちゃの感情のまま、彼女は兄の胸に顔をうずめ、子どものように声を上げて泣きじゃくった。

 

凪は、胸の中で泣きじゃくる妹の体を、壊れ物を抱きしめるように、それでいて確かな力で強く抱きしめた。彼女の背中を、まるで幼子をあやすように、ゆっくりと、何度も何度もさする。

 

「よしよし…。全部話してくれてありがとうな、なな」

 

しゃくりあげる妹の呼吸が、少しだけ落ち着くのを待ってから、凪は優しく語りかける。その声は、嵐の中の港のように、穏やかで揺るぎなかった。

 

「聞いて、なな。好きな人を独り占めしたくなるのは、当たり前の気持ちだ。少しも醜いことじゃない。それだけ、ななが兄さんのことを大切に想ってくれてる証拠だろう? 兄さんは嬉しいよ」

 

まず、彼女が一番罪悪感を抱いているであろう気持ちを、彼は丸ごと肯定した。

 

「それにもう一つ。兄さんがななのそばにいるのは、義務や責任だからじゃない。俺がそうしたいからだ。大学の友人と遊ぶより、サークルに行くより、ななと他愛ない話をして、一緒に宿題をして、そうやって過ごす時間が、俺にとって一番大切で、幸せな時間なんだよ」

 

凪はそっと彼女の体を引き離し、涙で濡れた頬を両手で包み込む。そして親指で優しく涙の跡を拭ってやった。

 

「だから、ななは何も心配しなくていい。自分のせいだなんて、二度と考えるな。ななは、兄さんの幸せそのものなんだから」

 

彼の真っ直ぐな瞳が、ななを射抜く。

 

「だから、安心しろ。兄さんはどこにも行かない。誰かのものになったりもしない。俺の一番は、過去も今もこの先も、ずっとななだけだ」

 

それは、世界中のどんな愛の言葉よりも確かな響きを持って、ななの心の奥深くに届いた。

 

兄の言葉が、最後の堰を切った。

 

ななの瞳から、再び大粒の涙がとめどなく溢れ出す。しかしそれは、さっきまでの苦しくて混乱した涙とは全く違う、温かくてしょっぱい、安堵の涙だった。

 

自分の中にあった、醜いと思っていた独占欲も、兄を縛っているのではないかという罪悪感も、そのすべてが兄の言葉によって赦され、受け止められ、そして綺麗に溶かされていく。

 

「…お兄ちゃん…っ」

 

もう言葉にならなかった。

ななは、ただ目の前にいる温かい存在に吸い寄せられるように、再びその胸に顔をうずめた。

 

凪は何も言わず、ただ優しく、しっかりと妹を抱きしめ返す。その背中をゆっくりと撫でる大きな手は、なによりも雄弁に「大丈夫だ」と語りかけていた。

 

もう、何も考えなくていい。何も言わなくていい。

ただ、この腕の中で、世界で一番安心できる心臓の音を聞きながら、兄の温もりを感じていたい。

 

ななは心の底からそう願いながら、すべての力を抜いて、兄の体に身を任せた。長くて、少しだけ苦しかった夜が、ようやく穏やかな終わりを告げようとしていた。

 

しばらく兄の胸に顔をうずめていたななだったが、やがてしゃくりあげる声が静かな寝息に変わっていった。彼女はゆっくりと顔を上げると、まだ涙で濡れた瞳で、じっと兄を見つめた。その瞳は、嵐が過ぎ去った後の湖のように、澄み切っていた。

 

「…ねえ、お兄ちゃん」

 

まだ少しだけ掠れた、甘えるような声。

凪は「ん?」と優しく相槌を打って、次の言葉を待つ。

 

ななは、少しだけ言い出しにくそうに視線を彷徨わせた後、意を決したように口を開いた。

 

「…今日、ここで一緒に寝ても…いい?」

 

そのお願いを聞いた兄の顔に、驚きの色は一切なかった。彼はまるでそれが当然のことであるかのように、穏やかに微笑む。

 

「当たり前だろう。最初からそのつもりだったよ」

 

彼はそう言うと、ななの手を優しく引き、ベッドへと導いた。ななを先に寝かせると、自分もその隣にそっと体を滑り込ませる。部屋の明かりを消すと、窓から差し込む月明かりだけが、静かに二人を照らしていた。

 

隣で聞こえてくる、すうすうという安らかな寝息。凪は暗闇の中、隣で眠る妹の気配を感じながら、静かに今日の出来事を反芻していた。

 

(…さすがに、少し驚いたな)

 

ななが自分に向けていた、あの剥き出しの独占欲。兄妹という関係だけでは説明がつかないほどの、深く、そして切実な感情。彼女自身が「醜い」とまで言ったあの気持ちの激しさは、正直、想像を少しだけ超えていた。

 

(だが…)

 

凪は隣で眠るななの額にかかった髪を、そっと指で払ってやる。

 

自分の真っ直ぐな言葉が、あれほどまでに混乱していたななの心を、救うことができた。彼女を苦しめていた棘を、抜いてやることができた。

 

もし、それが本当なら。

自分の存在が、自分の言葉が、ななの救いになるのだとしたら。

 

(これ以上ないくらい、幸せだ)

 

彼は心からそう思うのだった。

誰に理解されなくてもいい。この関係が、世界中のどこを探しても見つからない、特別なものだとしても。

 

この腕の中で、ななが安心して眠ってくれる。

それだけで、凪の世界は満たされていた。彼はそっと目を閉じ、ようやく訪れた穏やかな静寂の中に、意識を沈めていった。

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