次は夏のブタクサやイネかな… 秋はススキなどイネ科が。
楽になる冬が今から待ち遠しいです。
<メイキング事情>
まずは伊勢へ行く予定だったが、章のタイトルを伊勢編とするには話数が少なかった。
しかもその後に京にちょっと寄った後は越前へと飛んで、しかもすぐ帰る。
それから尾張→駿河→尾張の移動。ますます章のタイトルに困る。
悩んだ結果、時勢を一変する事。という意味での回天編と命名した。
<メインストーリー&裏事情>
結婚式の後はどうするか考えた結果、前々からの予定だった織田家による伊勢侵攻を進める事にした。
しかし大義名分を用意していなかった事に気付く。
なので伊勢の勢力からの刺客が登場。また刺客を送ってきた理由として、以前から丹羽長秀が調略を仕掛けていた事になった。
そして唐突に主人公が木製の大砲、木砲を作り始めた。
貿易強化はしたけど、鉄鉱石や鉄の輸入には手を出していないし、製鉄チートもやっていないので、大砲を作るもは難しかったのだ。
あと普通の転生者なら鉄砲に手を出すというのに、うちの主人公は鉄砲製作には今の今までノータッチだったのもある。
桶狭間以降、歴史の針が急激に進みすぎて、まだ鉄砲の普及が追い付いていなかったのもある。
鉄砲伝来が1543年で、作中が現在1564年なので『そろそろ京あたりでは珍しくなくなってきた』くらいの普及具合。
普通の木砲は丸太をくり貫いて作るが、作者の私の日曜大工レベルの経験でも、明らかに膨大な手間と労力に思えたので、まずは簡略化した。
以前に長良川沿いに製材所を作っていたので、板は水力で動く丸ノコで楽に作れる。この板を組み合わせて長い箱を作って代わりにしたのだ。
ただそれだけだと、面白くないな。と少し考えて、どうせならと、可能な限り強化する事にした。
炭の粉のカーボンコーティング。人工ゴムとニカワの内部の衝撃吸収機構。油を塗った布と濡らした縄による耐久性の向上。
AIに『これを使ったらどうなる?』と提案し続け、最終的には射程500~700mのオーパーツ級に。
後に製作に関わった職人らが勝手に改良して、板を組むのは四角ではなく八角になるなど強化され、射程は1kmに届く。
さらに弾も工夫されて、撃ち出された後に弾けて散弾が飛び散る、ブドウ弾も開発された。
主人公は『やりすぎてしまったかもしれません』と思ったが、実際にちょっとやりすぎた感はある。
基本、使い捨てのはずの木砲なのに、初期で3発。改良後は10発は持つし。
そんな木砲(初期バージョン)を作ったのをちゃんと報告する主人公。
そして怒る丹羽。もはやお約束である。
しかし実際に木砲の砲撃を見た丹羽は、大きな衝撃を受けて『これの指揮はワシが取る!』と言い出した。
以前、清洲城脱出時に手投げ弾でドッカンドッカン敵兵を吹き飛ばしながら、敵陣を駆け抜けたのが忘れられなかったらしい。
そんな丹羽の指揮する戦で、落とされる伊勢の安濃津城。
そのまま調略をかけてあった長野家と木造家を取り込み、北伊勢を飲み込んで。織田家の侵攻は一時ストップした。
それ以上は織田家の文官たちの処理能力が追いつかなくなるからだ。
あと伊勢の支配者の北畠家をツブすのに、天皇直々に待ったがかかったから。
なら降伏させよう。それでめっさグダグダしてる若狭に飛ばして、統治してもらおう。
そのためにまずは心を折ろう。でないと国替えとか、飲んでくれなさそうだから。
そんなノリで、1日1発の木砲の砲撃を、北畠家前当主の具教のいる大河内城に撃ち込み続ける主人公と職人達。
また『自分達が作ったものだから』と、この砲撃の日々に付き合った職人達だが、丹羽と同じく爆発と破壊に脳を焼かれたらしい。
この身分差の激しい時代に、圧倒的に上の大名の、それも城という象徴するものに、庶民である自分達が好き勝手するという爽快感もあったと思われる。
その快感は『1日1発じゃ物足りねえ!』と、彼らに木砲の改良に走らせ、耐久力を大いに向上させて、主人公から『3発までですよ』という妥協を勝ち取った。
そのせいで、ほぼハリボテの手加減した弾だったのにも関わらず、大河内城の屋根が落ちた。
それに巻き込まれて、大怪我をする北畠具教。
そんな心身ともに弱った具教に『差出人の名前は無いが、大変高貴な方からの手紙』を持ってきた、朝廷の使者として面会する主人公。
相変わらずの言いくるめスキルで、見事具教を説得。北畠家と若狭の2つが、これで片付いた。
そして仕事が終わるや、主人公はそのまま京へ戻る。普通に給料が出ているので、いちいち褒美をもらうという発想が無いのだ。
何を渡したらいいのか困っていた丹羽は、覚えていろと誓ったとか。
京で三好家の面々と相談したり、引き取って養育している二条昭実(9歳)に御所の修復工事を実行させるべく、堺の豪商らに根回しをしたり。
そうして春を、雪解けを待って越前へ。
将軍候補の、史実では足利義昭となった覚慶の暗殺のために。
和田是政という官吏は削り、覚慶と同じ、義輝の弟の周暠を確保して征夷大将軍にした上で、近江へ封じて影響力を無くす算段はつけた。
三好家を室町幕府の執権に。と、朝廷内の意見を誘導して成し遂げて、足利将軍家自体を、ある意味終わらせた。
それでもなお残る、武家の棟梁という影響力を完全に消すために。
細川藤孝を始め、幕臣たちの政治的運動も元から断つために。
それとなんか生かしといたら、鬱陶しいムーブしそうだから。
そしてノープランで越前へ乗り込み、普通に暗殺に成功する主人公。
さすがに独りでではなくて、手足となる甲賀衆と、ついでの職人達も一緒だったが、もはや手馴れたものである。
なお現地で協力者が2人できた。明智光秀と朝倉景鏡。どちらもレジェンドクラスの裏切り者である。
しかし今回は景鏡は無理もない面もあった。彼は朝倉一族の一門衆筆頭なんだが、覚慶と幕臣らを厄介者としか見ていなかったのだ。
というのも、彼らの要求って『朝倉家の力を使って、三好家と戦って、天下を勝ち取って、そして俺らに渡してくれ!』というものなので、うん。
しかも『見返りは名誉!』という割に合わないもので、しかも朝倉家は『先代あたりですでに一回やった事がある』という……
そりゃこっそり暗殺できるなら、それも外部の関係ない人らがやってくれるなら、密かに協力くらいするわな。
明智さんは、単に上から目線で扱いが悪かくてムカついていた所に、たまたま彼を見つけた主人公から声をかけられて話に乗っただけです。
朝倉家でもいい扱いではなかったらしく、三好家への転職という条件も後押しになったのかもしれません。
なお三好家に就職した彼の主な仕事は、主人公係 だ。がんばれ明智さん。
暗殺後も越前に居座って観光を満喫していたら、丹羽からの手紙が。
そこにはただ一言『言語道断に候』とだけあった。
あっ、これはなんでか全部バレてるわ。と悟った主人公、尾張へと事後報告へ赴く。
一切説明はしていなかったのに、事態を悟った丹羽も、説明無しの1文だけで理解した主人公も、どちらも相手を理解していると言えるだろう。
いい上司と部下かなー? いや、いい上司と部下は、もっとちゃんと連絡や報告や相談するよなー。
何事も無く尾張へと到着。
丹羽には普通に説教されて、ついでとばかりに今までロクに顔も合わせた事のない、結婚を機に急に明かされた父親と会って来い、と送り出される。
その父親の林秀貞は、今は織田家と徳川家の同盟の内容について話し合いと交渉の最中だった。
そういえば、そろそろ武田信玄が、対立して南の大宮城に篭ってる嫡男の義信を片付ける頃だな。
信玄の事だから、ついでに進撃してきて今川を滅ぼして領土を奪いそうだなあ。と思った主人公、家康に提案する。
『横合いから、武田本陣ごと信玄を吹き飛ばしませんか?』
もちろん、その場での思いつきである。当然、まだ丹羽には相談していないぞ。
さすがに家康にオッケーもらってから、一度相談に戻るけど。
それは引き返せなくなってからだから、事後報告じゃないかって? それはそう。
それから『前もって調略しておいた武田の幹部』という、すごく便利な存在を使い倒して、様々な情報を入手。
これは現在、家康の下で何でも屋の奉行職についている藤吉郎(秀吉)が、奥三河に出張した時についでに作っていたコネである。やはり秀吉も普通ではない。
そうして手に入れた、信玄の顔と、だいたいの侵攻ルートと、侵攻日時。
それらを元に、隠れて、しかも半包囲できる砲撃ポイントを設定。
手作りの望遠鏡も使って、信玄本人を確実に割り出して、狙いをつけ、そして一斉にブドウ弾が発射されて――――
戦国最強と謳われるまで甲斐武田家を引き上げた、武田信玄は亡くなった。
一応は戦場、というか戦場へ向かう途中、しかし敵国へ踏み込んでの移動中なので。
暗殺に近いけれども、暗殺ではない、はず。
成功した以上は、あとは逃げるだけ。
なぜ追撃ではなく逃げるのかと言えば、現場へは主人公と甲賀衆と職人達という、越前へ行った一行のみで来ていたからだ。
あれ、これやっぱり暗殺では…?
ともあれ逃げるのは現在地から南へ。村上水軍に依頼して船で運んでもらって、奇襲で駿府城を包囲している徳川軍の所まで。
なぜ尾張の船ではなくて、村上軍なのかといえば。
小早川隆景を乗せてきた安宅船を『いい船だな、よこせ!』と強奪に走った伊勢の海賊衆が反撃で壊滅したので、その穴を埋めるのに忙しいからだったりする。
徳川家には、そもそも有力な水軍がまだ無いし。
主人公らが南下。そして計画の成功か、失敗かを甲賀衆を伝令で走らせて、どちらにせよ知らせを受けた徳川軍が北上。
合流して、ともに武田軍の(信玄と側近以外ほぼ残っている)残党を叩く。という予定だった。
合流前に、東から北条軍出現。
主人公は全木砲を一発だけ撃たせると、1つだけ残して油をかけて燃やし、身を軽くして逃亡。
木砲なので重さは大砲の半分、150kgほど。しかもスキー板のついた作業台のようなものに乗せてあるので、5~6人で運べば小走りくらいの速度は出るのだ。
交代しながらなら、ある程度の長距離もいける。
そうやって逃げ込んだ、駿府城の北の城、江尻城。徳川軍との合流も、そこで成功した。
主人公はそこで1門だけの木砲をブラフに、いくつもの箱や丸太で強固な守りを演出する。
それで北条軍の足が止まったところで、すかさず使者を出して話し合いに持ち込んだ。
そうして始まった会談に出てきたのは、なんと北条家当主の、北条氏康。
今川氏真と、その嫁で実の娘の早川殿の命を救いたいという情。
それと今川家の領土の河東をもらうという実利。2つの大きな目的のために、当主自ら出陣してきたのだ。
そんな彼に『この木砲を使って、三好政権下での関東の管理人になってよ!』と、突然持ちかける主人公。
徳川の援軍に来た織田の人間が、いきなり三好の人間になって、ありえない条件でとんでもない物を渡そうとしてきて、氏康は大変に混乱した。
混乱しながらも、がんばって主人公の説明を受ける氏康を、家康は経験者ゆえの優しい目で見つめていた。
なお『木砲使って地方統一して管理人コース』は、徳川家にも適用される模様。
木砲装備の国境の城とか、誰も攻めたくないので、それがお互いに理解できていれば、戦は防げるのだ。
地方を大きな大名が纏めて、その大名同士の間に冷戦構造が成り立てば、とりあえず戦国時代は終わる。
しかも緊張状態は一応続くので、急激な軍縮で武士や兵士があふれて、治安がヤバい事になった史実よりは軟着陸できる、はず。
『まあ、それでも余ったら、東南アジアの日本人村を拡大して町や都市にまで育てるか、台湾とオーストラリアかアメリカに捨て、もとい移民かな』
などと主人公は雑に考えている。もちろんそんな権限は持っていないので、三好家の当主の長慶に丸投げだ。
採用されなくとも、それはそれで自分の責任じゃない。と無責任な考えもしている。
会談がまとまり、まとまり? まとまったかなあ。多分まとまったと思う。まとまったんじゃねぇかな。
ともあれ会談が終わって、ケンカしていた武田義信と今川氏真にタイマン張らせて。
更にそれを見世物にして、武田と今川と徳川と北条の兵らに謎の連帯感を作って、主人公らは尾張へと戻った。
主人公は『丹羽へ報告をして、怒られる』という一連のお約束を達成してから、浅井長政対策を始めた。
筋トレである。
あと弓矢の改造と、弓術の稽古。
元々強固にしていた弓をさらに強弓にしたら、弦を引くだけでも筋力が若干足らなくなったからだ。
弓矢も肉体も、いい感じに改造が進む中、京に置いていかれて退屈になった帰蝶が尾張までやってきた。
お供に三好康長と、明智光秀を連れて。
康長はともかく、光秀はこれが主人公係の始まりだった。ただし本人はまだ、その事を知らない。
知らぬが仏である。
京へ帰宅後の奥さんの機嫌をとるための、お土産のアドバイスを聞いている今の光秀には、まだ知るすべの無いことではあった。
エージェントやる夫の日常茶飯事 を推してみる。
ttps://yaruobook.net/?cat=80
アドレスはまとめサイト。
やる夫スレだが、面白いマーベル二次で完結しているというレアもの。全97話+後日譚19話。
マーベル二次は面白いものがたまに出てくるけど、だいたいエタる印象があるんだけど、どうだろう。
近未来日本。世界の危機とかないから!あったとしても対応する組織があるから!きみはそこのエージェントとして活躍するんだ!悪やラスボスはもういないから!と転生。
ヒーローとヴィランが最終決戦して、両方消えて数年。というところで、シールド日本支部に加入。させられる。
超人らがいなくなっても、マーベル世界なので色々事件はおきるのだ。
事件に巻き込まれて、うっかりエゲつない手で敵組織を壊滅させてしまったばっかりに…
安価スレなのだが、だいたい的確にヒドい手段が射抜かれる。
結果、極めて有能な危険人物として有事以外は入国禁止とか外国に認定されるような目に…… 終盤には石とかの関連で、ヒーローたちやヴィランたちが帰ってきちゃっていつものマーベル世界に無事復帰。いや、無事かこれ。
モンスター駆除業者の作者さんの作品。